???「ーー君のこと、助けるわけないじゃん。もしかして本気にしてた?やめてよ、ただの冗談なのに。」
???「面白かったよ、--君の反応。でも、飽きた。」
???「--、お前の反応、すごかったよ。なんというかみじめすぎて笑える的な?あっ、もしかして友達だと思ってた?誰がお前みたいなやつを」
やめてくれ、俺が何したっていうんだ。やめてくれ、誰か止めてくれ。誰か、誰か
???「ーーー!はぁ、はぁ またこの夢か。」
朝、ときどき見るこの夢で目が覚めた俺は時計を見た。時計は5時半を指していた。
優「朝ごはんを作らないとだめだから、起きてしまうか。」
二宮家は両親と妹の葵との4人暮らしなのだが、両親は共働きで家には月一回帰れればいいほうで、基本帰って来ない。帰ってもすぐ仕事に戻る多忙さなので実質、この家は兄妹2人暮らしなのである。妹の方は掃除の方は得意なのだが、料理の方は出来ないので兄である俺が作っている。俺も妹も、寂しいとは思わず、仲良く過ごしている。妹である二宮葵は中学2年生になり、俺は4月から高校生になる。朝早く起きた俺は通い始める高校の真新しい制服に着替え、準備を整えたあと、朝ごはんを作り始めた。しばらくして、やや寝ぼけまなこの妹の葵が寝間着姿でリビングの方に顔をのぞかせた。
葵「お兄ちゃん、おはよう。」
優「おはよう、葵。朝ごはんはもう少ししたらできるから、その間に着替えておいで。」
葵「りょうかーい。あと、お兄ちゃん、今日部活で集まりがあるから帰るの少し遅くなる。」
優「分かった、夕飯は何が食べたい?」
葵「から揚げが食べたいかな。」
優「了解。鶏肉帰りに買うか。」
メモ帳に鶏肉と書き足し、朝ごはんを作り終えたとき、妹が戻ってきた。
優・葵「「いただきます。」」
葵「お兄ちゃん、今日から高校生だけど、緊張してる?(笑)」
優「少しだけね、でも特に何の変化もないだろう。」
葵「そうかな?あっ、でも勉強が難しくなるよ。」
優「それは中学でも学年があがればその分難しくなるのとあまり変わらないだろう?」
葵「それ言われると確かにそうかも。あっ、もうこんな時間!お兄ちゃん、ごちそうさまでした!いってきます!」
優「いってらっしゃい。気をつけてな。」
妹が家を出るのと同時に俺の方も朝ごはんを食べ終わり、今日から3年間通う高校へ登校する準備をし始めた。
優「入学初日から遅刻する訳にはいかないし、俺もそろそろ行くか。」
そう呟き、真新しいブレザーを着て家を出た。
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