失われた欠片   作:ガイアプロローグ

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あのボッチが遂に登場!…かもしれない?


第3話 正体を斬る!

その後ナイトレイドの皆はチェルシーとアカメ、ラバックが軽傷、その他の者は重症を負う者の死亡者は出なかった。スサノオはナイトレイドの皆をそれぞれの個室のベッドに寝かせ、見知らぬ男は現在不在であるタツミの部屋へ運んだそうだ。その後ナジェンダの部屋へスサノオは入った。3時間後、チェルシーは自分の部屋のベッドで目を覚ます。

 

チェルシー「ん…ここは…?」

 

そのままベッドから起き上がり周りを見渡した瞬間、頭痛がする。

 

チェルシー「うっ!…っ‼︎」

 

目の前に、神雑が立っているのが見えた。

 

神雑「君の記憶を…」

 

チェルシー「っ‼︎やめて!」

 

神雑は微笑みながら言う。

 

神雑「全て頂くよ」

 

チェルシー「やだっ‼︎来ないでよ!僕の前に出てこないでよ‼︎」

 

するとチェルシーが手を前に出した瞬間、黒い剣が出てきて、神雑をすり抜け、窓ガラスを割った。

 

パリーンッ!

 

チェルシー「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

神雑「…」

 

チェルシー「何…この黒いの」

 

チェルシーは自分の体から黒いオーラが湧き出ていることに少し戸惑った。だがしばらくすると、黒いオーラが消えて目の前にいた神雑は消えていった。それと同時に、部屋の扉からラバックが入ってきた。

 

ラバック「チェルシー!大丈夫か?」

 

するとチェルシーはラバックの方を向いて意外な言葉を口にする。

 

チェルシー「貴方は…誰なんですか?…チェルシーって何ですか?」

 

ラバック「おいおい、こんな時に何冗談言ってるんだよ」

 

ラバックは軽く言葉を返すが…

 

チェルシー「誰なんですか?…貴方は」

 

ラバック「…チェルシーさん?もしかして俺が来るの遅くて怒ってます?」

 

そう言っても…

 

チェルシー「誰なんですか?」

 

ラバック「(どうしたんだ…一体チェルシーに何が…まさか、記憶が無くなってるのか!でもどうしてなんだ?)」

 

ラバックが悩んでいる間に、チェルシーは鏡の前に置いてある帝具ガイアファンデーションに触れる。

 

チェルシー「何だろう…これ」

 

すると、頭がくらくらし始める。

 

チェルシー「うっ!…頭がっ!」

 

帝具から手を離す。

 

ラバック「まさか!…拒絶反応まで出てるとはな(自分の帝具なのに)」

 

扉からアカメが入ってくる。

 

アカメ「チェルシー!大丈夫か?」

 

チェルシー「っ‼︎」

 

またチェルシーの周りに黒いオーラが湧き出てくる。

 

アカメ「そっそれは⁉︎」

 

チェルシー「貴方は…誰?」

 

ラバック「アカメ…チェルシーはどうやら記憶を失っているみたいなんだ」

 

チェルシー「さっきからチェルシーって言ってますけど、一体誰なんですか⁉︎」

 

アカメ「まさか…自分の名前までわからないのか?」

 

チェルシー「僕の…名前?」

 

アカメ「僕?」

 

チェルシーはアカメに対して敵対するような視線で睨む。

 

アカメ「(あの後、一体何をされたんだかわからないが…ただ事ではない事は間違い無いな)」

 

ラバック「アカメちゃん、どうすんだ?」

 

アカメ「タツミの部屋にいる男をここに連れてきて欲しい、そいつにも聞きたい事がある」

 

ラバック「あ、あぁ…わかった!」

 

ラバックはそのままチェルシーの部屋を後にした。

 

チェルシー「お願い…あなたは誰なんですか?僕は何者なんですか?」

 

アカメ「そうだな…まずは自分自身の名前を知る必要があるな」

 

アカメは少し距離を縮めて椅子に座って、チェルシーの目の前に来て言う。

 

アカメ「チェルシー、それがお前の名前だ!」

 

チェルシー「ちぇるしー?僕のなま…え?」

 

アカメ「(名前まで曖昧な感じだと、記憶を元に戻すのに時間が大分かかるな)」

 

チェルシー「ぐっ!…うっ!」

 

また頭痛が始まる。

 

アカメ「チェルシー!」

 

チェルシー「痛いっ!助け…てぇ!」

 

