オウガテイルになったんだが   作:腹ペコ

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お久しぶりです、意欲やら何やらが消えてしまっていました。
色々立て込んでいたのもありましたが....まぁ言い訳ですね

ゆっくり再開できればいいかなぁ...なんて思ってますので何卒よろしくお願いします。

2つほど前に1つ話を挿入しておりますので読んでいらっしゃらない方はよろしければどうぞ。


離散

遅かったと思った

 

入口を守るように倒れていた3体のオウガテイル。それを見た時思考は止まった。

フラフラと中に入る。

 

中には誰もいなかった。

 

そこでようやく気付いた。

 

 

他のヤツらはどこにいったんだ?

 

 自分たち用の入口は一つしかなく人間用の入口も瓦礫で塞がっている。なので別の入口から入ったということは有り得ないだろう。

 あの3体の体がまだ霧散していないことからそう時間も経っていない。であればまだ中にも....その...やられた姿があるはずだ。つまりどこか別の場所に避難したかまだ逃げているということになる。

 そういえば留守番組も3体だけじゃなくもう2、3体いたはずだ。そいつらも逃げたのか?

 

A班長がまた別に指示を出したのか?

 

 それはそれで好ましい事ではあるがしっかり連絡を...いや自分が出たのが悪いか。

 取り敢えず家から出て近くで隠れていよう。しばらくして誰も戻ってこなかったら待たせてるヤツらに合流しよう。その後は.....その時考えよう。

 

 

 

 

 

○○○○○○○○

 

 

 何とか家までたどり着いた。班はバラバラで俺1人だ。他のヤツらも着いているといいんだが。

 

「ボスだ!ボスを呼んでくれ!」

 

 入口の仲間に頼む。後はボスに任せよう。ボスだったら何とかしてくれる。任された班をバラバラにしてその上でボスに頼る。

 それはボスの期待を裏切ることに他ならないが頼らない方がもっと大変なことになる。

 

「ボスは今外回りをしてるぞ?」

 

 返ってきた答えに俺は焦る。とにかくボスの指示を仰がなくては。

 

「ボスがどこに行ったか分かるか!?」

 

「何となくの方向なら.....」

 

そこで1人A班の仲間が戻ってきた。丁度いいコイツに任せよう。事情を説明する時間も惜しい。

 

「おい!ボスにゴッドイーターが来たと伝えてくれ!」

 

「分かった!ボスはどこだ?」

 

「方向はどっちだ!」

 

「あっちの方だ!」

 

「よし!頼んだぞ!」

 

「了解だ!」

 

よし.....後はボスが来るのを待つだけだ。その間に他の仲間も集めておこう。

 

 

 

 

 

 

1体2体と続々と集まるA班の仲間。俺たちとは別に狩りに出ていたB班も戻ってくる。

入りきらないので半分近くは俺を含め外に出した。

 

 

「どうしたんだ?」

 

「ゴッドイーターが現れた」

 

「よくあることだろ?」

 

「俺たちを探して襲ってくるんだよ」

 

「なるほどな...」

 

 

 B班長ことコンゴウテイル。ボスが言うには俺たちやボスより強いらしい。

コイツだったら倒せるか...?

 いや俺はまだコイツの強さを見た訳じゃないが相手は3人。1人を抑えられたとしても残りの2人はどうしようもない。強いと言っても3人を抑えられるほどではないだろう。

 それにボスも逃げることを優先しろと言っていたし無理に戦うことは避けた方がいいか。

 

 

「ボスはいないのか?」

 

「そうだ、だから待機してるんだ」

 

「・・・そうか」

 

 

強いらしいがどうも察しが悪いな。

ホントに班長やれてるのか?いや別にボスの判断を疑う訳では無いが....

 

 

「た、大変だ!ゴッドイーターが近くまで!」

 

 

後はボスを待てばいい。そんな考えはどうやら甘かったようだ。

飛び込んで来た仲間の言葉にその場にいた全員がざわめき出した。

 

 

「なんだと!!「どうすれば?「リーダーはどこなんだ!「早く逃げた方がいいんじゃないか!?「勝手に家から離れていいのか?「ここは迎え撃つべきだ!!「ボスの指示もなしに動くのは....「じゃあどうするんだよ!?」

 

 

 そうだ、今まで俺たちはボスの指示で動いてきた。意見を出しても決めるのはボスだった。俺たちは決めるということをしてこなかった。

ボスがいない今俺たちはどうすれば

 

 

「お前ら黙れ!」

 

 

 そのコンゴウテイルの声に俺も含め全員が固まった。まるでヴァジュラに睨まれたかのようだった。

 

 

 

「ボスは....いつもオレたちの事を考えて動いてきた

 

オレ達が死ぬって事はボスを裏切ることだ

 

だから今オレ達が考えるべきは自分のことだ

 

生きろ!これはボスの意思だ!」

 

 

 

パラパラとそれぞれ逃げ始めた。

惜しむように家を見るものもあれば脇目も振らず走るものもいた。

逃げないものも、いた。

 

 

「お前らは逃げないのか?」

 

「ここは俺達の"家"だ、簡単に捨てられないさ」

「リーダーが来るかもしれないしな」

「ボスに任されたからな!」

 

 

そうだ、俺はボスを呼んだんだ。入れ違いになってしまうかもしれない。

さっきの言葉に"感じる"所がありコンゴウテイルもちゃんと班長やっていると思ったが.....

 俺がボスを呼んだことを伝えていないとはいえ、少し考えが足りないようだ

 

 

「え、そうなのか?」

 

「そうだ...いないから呼ぶのは当然だろう」

 

さっきの言葉に聞き入り俺も呼んだことを忘れそうだったが...

しかしそれはそうとコイツも逃げないのだろうか

 

「全員逃げてから俺は逃げるつもりだったが...」

 

「俺達はいい」

「元々任されていたし」

「離れられないよな、やっぱり」

 

「・・・そうか、足止めを頼めるか?」

 

「足止め?」

 

「そうだ

 

こちらを追ってまで襲う、分かる通り狙いは俺たちだ。追っていればいずれここまで来るだろう。俺がここで合流と指示してしまったからな。ボスだったらもっと上手くやれてたんだろうが....

とにかくここはバレる。そういう意味ではさっきのコンゴウテイルの指示は間違っていない」

 

「お、おう....」

 

「ボスが来た時、ゴッドイーターがここに来る前に来たらお前らがこの事をボスに伝えればいい。ゴッドイーターが来た後でもボスなら多分分かるはずだ。

問題はゴッドイーターと同じ時に着いた時だ。あの速い動きにそこまで長く時間は稼げないだろうが...ボスを逃がしてほしいんだ。」

 

「了解だ」

「意思に逆らうってもリーダーへの恩は忘れた訳じゃない」

 

コイツらだけをここに残す事になる、そうだコイツらを犠牲にして俺たちは生き残るということだ。以前は何とも思わずしてきたことのはずが今は....

気にする時間はない、早く離れなくては。

 

「任せた....行くぞ!コンゴウテイル!」

 

「分かった!」

 

 

結局見捨てることになってしまう。ボスが期待して任せてくれたこの役割。

悪い....俺には班長務まらなかった....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




文字を大きくとか出来るんですね。ルビとか傍点も振れるみたいですし機会があれば入れてみたいですね。


次の更新はちょっと分かりませんが1月中に1話は投稿します。
この程度の文で1ヶ月かけてんじゃない、とか思われるかもしれませんがこれが作者の限界です。努力はしますが月1更新ぐらいになると思います。申し訳ないです。

最後になりましたが皆さん良いお年を
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