異界からの帰還者のIS   作:暇な

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今回捏造です。あとSIRENよりです。


帰省

「もうちょっとだったかな。」 

 

 GW。大型の休みであることから学生にとっては遊んだり自主勉をしたりする日になるだろう。セシリアさんや鷹月さん達から遊ばないと誘われていたのだけど私にはこの休みのうちにしたいこと……いや、行きたいところがあった。行くところが行くところなために目的地でのIS装着の許可を取り山の中を進んでいく。

 

「着いた……帰ってきたんだ……」

 

 そう、私は羽生蛇村に帰ってきたんだ。

 

 

ーーーーー

 

 

 あの土砂崩れにより村は崩壊、村民は私を残して行方不明、さらに山奥の上電波も届かないため次にこんなことが起きないよう村は封鎖されていた。私が村に行けるようになったのはただ一人の村民ということに加えISを所持していたからだ。……正直あまり来たくない場所だった。ここでは嫌な思い出が私の頭の中にこびりついた。でもみやちゃんを助けるためにはあっちの世界に行かなきゃいけない。そのために何か手掛かりになりそうなものはないか探しにやってきた。

 

「それにしても……ぜんぜん片付いてないぁ。私が助けられた時のまんまかな?」

 

 村は壊れた時から変わっていなかった。どこもかしこも壊れた建物だらけ。でも仕方がないかもしれない。あの災害の時、同時に白騎士事件も起こったのだ。しかもそれが日本人の開発だったこともあって日本は対応に追われた。村の跡片付けなどもする暇もなかったのだろう。

 私は村の中をISをつけて歩きまわった。何か手がかりがないか、ほんの少しでも良かった。私の目に加えISのセンサーまで使っているのだけど一向に何か見つかる気配がない。 

 まあしょうがないか……あの時は逃げることだけで精一杯だったのだ。何が起きてたのかもよくわかっていない。IS学園に入るまで必死に考えたけど何が原因かさっぱりわからなかった。

 村の中を隈なく探し回ったけど手がかりは一つも見つからなかった。もう昼過ぎだった。これ以上探しているとIS学園に帰るのが遅くなってしまう。そう思った私は最後に村の外れを回って帰ることにした。しばらく上空を飛んでいるとダムが見えてきた。でも何かおかしい。どうやら壊れているようだった。

 

「嘘……なにこれ……」

 

 ダムの奥を見るとそこにはかなり深い穴があいていた。地震による地盤沈下だろうか?いや、その割にはきれいすぎる。私は気になって穴の近くに降りてみた。もしかしたら手掛かりになるようなものがあるかもしれない。そう思って付近を調べてみる。調べているとセンサーに反応があった。私はすぐさまその場に飛んでいく。

 

「これは……土偶かな?けどこんな形の見たことない……」

 

 センサーが捉えたものは土偶のようなものだった。……なんだろう、ISの計器ではただの物質って出てるけど私はこれが普通のものと思えない。もしかしてこれは何かあの世界に関係している?いや、考えるのは後にしよう。ここを探すのにずいぶん時間を使ってしまった。私は急いでIS学園に帰ることにした。……その土偶のようなものを持って……

 

 

ーーーーー

 

 

 帰ってこれたのだけどすでに時刻は遅かった。こんな時に一人部屋だと迷惑をかけることがないから助かる。私は寮に帰ってきたことを報告しようと事務室に行った。

 

「お、四方田。遅かったじゃないか。」

 

 今日の当番は千冬さんだったらしい。

 

「はい、遅くなってすみません。」

 

「いやいいんだ。お前にとって因縁の深い場所に行ってたんだ。多少の遅れは容認するさ。」

 

 ありがたいことだった。……そうだ!千冬さんなら何かわかるかもしれない。教師だし。そう思って私は村で見つけてきたものを見せた。

 

「先生、これが何かわかりますか?」

 

「ん?なんだそれは?見たところ土偶みたいだが……かなり古いものだな。」

 

「先生はこれを見て何か感じますか?」

 

「すまんが私にはただの土偶にしか見えん。何か四方田にとって特別なものなのか?

 

「いえ、そういうわけじゃないんですが……ありがとうございました。」

 

 私は千冬さんから鍵を受け取り部屋に帰った。私は部屋に戻ると持って帰ってきた土偶について考えていた。私はこの土偶に何かあると思っている。なぜなら私はこの土偶に何か……自分でもよくわからないのだけど何か引っかかる。けど千冬さんはこの土偶をただの土偶といった。私の思い違い?いや、絶対何かある。けどそれがなんなのかはわからない。ひとまず私は、その土偶をISの拡張領域へとしまいこみいつでも持ち運べるようにしてから今日は寝ることにした。

 

 

ーーーーー

 

 

 村が燃えている。村だけじゃない。あのお化け達も全員燃えていた。その中に一人青年がいた。彼は刀を振りお化けたちを切っていく。時には銃でお化けを撃っていく。彼は一心不乱にお化けたちを殺していく。その様子を見ていると場面が変わった。そこは崩壊した村だった。お化けたちはもういない。彼によって全て殺されたようだった。崩壊した村の中を歩いていく。彼は誰かに囁きかけられたかのようにふとある方向を見る。私もつられてそちらを見た。そこには小さい頃の私が気を失っていた……

 

 

ーーーーー

 

「はっ!夢か……」

 

 私は深夜に目が覚めてしまった。それほどにさっき見た夢は心に何か響いたんだろう。それにしてもさっきの夢はどういうことなんだろう。あのお化けたちはさっきの人に全員殺された?それに最後にみた気絶している私は……考えるのは明日にしよう。まだ深夜だ。明日は授業もある。寝よう。そう思って私は布団の中にくるまった。

 この時私は気づかなかった。机の上においてあった待機状態のIS。これに青い焔が灯ったことを……

 




この話入れるか迷いました。
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