【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】   作:龍委員長

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4.合流と調査

マナコ:

 情報収集って、どうやってですか?

 

来留主:

 う~ん。ヒントとしては、アダーリも皆と同じ冒険者の店に所属しているから依頼自体はマスターのクリスから受けてるんだよね。

 

ミーア:

 そりゃそうでしょうけど・・・?

 

セントレア:

 マスターならば依頼の詳細を知っているということですね。

 

来留主:

 そういう推測はたってかまわないよ。

 

ラクネラ:

 じゃぁ、メアはマスターに話を聞いてくるから、2人はアダーリから詳細を聞き出して頂戴。

 

ミーア:

 りょーかい。

 

来留主:

 どっちも判定なしで聞き出せていいよ。

 

=========

 

フェンディル 

ディルクール内 寛容な交流亭

 

GM(来留主):

 まずはラミたちからいこうか。

 

メア(ラクネラ):

 「じゃぁ、私はマスターに仕事を引き受けたことを伝えてくるわね」

 て感じで席をはずすわね。

 

GM(来留主):

 それなら、とくにとめられもせず退席できるよ。

 

ラミ(ミーア):

 「じゃぁ、その間に状況の詳しいことを教えてもらえる?」

 

アダーリ(GM):

 「あぁ。そうだな。

 さっきも言ったが依頼に内容は妖魔の討伐。ドイサて集落のそばにドイサーンムて森があるんだがその中にある洞穴にコボルとが住み着いて畑を荒らしたり住民に危害を加えるってんで依頼が出らしい。

 でもよ、いざ洞穴に行ったら居たのはレッドキャップの群れでこっちは完全に油断してたのもあって遅れをとっちまった」

 彼は悔しそうにうつむくと肩を震わせている。

 

マタビ(マナコ):

 「アダーリさん・・・」

 

----------

 

見識判定 ドイサ 目標値:7

 

ラミ :7+(3,4)=14 成功!

 

マタビ:5+(1,3)=9 成功!

 

 

ドイサ

 ディルクールから歩いて約1日の所(トッネオの更に向こう)にある集落。農耕と畜産で生計を立てる典型的な小規模集落。

 

----------

 

見識判定 ドイサーンムの森 目標値:7

 

ラミ :7+(4,6)=17 成功!

 

マタビ:5+(3,6)=14 成功!

 

 

ドイサーンムの森

 ドイサの近くにある森。植生は豊かで木の実、山菜の採取には事欠かないがその分、奥深い場所は日が陰り危険な場合もある。

 

----------

 

GM(来留主):

 2人がアダーリから聞いた話からそんな事を思い出している頃。

 一方、メアは寛容な交流亭のマスター、クルス=コートに声をかけていた。

 

メア(ラクネラ):

 「マスター」

 

クリス(GM):

 「? あぁ、メアか。ラミの様子はどうだい? うまくやっていけてるかい?」

 

メア(ラクネラ):

 「まぁなんとか、ね」

 いずれはレアの事もマスターに相談しないとね。

 「それより、アダーリって冒険者が依頼に失敗したから私たちに代わりに行って欲しいって来たんだけど?」

 

クリス(GM):

 「え? 本当に? 困るなぁ。失敗もちゃんと報告してくれないと。いろいろ処理があるんだから」

 

メア(ラクネラ):

 「依頼内容に誤情報が混ざってたみたいよ。実力以上の相手で仲間が捕まったって」

 

クリス(GM):

 「え? レッドキャップより上位の蛮族が住み着いていたのかい? 確かに裏取りの時に情報屋は他の種族も一緒にいる可能性があるとは言ってたけど・・・」

 マスターはぶつぶつつぶやいて思案顔をしているよ。

 ちなみにここでいう情報屋は、依頼の中に詐欺等が混ざっていないように状況の裏取りをする専門家で、高レベルの専業スカウトだから依頼人が気付いていないことに気付くこともあるね。

 今回は想定よりも大きな危険がある可能性があるからって事で依頼料が高めに設定されてる事も教えてもらえるよ。

 

マタビ(マナコ):

 待って下さい。アダーリさんはマスターに報告せずに私たちに声をかけたんですよね?

 

GM(来留主):

 そうだよ。クリスは最初からレッドキャップの討伐依頼だったと思ってるね。

 

レア(セントレア):

 情報が食い違っている?

 

メア(ラクネラ):

 ・・・真偽判定って、相手に疑ってるのが気づかれるのよね?

