蒼き槍兵の力を持つ少年(凍結)   作:伝説の落ち武者

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頭の中で想像を繰り広げるのが
楽しくて、そうしてたら手が止まってた…


ではどうぞ!



金色の龍②

そして2日間が過ぎ…

「バーシンダル伯爵のおなーりー!」

村の入口の方からバーシンダル伯爵と騎士達が歩いてくる。数はそこまで多くないが当然か。龍一匹に騎士を多く持っていく筈無いだろう。

「ここかな?件の村は?」

「そうであります。」

「ところで、我が討伐隊に参加したいっていう人がいるって聞いたんだが?」

「それはあちらの方であります!」

そう言って村長がアギルの方を指さす。

「君みたいな子供が?杖は持っているからメイジの様だが戦闘経験はあるのか?」

「石槌のマールと戦った事があります。」

「何と!君が噂の旋風とやらか?」

(噂?1人の平民がそんなに噂になるか?)

「風のトライアングルと聞いている。更にあのマールを捕まえたんだ。確かに討伐隊の足を引っ張ることは無いだろう。しかし、危なくなったらすぐに逃げるんだぞ。ここはゲルマニア!平民でも貴族になれる、そんな国。君みたいな若い芽が摘まれてしまうのは惜しいからな。」

「そんな事態にならない事を願っております。」

そんなことを言いながら内心では…

(幸運低いからそんな事態になりそうだな…)

と溜息をはいていた。

「ではいざ龍の討伐に向かおうではないか!」

 

 

森の中を討伐隊が歩き続ける。

「気配どころか鳴き声すらしないぞ。」

(確かに木が揺れる音とかしてもいい筈だ。)

「ここで一旦休憩を入れる!装備の確認をしとけよ!メイジは杖の確認を怠るなよ!」

討伐隊が休憩を始める。だが皆全く気を緩めていない。いつ襲ってきてもすぐに戦えるようにしている。

(これが精鋭達…いや、皆もこの不自然な状況を不思議に思っている。いや、不安を持っているのか。)

そう思ってると、

 

バシ!!!

 

皆音の出た方を凝視する。そこには1人の騎士が倒れていた。

「敵襲だ!」

誰かが言う。シーンとしている。その静寂が逆に恐ろしく不安を煽っている。

(まさか、メイジの奇襲か?ならばその龍は使い魔って所か…)

「全員1箇所に集まれ!いつでも迎撃出来るようにしろ!」

バーシンダル伯爵が指示を飛ばす。

(その選択肢は間違えだ!)

「ダメだ!1箇所に集まるな!」

俺がそういった時には遅かった。何処からか雷が飛んで来る。騎士の1人がその雷に当たってしまう。そして近くにいた騎士達やバーシンダル伯爵はその雷で感電していまう。

(状況は最悪だ…戦えるのは俺1人…)

心の中で悪態をつく。すぐに俺は鎧を出す。そして騎士の1人が持っていた槍を借り、そこにルーンを刻む。

(先程の魔法、あれはライトニング・クラウド!)

つまり相手はスクウェアクラスっていう事だ。

「へぇーなかなか上手くやるじゃないか。」

声のした方を見ると行きにあった金髪の女性がいた。

「お前が龍の持ち主か?」

(なるほど、旅人たちを訪れないようにしていたのはメイジなどを村に入れないためか。)

そう言うと女性は笑い始めた。

「確かに君は頭の回転などがいい。だけど、今回はその考察は間違えだよ。」

それだけ言うといきなり女性から雷が飛んで来る。そう、杖も持たずに。杖を用意してなかったと油断していたアギルはギリギリ回避出来た。

「なかなか早いじゃないか。ならば本気を見せよう!」

そう言うと眩い光が目を覆う。

視界が開けた先には女性がおらず金色の龍が一匹そこにたたずんでいた。

 

 




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