―Side 優―
優「おはよう、碧人。」
碧人「おはよう、優。」
優「今日から放課後に勉強会するんだけど、碧人をどう?」
碧人「うん、僕も参加するよ。」
優「了解。放課後、図書室に。」
碧人「分かった。そういえば、優。」
優「どうしたの?」
碧人「優、僕の連絡先知らないよね?良ければ交換しない?」
と、言われたので交換をした。
放課後
優「着いたけど、いるのは俺たちだけみたいだね。」
碧人「そうだね、とりあえず、僕たちだけでも先にしておこうか。」
優「そうだね、えっと席は、」
優華「お~い、二宮君。」
優「小野さん、宮村さんも。」
陽花里「ごめんなさいね。遅れてしまったわ。」
碧人「気にしないで。僕たちも今来たばかりだから。」
優「とりあえず、席に座ろうか。」
そう言って、みんなで席に座った。
しばらく勉強していると、宮村さんに声をかけられた。なんでも小野さんに英語を教えてほしいと言われたが宮村さんもそこまで得意なわけではなく、俺に声をかけたらしい。
優「それは構わないけど、俺もうまく教えられるか微妙なんだけど。」
陽花里「大丈夫よ。」
何をもって大丈夫なのか聞きたかったが、「勉強会をする理由はみんなで教えあうことでしょ?」と言われ、それに納得してしまったので小野さんに教えることにした。
優「小野さん、よろしくね。」
優華「うん!よろしくね!(近くなった///緊張するよぉ///)」
優「じゃあ、まずここなんだけど...」
そうこうしてるうちに時間が経ち、下校時間が近づいてきた。
優「とりあえず、ここの範囲はこんな感じで解けば大丈夫だと思うよ。」
優華「うん!ありがとう!すごく分かりやすかった!」
優「それなら良かったよ。」
陽花里「ねえ。皆が良いなら一つ提案があるのだけど。」
何?と尋ねてみると、皆で休日も勉強会をしたいという提案だった。
優華「うん!良いよ!」
碧人「僕も構わないけど。」
正直言うと休日にまでクラスメイトと関わりは持ちたくなかった。関わりを持ったことで悲しんだ、苦しんだ。だが、それでも俺は「良いよ。」と答えてしまった。
優「ただいま。」
葵「お帰り~、お兄ちゃん」
優「葵。今度の土曜日、家で勉強会をすることになったから。」
と、告げると葵は信じられないといった顔をしていた。だが、それは一瞬ですぐに笑顔に変わった。
葵「お友達を誘ったの?」
優「違うよ。ただの“クラスメイト”だよ。」
あくまで、クラスメイトであると伝えた。そのとき葵は悲しそうとも怒っているともとれる顔をしていた。そして、
葵「お兄ちゃん、私は何があってもお兄ちゃんの味方だよ。でもね、そんな冷めた様なこと言うのは「分かっているよ、ただ俺が友達とまだ思えていないだけだから。」それならいいけど...。」
そういう葵の顔はつい先ほどまでとは違い僅かに涙を浮かべていた。
読んでいただきありがとうございました。