 

GM(来留主):

 うーん・・・ルールブックには何も書いてないけど、態度から相手が不快感を覚えるだろうね。疑っていないことを気づかれないように判定してもいいけど、その場合は目標値が高くなるよ。

 失敗しても疑った事には気付かれない代わりに何も判らないって事で。

 

メア(ラクネラ):

 う~ん・・・距離を置いて観察する場合は?

 

GM(来留主):

 えぇ? そうだなぁ・・・バレないように演技する必要がないからさっき言った修正はかからないけど、離れてる分細部までは判りづらくなるだろうし、修正の結果は同じかな?

 

メア(ラクネラ):

 そうそううまくはいかないわね。まぁ、RP的には距離を置いての判定かしらね。

 

GM(来留主):

 了解。目標値は内緒ね。失敗したって解ったら意味がないからね。

 

----------

 

真偽判定 目標値:??

 

メア:6+(6,5)=17 ??(目標値を高くすることで判定値のマイナス修正に代えています)

 

----------

 

GM(来留主):

 ?! 高っ!?

 

メア(ラクネラ):

 これなら失敗で判らないって事はなさそうね。

 

GM(来留主):

 あー・・・うん。じゃぁメアはアダーリが人間じゃないって事に気付くよ。ここでいう人間じゃないっていうのは、人族じゃない、て意味ね。

 

一同:

 ?!

 

GM(来留主):

 気がついたメアだけ、魔物知識判定をお願い。

 

----------

 

魔物知識判定 アダーリ? 目標値:9/14

 

メア:(平目)(1,6)=7 失敗・・・

 

----------

 

GM(来留主):

 (ほっ・・・)

 えぇ、ではメアは、アダーリに変な違和感を覚えたけどそれが何なのかは思い当たらなかったよ。

 

メア(ラクネラ):

 人族じゃないのは気付いていいのよね?

 ・・・気付いたことはラミたちには言わないで話に乗りましょうか。

 

マタビ(マナコ):

 え?!

 

ラミ(ミーア):

 な、なんでよ?! 情報はキョーユーしなきゃいけないでしょ?!

 

メア(ラクネラ):

 ゲーム的なことを言うと、冒険者が人間じゃないなんて事を街中、しかもその冒険者が所属する冒険者の店で公表したら大パニックでしょ。

 

ラミ(ミーア):

 う・・・そっか。

 

メア(ラクネラ):

 それに、ここでアダーリと戦闘になったりしたらレアがほったらかしよ?

 

GM(来留主):

 そうだね。仮に戦闘になった場合、周囲にはラミたち以外にも冒険者はいるし、町の衛兵も駆けつけるだろうから、外に騒ぎが拡大する事は無いかな。

 

レア(セントレア):

 出番が少なくなるのはキャラメイクの時点で了承しているが、さすがに全く無いのは、な・・・。

 

メア(ラクネラ):

 だから、メアは付け入る隙を探るために気付いたことをあえて隠して接するわ。

 

GM(来留主):

 いいかな?

 他にすることが無ければトッネオでの合流までとばすけど。

 

ラミ(ミーア):

 う~ん何かあるかな?

 

マタビ(マナコ):

 回復アイテムもしっかりありますし、大丈夫ではないでしょうか?

 

==========

 

フェンディル トッネオ村

 

GM(来留主):

 じゃぁ、パーティーメンバーがトッネオに居ることをアダーリに説明すると。ドイサまでの途中にある村だからということで立ち寄ることを了承してくれるよ。

 村に入ったあたりで村人に1人がラミたちに気付いて声をかけてくるよ。

 

村人A(GM):

 「おや、皆さんこんにちは。今日はどうされたんですか?」

 

ラミ(ミーア):

 「お仕事です。レアは今どこに?」

 

村人A(GM):

 「レアさんなら“ご自宅”じゃないでしょうか? 狩りに出ているかもしれませんが・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「そう、行ってみるわ。居なかったら帰ってくるまで待つだけだしね。

 ありがとう」

 

村人A(GM):

 「レアさんの所に行くなら、これ持っていってください。うちで取れた野菜です。よかったら皆さんもどうぞ」

 

マタビ(マナコ):

 「いつもありがとうございます」

 

GM(来留主):

 というわけで、皆レアの洞窟に行くってことでいいかな?

