異界からの帰還者のIS   作:暇な

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見直してみると原作キャラと絡んだけど描写が浅すぎる上にざっくり終わらせすぎた感がある…補足すると一年で一夏と弾と鈴と春海はかなり仲良くなりました。


転校してから

「あなたと同じ転校生の凰 鈴音よ。よろしくね!鈴って呼んでね。」

 

「私は、四方田春海です。よろしくお願いします。」

 

 そういって自己紹介をすると鈴ちゃんは少し不満そうな顔をした。…どうしてだろう?

 

「かたいわねえ、同い年なんだしもっと気楽にいきましょ!」

 

 どうやら私の口調が砕けていないことに不満があるようだった。

 

「わかった、鈴ちゃん、よろしくね!」

 

 そういうと鈴ちゃんはにっこりと笑った。

 私達の顔合わせが済むと教室に向かった。今度はクラスの人の前で自己紹介するんだ。どきどきするなあ。教壇に上り鈴ちゃんと一緒に自己紹介をした。皆、笑顔で私達を向かい入れてくれた。質問タイムがあったとき村のことを聞かれるかな、と思ったけどそんなことなかった。震災で助かったのは報道されたけどそれ以上に白騎士事件の印象が強すぎて皆そっちに夢中だったらしい。

 同じ転校生だったこともあって鈴ちゃんとはすぐに仲良くなれた。私は、そんなに積極的に話すのが苦手だったけど鈴ちゃんと一緒にいると自然に会話できた。すごいなぁ、私もこんな風になりたいなぁ。

 

「俺は織斑一夏、一夏って呼んでくれ。一緒に遊ぼうぜ!」

 

 そういって話しかけてきたのは同級生の男の子だった。私と鈴ちゃんは喜んで返事をした。それからは私は鈴ちゃんと一夏くん、一夏の友達の弾くんと一緒に遊んだ。友達と遊ぶのってこんなに楽しかったんだ!かくれんぼや鬼ごっこ、みんなで買い物に行ったりした。鈴ちゃんと弾くんの家は料理屋だったのでみんなで二人の家に行ってご飯を食べた。皆と遊ぶのは楽しかったけど勉強も忘れなかった。先生みたいになるため勉強をしていろんなことを知らなきゃいけなかったからだ。皆と遊んで勉強もやってたら一年はすぐに過ぎていった。その間にISの大会があって一夏くんのお姉さんが優勝したらしい。それでみんなでお祝いをした。一夏くんのお姉さんは千冬さんって人だった。最初は少し怖いなって思ってたけど話してみると案外可愛いなって思うところがあった。家の片づけとか料理とか苦手だから一夏くんがやってるんだって。帰るとき千冬さんが私にそっとつらかったと思うが頑張れよ、と言ってきた。千冬さんは私が震災のただ一人の救助者って知ってたんだ。私はお礼を言って頭を下げた。

 

 6年生に上がるころ私は章子さんのところに来ていた。

 

「章子さん、私この一年で友達もできていっぱい遊べた!すごく楽しかったよ!」

 

「良かったじゃない!春海ちゃんならやれると思ってたわ。あの時病院をでて良かったでしょう?」

 

「うん。けど、こんなに楽しいことや友達ができたことを先生やみやちゃんにも言いたかったな…。」

 

「春海ちゃん…。」

 

 私は、悲しかった。大好きだった人たちにこんなに元気に遊べて笑えるようになったよ、って伝えたかった。

 

「春海ちゃん、先生は無理かもしれないけどみやちゃんならまだ会えるかもしれないわよ。」

 

 えっ…章子さんは今なんて?私は顔を上げて次の言葉を聞いた。

 

「私も見たけど先生は校長先生と一緒に穴に落ちて消えたんでしょう?だからさすがに先生は生きてはいないと思うの。だけどみやちゃんとそのお兄さんは春海ちゃんを助けてくれたんでしょう?だったら少なくとも死んでるはずがないわ。」

