異界からの帰還者のIS   作:暇な

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口調がおかしいのと設定に無理がある気がします。


決闘の日

「今日はよろしくな、春海。」

 

「こっちもよろしくね一夏君。ISには慣れた?」

 

「いやそれが……なれるどころか今日までISに触れることすらしてない。」

 

 決闘の日、一夏君にISに慣れたかどうか聞いてみたけどどうしようもない返事が返ってきた。おかしいな。あの日篠ノ之さんに連れてかれてから数日も経っているのに。

 

「え、今まで何してたの?今日が決闘の日ってわかってたよね?」

 

「お、俺はISに慣れようと思ったんだぜ!?だけど箒が剣道しかやらしてくれなくて……」

 

「しょうがないだろ!お前が、あまりにも弛んでるのがいけないんだ!」

 

 そういえば昔は剣道やってたっけ。確か中学の時からやめてたけど……

 

「まぁいいんじゃない?ISはシステムを覚えるより体感で操作したりするから剣道を思い出してそれを生かすことはいいことだと思うし。」

 

「そ、そうか?よかった……剣道ばっかで本当にいいのか不安に思ってたんだ。」

 

「それに一夏君の場合ISのことを調べるより実際にできることを練習してISでできるようにしたほうがあってるだろうしね。」

 

 一夏君は勉強とか苦手そうだしね……

 一夏君とそんな話をしていると山田先生が困った顔をしてこちらにやってきた。どうしたのだろう?私の順番は次からのはずだったのに。

 

「織斑君、申し訳ありません。あなたのISがこちらに運ばれてくる予定だったのですが遅れているようなんです。なので四方田さん、最初に戦ってもらうことになるんですがよろしいでしょうか?」

 どうやら一夏君のISの到着が遅れているようだった。別に最初からでも構わなかったので承諾した。

 

「いいですよ。別に最初でも。」

 

「ありがとうございます。それではピットに向かってください。」

 

「了解です。」

 

 そうして私はピットに向かい自分のISをまとう。そのISを見て山田先生が驚いた表情をした。

 

「山田先生、発進の合図を。」

 

「え、ああ!四方田さん、発進してください。」

 

「了解です。四方田春海行きます!」

 

 そうして私はピットから飛び出しセシリアさんと対面した。

 

「あら?最初は貴女ではなくあの男性ではなくて?」

 

「そうっだったんですけどISの到着が遅れているそうで……」

 

「それなら仕方ないですわね。それにしても貴女のISは変わっていますわね。それに第三世代ではなく第二世代だなんて。」

 

「このISはこれでいいんだよ。本来は相手を倒すためのものじゃなく誰かを守るためだったり助けるものだしね。だから私はこのISのテストパイロットになったの。」

 

「貴女は優しいお方なんですのね……。ですが手は抜きませんわよ。正々堂々勝負しましょう。」

 

「望むところです。」

 

「では行きますわよ!」

 

「こちらこそ!」

 

 そういって私は搭載されている4枚のシールドを起動させた。

 

ーーーーーー

 

「織斑先生、あのISは……?」

 

 私は四方田さんのISに見覚えがあった。それはそうだ。私が昔使ってたISにそっくりだったのだから。

 

「山田先生の考えているとおりだ。」

 

 じゃあやっぱりあのISは……でもなんであのISが?しかもラファールじゃない。どちらかというと打鉄に似ている。

 

「あのISは日本のある企業が打鉄を元に先生の専用機だったISを参考にして作ったものらしい。」

 

「なんであのISを?私がいうのもなんですがあれを今さら作り直すより第三世代を作ったほうがいいのでは……」

 

「それはあのISが競技用を目的として作られたものではないからだ。」

 

 競技用として作られていない?

 

「……山田先生は白騎士事件と同時に起きた大型地震を覚えていますか?」

 

「はい、覚えています。」

 

 確か、かなり大きなものだったらしく被害にあった村は土砂災害により全壊。救助者は一人だけだったとか。

 

「あの時は村民の救助に自衛隊が当たったのだが濃霧と余震により捜索は困難を極めた。数日間にわたって捜索されたが救助された者は一名のみ。その他の村民は全員行方不明となった。大方土砂に埋まってしまって見つからなかったのだろう。もっと捜索が迅速に行われていれば救助できた人は多かったのでは?しかしあまりにも危険な場所への捜索は隊員の命に係わる。そんな時にISが現れた。ISをまとっていれば絶対防御により搭乗者は死ぬことはない。今後のために災害活動用のISを作っておこうとなり作られたのがあれです。山田先生のISは日本が作れそうなものでありかつ四枚のシールドがただ防御だけでなく物資、人員の輸送にも使えるため選ばれました。」

