失われた欠片   作:ガイアプロローグ

43 / 46
第38話 少女を斬る!

アカ斬るサイド…

 

翌朝、タツミはブラートの墓の前で両手を合わせて拝んでいた。

 

タツミ「…」

 

ブラートの最期の言葉がタツミの中には残っていた。

 

(ブラート「後のことは…任せ…た…」)

 

 

そしてタツミは立ち上がり振り向くとそこにはマインがいた。

 

マイン「…タツミ」

 

タツミ「あぁ…今行く」

 

 

その一方、ナイトレイドのアジト内ではアカメとナジェンダが全員にそれぞれの状況を伝えていた。

 

ナジェンダ「アカメ、皆すまない…お前達がいない間に仲間を一人失ってしまう様な事をしてしまった…不甲斐ない」

 

アカメ「それは私が言うことだ…私が早く戻っていれば…」

 

そこに第三革命軍の一人のアリメナが頭を下げて言う。

 

アリメナ「申し訳ありません!私がもっと最善の治癒をしていれば救えた筈の命でした!」

 

そこに一人、辛口な言葉を放つ人物がいた。

 

???「傷の舐め合いをしている暇があるならさっさと次に備えることだなナジェンダ」

 

第三革命軍のリーダーのベルだった。

 

ナジェンダ「ベル…すまない」

 

アカメ「…」

 

ベル「それよりもナジェンダ、そのブラートから鉄人間の情報は得られたのか?」

 

するとアカメがベルに言う。

 

アカメ「あんた、少しもブラートに対しての情が無いのか?」

 

ベル「情…そんな物を抱く暇があるなら今は少しでも進歩する事を最優先にすることを考えろ」

 

アカメ「それは分かってる、だが!」

 

ベル「まだ分からないか?二度も言わせるな」

 

チェルシー「お願い!…喧嘩はやめて…」

 

アカメ「っ!」

 

チェルシーがアカメ達にそう言うと、ベルはチェルシーの方に近づく。

 

ベル「…」

 

チェルシー「…」

 

ベル「お前…その力を何処で手にした?」

 

全員「‼︎」

 

その言葉に全員が驚いた。チェルシーはベルの前では完全否定の能力を一度も使っていないのに…

 

チェルシー「…どうして知ってるんですか?」

 

セキザクラ「(ベルさん…一目見ただけで分かるなんて…)」

 

ベル「質問を質問で返すな、何処であいつと同じ能力を手にしたと聞いてる」

 

するとアカメが言う。

 

アカメ「その言い方、あんたなら知っていると思うがチェルシーに能力を与えた奴は無双神雑と言う奴だ」

 

その名前が出た瞬間、ベルを除く第三革命軍のメンバー全員が目を見開く。

 

ベル「…神雑…やはりそうか」

 

ベルが小さい声で言うがアカメは逃さずに問う。

 

アカメ「やはり?」

 

ベル「内に秘めらている力が似ているからそう思ったんだ…」

 

アカメ「…(こいつ、只者ではないな…見ただけであいつと同じ能力がある事を見破るくらいだ!もし敵だとしたら…今ここでナイトレイド全員が全力で戦っても返り討ちに遭うだけだ!)」

 

アカメは用心深くベルに対して分析をする。そしてアカメはベルに質問をする。

 

アカメ「あんたに一つ聞いていいか?」

 

ベル「死んだ仲間の事を引きずる質問は無しだ」

 

アカメ「違う!」

 

ベル「では何だ?」

 

アカメ「少し本題とズレるが、あんたはエスデスの事は知ってるのか?」

 

ナジェンダ「お、おいアカメっ!」

 

するとベルは止めようとするナジェンダに対して掌を見せて「別に構わん」と合図を出した。

 

ベル「エスデス…か、帝国に来て初めて会ったがあまり気にはならなかったな」

 

アカメ「気にならない?」

 

ベル「いや、眼中にないと言った方が正しいか…私達の標的ではないからな」

 

すると第三革命軍の一人がベルの背中に抱きついて来た。

 

???「ぎゅー❤︎」

 

ベル「っ?」

 

結衣&いろは「子供⁉︎」

 

結衣達がハモる。

 

