いや、これまでが短くかったのか?
まあその事はは置いといて…
どうぞ!
ルラーと話しているとまだバーシンダル伯爵達が倒れている事をふと思い出した。
「どうしよう…」
「いきなり何だい?」
「もしバーシンダル伯爵らが起きあがってこの状況を見たら何か勘違いされるかもしれない。」
「確かに。だったら人に変身すればいいかな?」
「それも怪しまれる。何か別のものに変身できないか?」
「基本的に何でも変身しようと思えば出来るけど…。!そうだ。槍に変身すればいい。そうすればインテリジェンス・ソード、いや、インテリジェンス・ランスと思われるしね。丁度アギルが最初使っていた槍もボロボロになっちゃったしさ。」
「それをやった本人が言うなよ。まあそれでいいか。」
それだけ話すとルラーの体が光り出す。そして光が収まった時に目の前には金色の槍があった。アギルはそれを手に持つと背中にかける。
「これから長い間宜しくな、ルラー。」
(こちらこそよろしくアギル。)
独り言のつもりで呟いた声に返す様にいきなり頭の中で聞こえたルラーの声に驚く。
(どうしたんだい?)
「何で頭の中に声が聞こえるんだ?」
(それは多分契約した時に出来たルーンが原因だと思うよ。念話っていう意味だった気がする。ほら、アギルも頭の中で強く思ってみて。)
(こんな感じか?ていうかルーン読めるのか?)
(私が何年生きてきたと思ってるの?300年は余裕で越してるんだからね。)
頭の中でそう話しているとバーシンダル伯爵が目を覚ました。
「うーん…私はどうして…」
「伯爵様、貴方が風のスクウェアだと思われるメイジに気絶させられた後、俺がそのメイジとやり合い、しかし捕まえる事が出来ず龍に乗って逃げられてしまいました。」
「そうか。しかしスクウェアのメイジとやり合って、命があっただけでそれは良しとしよう。」
とっさに思い付いた事だが信じてくれた。そうしていると周りに倒れていた騎士達も目を覚まし出す。
「諸君、メイジとその使い魔と思われる噂の龍は逃げて行ったらしい。これにて任務を終了するぞ。」
騎士達は最初は疑問を持っているような顔をしていたが自らが仕える主君の言葉を信じないわけにはいかない。
そうして来た道を戻りはじめた。
「バーシンダル伯爵万歳!」
村では龍を追い払ってくれたらバーシンダル伯爵を讃える声がしている。そんな中をアギルは歩いていた。
「おや?村をもう出ていくのかい?何でも話によれば龍を実際に追い払ったのは君らしいじゃないか。」
「実は向わないといけない場所があるんで…」
勿論行かないといけない場所とはヴィンドボナの事だ。ここからまだヴィンドボナまで距離がある。といってもシュバリエに任命される日はまだ先なのだが早めに着いておいて損は無い。
「そうか、そりゃあ大変だな!ではさらばだな!」
そう言われるとアギルは村を出ていった。
そして人目のつかない所にやって来る。そして槍を持ち、前に置く。
(ルラー、龍に戻ってくれ。ヴィンドボナの近くまで飛んで欲しい。)
(了解したよ、アギル。)
そうすると槍が光り始め龍の姿になる。そしてルラーの背中に乗り飛んでいった。
アギルが空の旅をしていた頃のヴィンドボナでは…
「閣下、例の少年ですが。次は龍退治をバーシンダル伯爵と共にし、更には最後は1人で退治してみせたそうです。」
「そうか、やはり見込んだとおりか。」
「私には只のトライアングルには思えません。何か隠している可能性が高いと思われます。」
「その隠しているものが何であれゲルマニアの為になるのならばいい。」
それだけ言うとアルブレヒト3世は笑い始める。何か面白い事が起きる事を想像して。
いかがでしたか?
出来るだけ早く更新できるよう
頑張ります!