学校にも少し慣れた日の授業、俺はやや、ピンチだった。
優(体育のペアが決まらない。さて、どうするか。)
現在、俺は体育のペアが決まっていない状態だ。体育ではバスケをするのだが、パス練習をするときの相手を決める必要があり、そのペアが決まっていなかった。別にクラスの人と仲が悪いとかそういうのではない。単純にいないだけだ。
優(このまま、ペアが決まらないのはさすがにまずいし、だれかに声をかけて組んでもらうか。)
と、思っていると、
???「ねぇ、ペアが決まってないなら、良ければ組んでくれないかな。」
と声がしたのでその方向に向くと、一人の男子がいた。
優「もちろん良いよ、ペアが組めなくて困っていたところだから。えっと、確か、奥島碧人君だよね?」
碧人「うん、そうだよ。よろしくね。二宮君。」
優「よろしく。俺のことは優でいいよ。」
碧人「僕も碧人でいいよ。」
優「改めてよろしく、碧人。」
碧人「こちらこそ。」
こうしてようやくペアを組むことができた。
昼休み、屋上へと向かおうとしていた。
南西高校は屋上に大きな柵があるため基本的にだれでも自由に行き来ができるようになってはいるが、滅多に人が来ないため俺はそこでお昼を食べることにしている。屋上に行くことに関しても、先生に許可をもらっているので問題はない。今日もいつものようにと思っていたとき、
優華「お~い、二宮君!」
小野さんに声をかけられた。お昼時、いつもはあまり声をかけてこないので少し珍しいと感じる。
優「どうしたの?小野さん」
優華「一緒にお昼ご飯食べない?」
何となく想像していたことではあった。
優(断るのは無粋か、いやしかし)
碧人「ねぇ、優。お昼、一緒に食べない?」
優「(これは断り切れないか。)分かった。三人で食べようか。」
さすがに二人に声かけられる断りにくいので諦めるようにして誘いを受けた。
優華「良いの!?やった!!」
碧人「じゃあ、どこで食べる?」
陽花里「優華、席をくっつけてたべたら?」
碧人「そうだね、席を近づけて食べようか。」
4人「「「「いただきます。」」」」
優華「そういえば、奥島君って、二宮君と仲良かったの?」
まぁ、今日まで誰かと一緒に食べたりしてなかったからそう思われても仕方ない。
碧人「今日の体育でペアを組んでからいろいろと話をして仲良くなったんだ。」
実際、そうではあるのだが俺はまだ碧人のことを完全に信用しているわけではない。適切な距離をとっているだけ。碧人がそう言うと小野さんが
優華「そうなんだ!どんな話したの?」
優「趣味とかかな。あとは、よく読む本とか。」
陽花里「どんな本なの?少し興味があるわ。」
碧人「推理小説だよ。」
優華「うっ、読んでみようかと思ったけど難しそうだなぁ~」
陽花里「優華、頭を使うこと苦手だものね。」
優華「そ、そんなことないよ!」
にぎやかなお昼休みだけど、こういうのも悪くない。不思議と理由は分からないがいつもよりもほんの少しだけ食べるものがおいしく感じた。
相変わらず、うまくかけてないですね(笑)
それでも読んでいただきありがとうございます。
また次回。