 

 なるほど、確かにそう考えると私の専用機は有用ですし使う用途を考えても特殊兵装など必要ないですから第三世代で作る意味はありませんね。それにしても懐かしく感じます。昔はあのISを使って戦ってたなぁ……

 

「山田先生、よく見ていてください。先生にとっては懐かしいものが見えるかもしれませんよ?」

 

「もしかしてそれって……私がやっていたあの技ですか?」

 

 そう聞くと織斑先生はそのとおり、というようにゆっくり頷いた。

 

ーーーーーー

 

「守ってばかりじゃ勝てませんわよ!」

 

「っ!!」

 

 やっぱりこうなるよね……

 BT兵器を飛ばされてから四枚のシールドを使い防御に回っていた。だけどBT兵器だけに注目していたらライフルが飛んでくる。こちらも打ち返すのだがその瞬間避けられる。そしてまたBT兵器とライフルによる弾幕。このままじゃ埒が明かない。シールドの使い方がまだ甘いせいで時々相手の攻撃を食らってしまいシールドエネルギーが削られていく。だけどただ防御しているだけじゃない。徐々に攻略法は見えてきた。セシリアさんはBT兵器を操作しているときには動けないみたいだ。その証拠に打ち返すとBT兵器の攻撃は止まって銃弾を避ける。使ったまま避けられるのならわざわざ攻撃を止めない。

 

「……そろそろ終わりにしましょうか。貴女はすごかったですわ。私の攻撃を受けていまだに立っていられるんですもの。代表候補生でもなく第三世代のISでもないのによくやりましたわ。」

 

「まだ、まだ終わってないよ。」

 

 そう、まだ終わってない。まだ私には秘策がある。山田先生の動かしている姿、技を見て練習した物が。

 

「そうですか……では最後まで抵抗して見せなさい!」

 

 そういってもう一度ライフルとBT兵器による弾幕がはられる。チャンスは一回。私の技量を考えて一度見られたらもう次はない。……今だ!!シールドを全面に動かしイグニッションブーストを発動させる。

 

「そんな場所からイグニッションブーストを発動させても届きませんわ!また距離を離せばいい話ですわよ!」

 

 確かに私とセシリアさんの間は遠かった。イグニッションブーストを使ってもまだ届かない位置にいた。

 

「それはどうかな!」

 

 確かに私は届かない。だけどね……

 

「行って!!」

 

 私はシールドを4枚とも射出した。

 

「BT兵器!?日本では作れる技術はなかったはず!?」

 

 その一瞬の隙が勝敗を決めた。私の放ったシールドは前面からの射撃を防ぎつつセシリアさんに急接近し四方を囲んだ。

 

「くっ!だけどただ囲んだだけでは!?」

 

 囲んだだけでは勝てない。それは私もわかってる。だから……

 

「こうします!」

 

 そうやって私はサブマシンガンを隙間にねじ込んだ。そしてトリガーを引き撃ち始める。中ではすさまじい音が響きかすかながらセシリアさんの悲鳴が聞こえている。

 鼓膜大丈夫かな……けど音だから鼓膜が危ないって感じたらISが勝手に収音機能をオフにするかな。けど目の前で銃の弾が跳ね回ってるのみたら怖いよね……ごめんねセシリアさん。

 私はセシリアさんに申し訳なく思いながらもそのまま全弾を盾の中に打ち尽くした。シールドを解除するとセシリアさんが真っ青になってこっちに倒れてきたので慌てて抱きかかえる。それと同時にブザーが鳴る。

 

「……勝者、四方田春海。」

 

 私はセシリアさんの状態が気になったのですぐさまピットに連れて行った。

 後日、鷹月さんからピットに戻っていくその姿をアリーナで見ているほとんどの生徒が恐ろしいものを見るような目で見ていたということを聞いた。

 

 

 

 




四方田春海のIS(捏造です)
山田先生の専用機だったIS、ラファール=リヴァイヴ・スペシャル『幕は上げられた(ショウ・マスト・ゴー・オン)を元に災害救助活動用として作られた。本来はサブマシンガンなどを持つことはなく現場に必要な装備を換装していく。基本の装備といえば前後に稼働可能なうえ有線式で操作できる4枚のシールドのみである。また遭難者を見つけることを第一としているための通常のISよりセンサーの性能が強い。

正直無理があると思ったのですが春海ちゃんにあうISが考え付かなかったのでこういったものになりました。あと戦闘描写が安っぽいものになり申し訳ないです……。戦闘描写難しい……。
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