GUNSLINGER STRATOS 終焉~THIE END~ 作:ユニ@カスリンガー
目の前に広がるのは赤い血、当然 自分の物だと思うが、しかし、これは隼人の物では無い。否、詳しく言うと、こっちの世界の隼人じゃない。
ハヤト「血が、何故!?」
もう1人のハヤトの手から血が出ている。傷口から察するにビーム兵装の武装に撃たれたのだった。
ハヤト「くっ 誰だ!」
額に向けられた銃は吹き飛び、目の前に居るもう1人の自分はとっさに方向を変えその先には1人の少年・・いや、青年がいた。
レミー「君か・・ 残念だけど、僕のために死んでよね」
ハヤト「先代か きついな ここは引こう」
レミー「逃がすか! これで終わりだよ」
レミーの両脇に構えられた銃が一斉に放たれる。
ハヤト「残念だけど今の僕には、これがある」
その瞬間、ハヤトの体をベールが覆う。『エリアシールド』である。全方位高防御力のシールドはあっという間に弾が切れ状態に追い込んだ。
ハヤト「どうやらセーフでしたね、それでは」
消え際に言うその言葉には確かに確信した何かがあった。
隼人「僕らの未来は譲らない!」
ハヤト「こっちもだ 絶対に」
そのままハヤトの体は歪みそのまま消えた。まるで何も無かったかのように転がっていた銃も付着した血も消えていた。銃で傷ついた壁は元の形に戻り、先ほどまで感じた違和感はいつの間にか無くなっていた。
レミー「なんだ帰ったのか つまらない」
ξ「レミー様ここでしたか! どうしたのですか?」
少し遅れて登場したのはξ988である。その手には物騒な事に『ホーミングレーザーガン』が掲げてあり、いつ何時も撃てるようにセーフティーが外されていた。
レミー「なんだそれは!? まさか僕が負けるとでも思っていたのか?」
ξ「私はレミー様の付き人ですゆえ」
レミー「ふん……帰るぞ」
ξ「はい」
まるでご褒美がもらえる子供のような表情と声で喜ぶξ。機械である事を忘れさせる程の感情はむしろ変な人間より人間らしい物がある。
隼人「あの、ありがとうございました」
レミー「おめでたい奴だな。そんな事言ってる暇あるなら、格闘術でも学んだらどうだ? 僕が来なければ死んでたよ」
ξ「コラ! だめです。そんな事言っては」
レミー「あーあー はいはい さっさと帰るぞ」
そのまま2人は空へと消えていった。
隼人「『死んだたよ』か、・・・・ 今の現象はなんだったんだ?」
Pi Pi Pi
隼人「電話? 誰からだ?」
そのモニターには『遥』の文字が記されていた。
遥「隼人 学校に来て! 計画が変わったの」
隼人「あぁ たぶんそうなると思ったよ」
未来を変える戦いの幕が明けた。これから、このモノクロの2つの世界で行われる虹色の戦争が始まったのである。
そして・・・・・・
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ハヤト「報告します。やはりフロンティアSの者はこちらの動きに気づいておりません」
???「そうか、わかった下がっていい」
ハヤト「・・・・・・ 今度こそは勝って見せます」
???「ふふふ いい報告を期待している」
2つの未来を揺るがす新たな戦いは不穏な空気を纏い動き出した。