変わりゆくモノ   作:第6形態

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こんにちは。今回はホワイトデーネタを投稿しました。番外編は本編とは少し違うのでIfストーリーとして捉えてもらうとうれしいです。


番外編 ある日のホワイトデー

いつも通りに起きた俺は学校へ行く準備をしていた。いつもと違うのは荷物が少し増えているくらい。今日はホワイトデーだからである。

 

優(ちゃんと数もそろっているし大丈夫だろう。それに、)

と、俺は一つだけ違うラッピングがしてあるものを見た。これはある人にあげるものだ。

 

優(喜んでくれると良いんだけど。)

柄にもなく不安に思っているとき、おはようと葵に声をかけられた。

 

優「おはよう、葵。あっ、そうだ。」

 

葵「どしたの?」

 

優「これあげる。」

と言って俺は可愛らしい包みを渡した。中には葵がほしがっていた髪留めが入っている。

 

葵「えっ!ありがとう!しかも私がほしかった髪留めだ!」

 

優「喜んでもらえて何より。」

 

葵「お兄ちゃん、つけて!」

 

優「良いよ。」

そして俺は葵に髪留めをつけてあげた。

 

葵「似合う?」

 

優「よく似合ってるよ。」

 

葵「さすが、お兄ちゃん!それはそうと、その箱は何?」

 

優「これは、その、」

 

葵「言わなくても分かるよ、お返しでしょ?」

優「ああ、そうだ。」

 

葵「ちゃんと渡してあげなよ」

 

優「ああ、わかってるさ。」

そんな会話をして俺たちは家を出た。

 

 

 

教室に入った俺は早速、お返しをと思い、クラスの女子の一人に声をかけた。

 

優「おはよう。」

 

女子A「っ!おはよう二宮君!」

 

優「おはよう、良かったらこれ。いらなかったら捨ててもいいから。」

と俺はクッキーが入った袋を渡す。

 

女子A「えっ!これ手作り!?」

 

優「そうだけど。やっぱり変かな?」

 

女子A「そんなことないよ!ありがとう!」

喜んでもらえてうれしいよ、と返した俺はもらった人全員にクッキーを渡した。

 

優華「おはよう!二宮君!」

 

陽花里「おはよう。」

 

優「二人とも。はいこれ。」

 

優華「??あっ!なるほど、ありがとう!」

 

陽花里「私がもらってもいいのかしら?」

 

優「大丈夫だよ。」

陽花里「そう、ありがとう。」

 

優(これでとりあえず、全員に返せた。あとは、)

カバンの中にあるきれいなラッピングをいつ渡そうかと思った。

 

 

 

結局、放課後になってもまだ渡せてなかった。

 

優(俺ってこんなヘタレだったんだ。でもいうなら今だよな。)

そう思い、小野さんに声をかけた。

 

優華「どうしたの?」

 

優「実はさ、ちょっと話したいことがあるから一緒に帰らない?」

 

優華「うん!良いよ!じゃあ、ひかりちゃんも誘おうよ」

 

優「いや、小野さんに相談があって。宮村さんには聞かれたくないなと。」

 

優華「そうなんだ!じゃあ、一緒に帰ろう!」

 

優「うん、そうだね。」

 

 

しばらく歩いて小野さんの家の近くの公園にきたとき、俺は小野さんに声をかけた。

 

優「ごめんね、急に公園行こうなんて言って。」

 

優華「ううん、大丈夫だよ!その話って?」

 

優「あの、これを渡したくて。」

と言い、きれいなラッピングの箱を渡した。

 

優華「これって?」

 

優「開けてみてほしいんだ。」

と言うと、小野さんは分かった!といい、きれいに箱をあけた。

 

優華「うわぁ!これすごくきれい!!」

 

優「どうかな?朝とは別のお返しなんだけど。」

 

優華「すっごくうれしいよ!ありがとう!二宮君!」

 

優「小野さん、俺は君のことが――」

こうして俺のホワイトデーは幕を閉じた。

 




本編でもこういう話書いてみたいですね
読んでいただきありがとうございました。
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