 

「でも、私以外誰も見つかってないって…」

 

「春海ちゃんは震災中どこにいたの?」

 

「えっと、お化けがたくさんいる村?」

 

「そうよ、そしてそこから助けられてこっちの世界に戻ってきたの。ということは…?」

 

「もしかしてみやちゃんとお兄さんはあっちの世界にいるまま…?」

 

「私の考えだとそうね。だけどね、会いたいからてあっちの世界に行くことは難しいと思うの。」

 

「なんで!みやちゃんに会いたい!あってお話ししたい!助けてくれてありがとうって言いたい!!」

 

 私は叫んだ。みやちゃんがもし生きているのなら会いたいからだ。あんな世界でお別れとか嫌だよ…。

 

「理由は何が原因であっちの世界に行くかわからないからよ。」

 

「…どういうこと?」

 

「春海ちゃんは、あっちの世界にいったときのこと覚えてる?」

 

「えっと…先生たちが私のために星を見る会の準備をしてて私も手伝ってたら知らない間に行って…。」

 

「それよ。春海ちゃん達はわけのわからないままあっちの世界に連れていかれたの。なんで連れていかれたのかわからない。わかってるのはあの時村にいた人が全員連れていかれたってことだけ。」

 

「そんな…」

 

「行く気はないけど私もいろいろ調べてみたの。わかったことは、あの村は前にも地震の被害にあってるってことだけ。現地に行こうにもそんなことが二回もあったから村は封鎖されてたわ。」

 

 目の前が真っ暗になった。みやちゃんが生きてるかもしれないのに、まだあの世界にいるかもしれないのに私はただこの世界で幸せでいる…。話すことも助けることもできない。

 

「私もあまり行ってほしくないの。あと、無事にあの世界にいっても忘れてるかもしれないけどあそこにはお化けがいるんだよ。しかも、先生のことを考えるとあそこでは人間は何が原因かわからないけど、だんだんお化けに変わっていく。春海ちゃんは、本当に奇跡的に帰れただけで一歩間違えればあんなお化けになってたのかもしれないのよ。私は貴方にお化けになってほしくない。」

 

 そっか…あそこにはお化けがいる。ずっと先生に守ってもらったり隠れて逃げたりしてたけど、みやちゃんを探すならお化けと戦っていかなきゃいけない…けど私にはそんな力はないし、もしあったとしても探す前にお化けになっちゃうと何もできない。

 

「だからね、春海ちゃんはみやちゃんがこっちの世界に戻ってくることを信じたらいいわ。それで帰ってきたときにはたくさんお話すればいいのよ。」

 

 そっか…。けど私は…。

 

「章子さん、ごめんなさい。章子さんの言うとおりにしたいけど私は自分のできる範囲であっちの世界に行く方法を探すよ。みやちゃんを諦めたくない。それに…今度は私が助けてあげたいんだもん。」

 

「…わかったわ。」

 

「章子さん!」

 

「ただし!春海ちゃんの安全が第一よ。もしみやちゃんに会えても、あなたがお化けになってたら喜ばないと思うわ。私も悲しいし。だから、もしあっちの世界に行ける方法が分かったとしても自分の身を守れるようにならなくちゃいっちゃダメ。わかった?」

 

「わかった!私頑張るよ。けど、身を守るのはなんとかなると思うけど、あっちの世界に行く方法は見つかるかな…。何もわかってないんでしょう?」

 

「さっきも言った通りわかってるのは前に震災の被害にあったってことだけ。けどその時から何年も経ってるのにいまだに見つかってない人達がいるらしいの。もしかしたら前の時にもあっちの世界に連れていかれたのかもしれないわ。」

 

「昔にもそんなことがあったんだね…。」

 

「だからもしあっちの世界に行くには前に多くの人が行方不明になってるところが怪しいと思ってるわ。…今日はもう遅いわね。春海ちゃん送っていくわ。」

 

 もう、こんな時間になってたんだ。それから私は、章子さんに車で家まで送ってもらった。帰り際、私は笑顔で手を振って見送った。章子さんも手を振り返してくれてうれしくなった。

 

 それから数日して学校が始まった。今日からは6年生だ。当分の目標も決まったし、これからは一夏くんや鈴ちゃんと遊ぶ時間は減るかもしれないけどあっちの世界に行く方法や自分の身を守る方法を考えよう!

