知識と魔法は使いよう   作:ミカンコーヒー

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この作品は駄文です。小説を書いてみたいと思い、思い切って大好きな東方で書いてみようという事でこうなりました。何番煎じだよって思っても温かい目で見守ってください。
駄文でも構わないという人は、ゆっくりしていってね!!!


0.プロローグ

「もしもさ、生まれ変わるとしたらお前はどんな世界に行ってみたい?」

 

「なんだよ、藪から棒に」

 

 とある昼下がり、学校が午前中で終わり、友人と一緒に帰りながら話していた。

 何故午前中で学校が終わっているかって? もう大学入試が終わったからに決まっているだろう。

 学校が午前中で終わったというのは、俺たちの用事が午前中で終わったから帰っているだけの話。

 それぞれ進学したいと思っている大学の入試も終わり、先日の合格発表で二人とも進学したい大学に無事に合格することができた。

 

「いやさ、もう高校生活が終わろうとしてるんだ。夢の一つや二つ話したくなるってもんじゃん。そこで俺は来世のライフプランを考えておこうと思ってな」

 

「いや、来世って...。話が飛びすぎだろ。まずは目先の事を考えろよ」

 

「そんなものは後回しだ。まだ考えなくていい」

 

 よくないだろ。こいつはなんでも都会のほうの有名大学に行くらしく、合格も決まった今、引っ越しやらなんやらで忙しいはず。

 こんな話をするあたりバカそうに思えるが、実は頭が良く少し教えると何でも出来てしまう。俗に言う天才肌というやつ。

 今回の大学入試も少し勉強したら受かったと。ちくせぅ...

 

 俺? 行きたい大学の偏差値が自分の偏差値よりも結構高く必死こいて勉強しましたよ。

 まあ、それは置いといて。こいつがいきなり言ってくる突拍子のない話は嫌いじゃない。”もし魔法がつかえたら”とか”100兆円あったらなにする”とか、よく話したものだ。

 

「で、お前はどんな世界に行ってみたいよ?」

 

 改めて聞かれてみると中々思いつかないものだ。もしもの出来事ならはよく想像するが、自分が死んだ後の事なんて考えたこともなかった。

 んー、なかなか思いつかない。昔から俺はパッと思いついたことはすぐに言えるが、深く考えると逆に何も思い浮かばなくなる。

 

 皆さんもないだろうか、考えれば考えるほどドツボに嵌り自分の考えがわからなくなり、段々と疑心暗鬼になるなんてことは。俺はある。

 

 早く答えろと友人が急かしてきうるさいので、さっさと答えるとしよう。

 

「あー、そうだな。やっぱり魔法がある世界がいいな。魔法が使えたら生活が便利そう。水道代とかガス代が結構浮きそうだな。あと空も飛んでみたいな。移動が便利そう」

 

「お前のそれは夢があるのかないのかわからんな......」

 

 えー、いいじゃん。魔法で水と火を出してお湯を作ったり、移動がてら遊覧飛行とか。夢が広がるじゃないか。夢がある+生活が便利になる、ほら最高じゃあないか。

 

「他に何かないのか?」

 

「んー。あとは、長生きしてみたいな。500年くらい」

 

「ほう、また何でそんなに長生きしたいんだ?」

 

「人間の寿命って100年くらい生きたらいいほうじゃん。でも俺は、時代が移り変わっていくところを見てみたい訳よ。人の思想の変化や、生活を豊かにするための技術の開発、あとは自然も常に一緒って事もないだろうからそこらへんのやつも、100年くらいじゃあ大きな変化はないなと思って。もっとこう、一世紀ごとに見てみたい訳ですよ」

 

「なるほどな。でも、500年生きると言ってもまだ数十年しか生きていない俺達には、想像も出来ん事だけどな」

 

「ですよねー」

 

 会話も途切れ、ふと空を見上げた。雲はなく青い空がどこまでも続く気持ちの良い冬晴れの空。何も考えずにあの空の彼方まで飛んで行ってみたい。

 こんな事を考えているあたり俺も人の事を言えないなぁ、と一人苦笑した。もしもの話云々ではなく、これからの事を精一杯頑張ろうと密かに思う。

 時折吹く冷たい風を頬に感じながら、しょうもない話に花を咲かせたりと、二人で駄弁りながら帰っていた。

 

 

 

 

 気が付くと交差点に差し掛かっていた。誰かと話しながら歩いていると、長い道のりでも短く感じてしまう。俺はこのまま直進し横断歩道を渡り、友人は横断歩道を渡らず右に曲がる。

 タイミング良く信号は青だった。丁度良いこのまま渡ってしまおう。

 

「じゃあな」

 

「おう、また明日」

 

 俺は横断歩道を渡る途中、死んだらどうなるんだろうなどと先の友人との会話を思い出しながら思い耽っていた。

 眠るように意識が無くなって、俺という存在は泡沫の如く消えてしまうのか。それとも本当に天国やらしごくが存在してるのか。

 想像し始めたらキリが無い。

 

「・・いっ・・! ・・・く・・・げろ!」

 

 何やら周りが騒がしい。この声は友人のものだ。後ろから何か叫んでいるようだ。

 何か言っているが思考の海に耽っていた俺は何一つ聞いていなかった。

 

 取り敢えず友人の方に振り返ろうとすると、なんとすぐ傍までまでトラックが迫っている。

 え、なんで? いきなりのことで思考が停止する。信号が青だから安全という先入観からか周囲への注意を散漫にしすぎていた。

 昔”人間いつ何が起こるかわからない”とどこかで聞いたことがあるが、まさか身をもって実感するとは。

 これが走馬灯ってやつなのか、周りの出来事がとても遅く見える。思考速度も速くなっているのか知らないが、色々な事が思い浮かぶ。

 

 ちくしょう...... 何で俺なんだよっ......?!

 こういう事担当はラノベの主人公だろっ!?

 

「あっ...」

 

 とっさに出た言葉はそんな情けないもので

 次の瞬間、今まで感じたことのない衝撃が全身を襲い

 俺の意識は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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