卒業しました。
春休みなメガネです。
•••え?
休みならもっと速く書け?
ちょっとなにいってるかわかんないです。
「す、すっげえ•••」
「これが魔法か?!おいマジか、前演習でみたF2の爆撃よりすげえぞ!」
俺とカズマは立ち上がり、謎の感動を得ていた。
これぞ冒険。
これぞ異世界。
これこそ求めていた、自分達が見たかった戦闘だ。
「にしてもすげえ威力だったなぁ。カエル、消し炭になってんじゃねーの?」
そう言いながら、双眼鏡で爆心地を見る。
地面は大きく削り取られ、すり鉢の様になっている。
その中心の辺りなど、土が熱で溶けて、溶岩のように赤く光っていた。
見ただけで、すさまじい威力なのがわかる。
しかし、三月•••自衛官として、兵士として見れば、あれはあまり良い魔法では無い。
オーバーキル過ぎる。
おそらくあの威力だと、魔力の消費は、尋常じゃないだろう。
なのに、倒したのはカエル2匹。
これでは割に合わない。
小銃弾で倒せる兵士二人に、絨毯爆撃するようなものだ。
何かと合理性が求められる、三月の知る戦場では、あり得ない事だ。
まあ、ここは異世界なので当然なのかもしれないが。
しかし、さっきめぐみんが言っていた、「人類最強の攻撃魔法」というのは、間違いではなさそうだ。
そして、あの威力。おそらく最上位の魔法だ。と、言うことは、別の強力な魔法も使いこなせるのだろう。
•••なんだ。凄まじく良い人材じゃないか。何で俺達の駆け出しパーティーに来たんだろう。
そんな事を考えていた三月は、カズマに肩を叩かれて、やっとこちらに戻ってきた。
「悪い、考え事してた。」
「いや、別にそれは良い。それはいいから、アレ。」
カズマが指指した方向を見る。するとそこには、倒れためぐみんを捕食する、カエルが居た。
「って、何やってんだお前ーっ!」
「魔力が尽きて動けません•••助けて下さい•••」
「ああもう!じゃあなんでそんな魔法使ったんだ!」
「今、爆裂魔法をバカにしました?怒りますよ?キレますよ?街にもどったら大声でお巡りさんに、「あの人に犯されました」って叫びますよ?しかも人通りが多い場所で。」
「別に魔法はバカにしてねーよ!どちらかというと、後先考えずにその魔法を使ったお前をバカにしてるよ!」
「ならいいです。よかった~。やっと出来た仲間を消し飛ばす所でした!」
いやいいのかよ。お前、今バカにされたんだよ?
しかも消し飛ばすってなんだよ。本当に消し飛ばされそうで怖いな。
•••まあ何はともあれ、こんな優秀な人材を逃すのは勿体ない。
さっさと助けてしまおう。
「カズマ、アクアよろしく。」
「おうよ。」
「ふう。ジェネレートスモールアーム。」
俺は、M24対人狙撃銃を精製。弾を確認すると、片膝を着き、発砲。そしてボルトを引き、廃莢と次弾装填をし、また発砲。
二発の7,62mm弾は、カエルの口の筋肉を直撃し、貫通。
支える物がなくなった口が開き、めぐみんが滑り落ちてきた。例によってヌルヌルだが。
俺はもう一度コッキングし、発砲。
こんどは、眉間を撃ち抜き、カエルを倒す。
若干のブランクがあったにも関わらず、鍛え抜かれた狙撃の腕は健在だ。
まあ、距離が近いから、あまりすごい事ではないのだが。
精製した狙撃銃を消すと、89式小銃を背負う。
••••あ、
(そういや、銃剣、無くしちまったな。)
銃剣は、さっきカエルに突き刺したあと放棄してしまった。何処かに落ちているかもしれないが、爆裂魔法に巻き込まれた可能性もある。捜索は難しい。
普通、こうなると普通の人間等は、諦めるのだが、三月はそうはいかない。
彼は自衛官である。
薬莢一本でも無くしたら大惨事になり、一斉捜索を行うような自衛隊に居たのだ。
そういった、「なくし物」、「落とし物」には、少々過敏だ。
探そうとおもっていると、泣いたアクアを連れてきたカズマが戻ってきて、俺に銃剣を手渡す。
「落ちてたぞ。」
「サンキュー。にしてもこれ、良く見つけたな。」
「俺、運が良いらしいからな。•••じゃ、帰ろうぜ。」
「おう。」
•••待てよ、動けないめぐみんはどうするんだ?
(結局、三月がおぶって帰りました。)
三月ってカズマより三つ位年上なんですよね。
•••まあアクアはもっと年上なんだろうけど。