多分想像出来てる人いるかもだけど
どうぞ!
少年はふと目を覚ました。
体全体が凄く痛い。痛すぎて麻痺している。
腕1本動かすことが出来ない。
(崖から落ちて…ああ死ぬんだな。母様、父様、先に逝く親不孝をどうか許して下さい)
そう思って目を瞑ろうとした。
その時、いきなり目の前が光り始めた。
そしてその光がいきなり声を発した。
「おい、坊主。生きてるか?」
「ぎ、ギリギリね…」
声を出すのも精一杯だが、振り絞って声を出した。
「ホントはオレの魔術で治したいところだが、あいにくマスターがおらず、魔術を使うだけの魔力もオレには残っちゃいねぇ。だが一つ聞きたい。坊主、生きてぇか?」
「い、生きたい。」
喉から血が出る。答えるのも痛くてしたくない。それでもそう答えようと思った。
「そうか、その言葉、受け取ったぜ。」
するとその光は少年の中に入っていく。
それと同時に傷が治っていく。
その奇妙な光景を見て、また気を失った。
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どれくらい経っただろうか。目を開けると
崖の下に仰向けで倒れていた。
(夢で無かったのか?)
そう思ってると自分が蒼い鎧を着ている
事に気付いた。そして、横には手紙らしき
物が落ちていた。
ーー多分坊主は自分の状態が理解出来てねぇと思うから何をしたかここに書いておくぜ。簡単にいうと俺がお前と合体したって言えば良いな。ーー
余計意味不明だ。合体?この鎧はそのせいか?
そう思っていると頭の中に情報が流れてきた。
槍の事やルーン魔術について。しかしその槍の名前が全く分からない。分からなくて当然だが、何故か分からないと言えないという衝動に駆られる。
まあそれは置いといて、まずは村に戻ろうと考えた。
しかし、この鎧は目立ってしまう。消えないか?と思った時にいつの間にか普通の服に戻っていた。じゃあ今度は、と鎧をイメージすると風が突然吹き出し、服が鎧に変わった。もしかして槍も?と思い、出すイメージをする。するといつの間にか右手に真紅の槍が握られていた。初めて槍を触るが、何だか懐かしいような、慣れているような感覚がした為、振るってみると自分でもびっくりするほど上手く扱えた。おお!って思い、次はルーン魔術を使ってみる。スラスラとルーン文字がが書ける。
「アンサス!」
するとその魔術が当たった崖の側面が大きく破壊された。そしてフライを使って崖を登り、村へ帰る。
そうして村に帰った後、村長に村を出ることを伝えた。
「何故じゃ?何故村を出る?」
「俺は自分の命一つ守れなかった。だから旅をして何かを掴みたい。」
確かに力はあの時貰った。だけど力だけではダメな時が来る。作戦を立てたり、または作戦を見破ったり。それを全く出来無ければ力があっても負ける可能性がある。
「そうか、両親にはワシから言っておこう。しかし、そうと言ったからにはその何かが分かるまで村には入れんぞ。」
「ありがとう。いつか1人前になってまた戻ってくるよ。」
こうして少年、アギルは旅に出ることとなった。
この時アギル10歳。ここからアギルの旅が始まる。
ホントはこの時点で召喚されようと
思ったけれども何となく辞めて、
旅に出して見ました〜