 

「行ってきます!」

 

 誰もいないけどそう言って家を出た。6年からは一人暮らしの練習を始めたから。時々、国の人が様子を見に来てくれるし何かあったらすぐに連絡をするようにしてる。

 

「おはよう、春海!」

 

「おはよう、鈴ちゃん!」

 

 学校に行ってる時、鈴ちゃんに会った。

 

「今日はクラス替えの日だね。鈴ちゃんはやっぱり一夏くんのクラスがいいの?」

 

「え!?それはー、その…一夏はだらしないところがあるから私が見てあげないとね!」

 

「もう、素直じゃないんだから。」

 

 鈴ちゃんは去年の終わりごろから一夏くんのことを好きみたい。決して好きって言わないんだけど態度でバレバレなんだよね…

 

「そ、それより春海、あんたも気を付けなさいよ!」

 

 話を変えてきた…。そんなに恥ずかしいのかな…。

 

「何かあったの?」

 

「この近くで殺害事件があったんだって。まだ犯人は捕まってないから近くにいるかもしれないわよ。ニュースによれば犯人は男性で恋人を刺したらしいわよ。ひどいことするわよねぇ!なんで好きな人を殺したりするのかしら!」

 

「怖いねぇ。はやく捕まってほしいね。あ、鈴ちゃんは一夏くんを刺さないでね。」

 

「私が一夏を刺すわけないでしょう!私は一夏とは幸せでラブラブな生活をするんだから…って!なんてことを言わせるのよ!」

 

「きゃー!鈴ちゃんって大胆ね!私もいつかそんなになれるかなー。」

 

「春海~!」

 

 鈴ちゃんはよほど恥ずかしかったのか腹いせに私に抱き着いてこそばせてきた!

 

「あは、あははははは!ごめん!ごめんって鈴ちゃん!謝るから許して!」

 

「許さないわよ!もうちょっと笑ってなさい!」

 

 それから少しの間、私は笑い続けた。

 

「ふー、これに懲りたらもうからかわないことね!」

 

「笑い疲れちゃった…けど鈴ちゃんももうちょっと正直になればいいのに。あんまり遠回しにやっても一夏くんは気づかないと思うよ?」

 

「う…。わかってるけど…恥ずかしいんだもん!」

 

 それからは鈴ちゃんの愚痴を聞きながら学校に行った。途中遊んでいたせいかギリギリに教室に入ることになって弾くんが鈴ちゃんをからかってたけど即座に報復を食らっていた。今日も平和だな…。帰ってきたときはこんな生活ができるなんて思っても見なかった。今がすごく楽しい。友達もいて章子さんもいる。あとはみやちゃんが戻ってきたらもっと楽しくなる!一緒にいていろんなことを教えてあげて遊びたい。そのためにも勉強をしていろんなことを知らなきゃ!

 

 

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「新学期始まりの日前日のニュース」

 

 今日の午後、XX区のアパートで同区内での飲食店に勤務していた多河柳子とみられる人が遺体で発見されました。現場によると被害者の女性はは頭部を何度も鈍器で強打された状態で亡くなっていたようです。警察は、被害者の殺害容疑として同棲していた恋人の阿部倉司容疑者を指名手配しました。

 

 

 

 

 

 




やばい…春海ちゃんの幻視どう使おう…過去視と違って他人の視界見えるだけだから悩む…
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