 

マタビ(マナコ):

 そうですね。

 

GM(来留主):

 そうするとアダーリが皆を呼び止めるよ。

 

アダーリ(GM):

 「おいおい、どこに行くんだよ。お仲間の家に行くんじゃないのか?」

 村から出て行こうとする皆を呼び止めて、村の方を指差してるね。

 

ラミ(ミーア):

 「ううん。こっちでいいの」

 

メア(ラクネラ):

 「ちょっと事情があってね、人里から離れたところで暮らしているのよ」

 

アダーリ(GM):

 「なんだ? 世捨人か?」

 

マタビ(マナコ):

 「自分が産まれたコミュニティを見限ってきたことを考えるとある意味、世捨人と言えるかもしれませんね」

 

アダーリ(GM)

 「おいおい、そんなやつ、戦力になるのか?」

 

ラミ(ミーア):

 「大丈夫! 打撃力なら私たちの中で1番なんだから」

 

アダーリ(GM):

 「・・・まぁ、戦力になるんなら良いけどよ」

 

==========

 

トッネオ村付近の森 レアの“家”

 

GM(来留主):

 シーンをレアの洞窟まで飛ばすね。洞窟の中を行く皆にアダーリは懐疑的な目を向けているけど一応黙ってついてくる。

 そして奥まったところ扉つきの部屋の前までやってくる。

 セレア、レアは部屋に居るということで良いかな?

 

レア(セントレア):

 えぇ。合流しないことには話が進みませんし、部屋に居ます。

 

GM(来留主):

 じゃぁ、皆は扉の前についてるけど?

 

ラミ(ミーア):

 ノックして声をかけるわね。

 「レア~、仕事よ~」

 

SE:KNOCK KNOCK

 

レア(セントレア):

 それでは部屋から出ます。

 

GM(来留主):

 ドアが開けられると、果たして見知った顔の面々と一緒に見かけない人族の男戦士が居る。

 人族が出てくるとばかり思っていた男――アダーリの顔は驚愕の表情で固まっている。

 

レア(セントレア):(ザルツ地方語)

 「?! 何者だ!」

 さすがに初対面の人族には警戒することでしょう。

 

メア(ラクネラ):(ザルツ地方語)

 「落ち着きなさい。彼は今回の依頼主よ。一応ね」

 

レア(セントレア):(ザルツ地方語)

 「そうなのか?

 失礼した。私は彼女らと冒険者をしている、レアという」

 

GM(来留主):

 あ、こいつ地方語わからないや。

 アダーリは自分に解らない言葉で会話する皆から少し距離を置いて警戒してる。

 

ラミ(ミーア):

 じゃぁ、様子を察して説明するね。

 「彼女は私たちの仲間でレア。見てのとおりケンタウロスだけど人族と共存しようとしているのよ。さっき通ったトッネオの村の人とも仲良くしてるしね」

 

マタビ(マナコ):(ザルツ地方語)

 「あ、レアさん。これ、トッネオの人からレアさんに渡してくれって、お野菜です」

 

レア(セントレア):(ザルツ地方語)

 「あぁ。すまない」

 

アダーリ(GM):

 「・・・変わった奴も居るもんだな」

 一応納得した様子で警戒を解くね。

 

マタビ(マナコ):

 え? そんなあっさり?

 

レア(セントレア):

 主殿、さすがに初対面で自分を受け入れられる人族というのは違和感があります。レアも真偽判定をしてよろしいでしょうか?

 

GM(来留主):

 あぁ、そういう理由をつけられると堂々と真偽判定しても良いのかな。いわゆる奇妙なものを見る目て事で。修正なしでどうぞ。

 

----------

 

真偽判定 目標値:??

 

レア:5+(3,1)=9 ??

 

----------

 

レア(セントレア):

 あまり高くありませんが、どうでしょう?

 

GM(来留主):

 特に変わったところは見受けられないかな。だからこそレアの存在をあっさり受け入れた変わり者に見えるかもしれないけど。

 

レア(セントレア):

 駄目でしたか・・・。

 ではレアは自分が蛮族における異端だと認識してますから、人族に変な奴は居るものだ、と嘆息することでしょう。

 

アダーリ(GM):(周囲が通訳中)

 「なんだよ、人の事ジロジロみやがって」

 

レア(セントレア):(同じく通訳つき)

 「いや、すまない。バルバロスである私をこうも簡単に受けて入れてもらえるとは思っていなかったのでな」

 

アダーリ(GM):(通訳つき)

 「まぁ、事情は人それぞれだろ、バルバロスが人族と暮らす事だってあらぁな」

 

メア(ラクネラ):

 「・・・・・・」

 

マタビ(マナコ):

 あ、あの。タビット(人族)のマタビは、人族であるはずのアダーリが蛮族特有の表現である“バルバロス”という単語を使ったことに違和感を覚えて良いですか?