八幡「(何今の超〜可愛い)」

 

八幡は内心で呟く。

 

雪乃「(…)」

 

雪乃は汗をかきながら見る。

 

ベル「今割り込む場面ではないだろ?空気を読んでくれ」

 

???「ベルちゃん、たまにはスマイルしないとみんな怖がっちゃうよ?」

 

その容姿はベルと瓜二つに見えるが表情が明るい小さな少女だった。

 

アカメ「妹か?」

 

ベル「いや違う…」

 

すると少女はアカメとチェルシーに挨拶する。

 

ローラズ「あっごめんね?私はベルちゃんの姉のゼクシィ・ローラズで〜す!」

 

アカメ「姉か…なるほど…え?」

 

第三以外「えぇぇぇ‼︎」

 

シェーレ「こんなに小さい子がですか⁉︎」

 

ローラズ「うん!」

 

いろは「背が妹さんと逆なのに⁉︎」

 

ローラズ「そうだよ〜」

 

ラバック「マインと同じ小学生なのに⁉︎」

 

ローラズ「ちょっとそれは幼すぎないかな〜」

 

全ての質問に対して無垢な笑顔で答えるローラズ。

 

義輝「これは侮れぬっ!」

 

八幡「(材木座は何処見てそう言ってるのかわからんが、この子にハグされたら俺は絶対立てなくなる自信があるな)」

 

すると八幡の横に腕を組んでジト目で雪乃が八幡を見て言う。

 

雪乃「比企谷君が良からぬ事を考えているのは一目で分かるわよ?」

 

八幡「ほっとけ、あと人の思考を探るのやめてね雪ノ内さん」

 

涼木「雪ノ下先輩ですよ比企谷先輩」

 

八幡「そこは空気を読んで聞き流してくれるかな?真面目君」

 

涼木「涼木です…」

 

八幡「(こいつはもう少し物腰柔らかくならないのかね…)」

 

 

 

そんな風な会話をしていると、タツミとマインが急いで戻って来た。

 

タツミ「みんな!大変だ!」

 

ナジェンダ「何があった?」

 

マイン「あの女がこっちに向かって来ているのよ!」

 

アカメ「あの女…」

 

 

タツミ「アカメっ!俺たちが昨日会った女のことだ!」

 

アカメ「…っ!まさかこんなに早く来るのか⁉︎」

 

ナジェンダ「どう言う事だ⁉︎」

 

アカメ「ナジェンダ、今は説明している暇がない…悪いが私は止めに行く!」

 

ナジェンダ「おいアカメ!」

 

セキザクラ「ベルさん!ナジェンダを抑えていて下さい!私も行きます!」

 

ベル「わかった」

 

するとベルはナジェンダを手を掴む。

 

ナジェンダ「おいベルっ!離せ!」

 

そしてセキザクラの他にもう一人アジトの外に出る者がいた。

 

???「俺も行かせてもらいますよ!」

 

ベル「行って来い」

 

沙希「なんか…凄い事になってるね…」

 

マヴァール「大丈夫だサッキー、アカメ達は簡単に死にはしないさ」

 

 

 

そしてアカメ達はアジトの外に出る。するとアジトの方に向かって歩いて来る昨日のフードを被った女の姿が見えた。

 

アカメ「…」

 

タツミ「…」

 

マイン「…」

 

セキザクラ「…」

 

???「…」

 

すると女はアカメ達の前に立ち止まる。

 

女「…」

 

マイン「こんなに早く来るなんて…何の用?」

 

マインはパンプキンを女に向ける。だが女は何も言わない。

 

アカメ「…(可笑しい…昨日会った時とは雰囲気が違う)」

 

アカメは警戒を高めながら刀を抜く準備をする。すると女が言う。

 

 

 

女「…コウケイシャ…ドコ?」

 

アカメ達「?」

 

女「コウケイシャハ?…」

 

マイン「何の事よ…後継者って」

 

女は以前とは違い、ガタゴトの様に言うだけだった。そして…

 

 

 

女「イナイナラ…マッサツスル!」

 

すると女がフードを脱ぎ捨てる。そして背中から黒いオーラが放たれたのだった。




次回、女の正体。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。