目から自然と涙が出るほどの痛みが突然チェルシーを襲い始める。

 

アカメ「大丈夫…私が側にいるぞ!チェルシーの側にいるから安心していいんだよ」

 

アカメはそう言いながらチェルシーを抱き、チェルシーの頭を抑える。

 

チェルシー「うっ…うっ」

 

アカメ「チェルシー…大丈夫だよ」

 

アカメは優しくそう言う。それと同時に、頭の痛みが治り始める。

 

チェルシー「ごめんなさい…僕、見知らぬ人に迷惑を」

 

アカメ「いや…見知らぬ人って言うのはやめよう?」

 

チェルシー「え?」

 

アカメ「私はナイトレイドの一人、アカメだ」

 

チェルシー「ないとれいど?」

 

アカメ「それは…集団の名前だ!私の名前はアカメだ!」

 

チェルシー「アカ…メ…」

 

アカメ「(あいつがチェルシーの記憶を奪ったとしたら、早く捕らえないと元に戻らなくなるな)」

 

チェルシー「僕は…チェルシー…あなたは…アカメ?」

 

アカメ「少しずつ、戻るといいな…記憶」

 

チェルシー「はい…」

 

一方タツミの部屋では、タツミの部屋で寝ていた人物が起きていた。

 

???「ここは何処だ?夢でも俺は見ているのか?」

 

自分の頬を引っ張ってみる。

 

???「痛っ!マジかよ…確か俺は足を怪我して学校の保健室で休んでいたはずだが、こんな保健室では…いやここ保健室じゃないな!金持ちの住んでそうな部屋だな…多分」

 

部屋の扉が開く。

 

ラバック「入るぞ?」

 

???「えっ?誰すか?」

 

ラバック「何だ…もう起きてたのか」

 

???「突然で悪いが、ここは何処だ?夢か?」

 

ラバック「悪いが、現実だ」

 

???「マジすか」

 

ラバック「マジだ!それよりアカメちゃんがお前のことを呼んでたぜ!俺が案内するからついて来いよ」

 

???「アカメちゃん⁉︎誰ですかその人アイドル?…いやまずは互いを知る必要があると普通に思ったんだが」

 

ラバック「俺はラバックって言うんだ…まあ皆俺のことをラバって呼んでるからラバでいいぜ!っでお前の名前はなんて言うんだ?」

 

八幡「比企谷八幡だ」

 

ラバック「名前が長いなぁ」

 

八幡「普通はこんな感じじゃないのか?ラバックっていうのはフルネームか?」

 

ラバック「あぁ〜そうだぜ」

 

八幡「そうか」

 

八幡とラバックはそんな感じで話ながら、アカメとチェルシーの元に向かって行った。

 

アカメ「ラバック…馴染むのが早過ぎだ」

 

ラバック「いや〜八幡はどう見ても、俺らの敵ではないと思うんだよアカメ」

 

アカメ「…怪しいなぁ」

 

チェルシーは八幡とラバックが見えた瞬間、またあの黒いオーラが湧き出て来る。

 

チェルシー「誰‼︎その人!」

 

ラバック「やばいぞ八幡!チェルシーがお前のこと敵だと勘違いしてるぞ!」

 

八幡「えっ?何でだ?全く状況がわからんのだが」

 

アカメ「チェルシー!大丈夫だよ…私がこいつと話すだけだから」

 

チェルシー「アカメ…」

 

八幡「え〜と…アカメさん?」

 

アカメ「お前、何処で名前を知った?」

 

八幡「いや…ラバが言ってたから」

 

アカメは質問をする。

 

アカメ「お前、あいつ(神雑)の手下か?」

 

八幡「いやあいつって誰ですか?」

 

アカメ「…まさか知らないとか?」

 

八幡「いやだから誰ですか?あいつって言われても俺は気づいたら部屋にいただけなんだよ」

 

八幡の言葉や表情に偽りなどない。何故なら彼は普通の高校生であり、むしろ被害者の一人なのだからだ。

 

アカメ「本当にわからないのか?」

 

八幡「本当に何も知らん…てかここは何処だ?俺の夢の中ですか?」

 

アカメ「いや…どう見ても現実だぞ」

 

八幡「やっぱりそうか…(ラバと同じこと言われた)」

 

この頃、タツミはもう一つの世界で八幡のいた保健室で目を覚ましていた。




第4話タツミサイドを主にする予定です、今回は少し短い気が…
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