 

ラミ(ミーア):

 え? あ、ホントだ。

 

メア(ラクネラ)

 ラミ(あんた)は蛮族だから聞きなれててスルーしちゃったかしらね。

 

ラミ(ミーア):

 う~・・・

 

GM(来留主):

 ラミも気付いて良いよ。

 で、真偽判定するなら、どんな風にする?

 

ラミ(ミーア):

 え?

 「人族なのに、バルバロスって言うの珍しいね」

 て訊くかな?

 

メア(ラクネラ):

 あ、こら・・・

 

GM(来留主):

 じゃぁ、アダーリは

 「え? あぁいや、普段は確かに蛮族って呼ぶけどよ、目の前に仲間としての蛮族が居て本人がバルバロスを名乗ってんならバルバロスって呼んだほうが良いだろ?」

 と答えるよ。

 この言葉に対する真偽判定をするなら、修正なしでも良いかな。

 

----------

 

真偽判定 アダーリの言葉 目標値:??

 

ラミ :7+(1,6)=14 ??

 

マタビ:7+(5,4)=16 ??

 

----------

 

GM(来留主):

 お、2人ともこの言葉は嘘なんじゃないかな、と感じたね。

 マナコさんの言うとおり人族がバルバロスなんて単語普通使わないことからも、アダーリの素性が疑わしいと感じることだろう。

 ということで2人とも真偽判定できるけど、この真偽判定はアダーリの偽装に対してだから修正なし判定はアダーリに疑っていることがバレちゃうけど、どうする?

 

マタビ(マナコ):

 まだ暫定依頼人ですし、気付かれないように判定します。

 

ラミ(ミーア):

 お、同じく!

 

----------

 

真偽判定 アダーリ 目標値:??

 

ラミ :7+(3,1)=11 ??

 

マタビ:7+(3,2)=12 ??

 

----------

 

GM(来留主):

 2人ともアダーリ自身に不審な部分は見つからなかったよ。

 そうすると、さっきは何で嘘をついたのかな? ていう疑問は出てくるだろうけど。

 それじゃぁ、このままシーンをドイサ集落まで進めるよ。あ、移動期間に必要な食費等はアダーリが出してくれる+トッネオでもらったお野菜でまかなうって事で。

 

==========

 

フェンディル ドイサ集落

 

GM(来留主):

 一行はドイサ集落に到着。農耕と採取で生計を立てている点はトッネオと変わらないけれど、より都市から離れている分、規模はトッネオよりずっと小さい。建物はどれも壊れたものを幾度も修理しながら使っているのか、よく言えば年季が入っているけれど、かなり傷んでいる。

 そんな寂れた雰囲気のある集落に到着した。

 

レア(セントレア):

 レアは集落から離れた場所で待機しておきます。

 

GM(来留主):

 あぁ、そっか。レアがそう申し出ると、アダーリも1度依頼に失敗してるからバツが悪いと、集落に入るのを拒否するよ。

 

メア(ラクネラ):

 2人っきりにさせるのも不安ね・・・。

 

ラミ(ミーア):

 じゃぁ、ラミも残ろうか? 片道1日だから、そろそろ変化を解かないとだし。レアの事を肯定してくれたアダーリの前でなら大丈夫だとラミは思うんじゃないかな。

 

メア(ラクネラ):

 なんか不安ねぇ・・・

 

ラミ(ミーア):

 なんでよぉ・・・

 

マタビ(マナコ):

 まぁまぁ・・・。

 私たちは集落の中で何を?

 

メア(ラクネラ):

 一応情報収集かしらね。アダーリとマスターの話の食い違い、どちらが正しいのか、あるいは他に何かあるのか。ね。

 

GM(来留主):

 うん、じゃぁメアたちの方から演出しようかな。

 2人が集落に入るとよそ者に住人たちは不審な目を向けてくるよ。タビットなんて珍しい種族も居るものだから奇異の目を向けられている。

 

メア(ラクネラ):

 このままじゃ埒が明かないし、そこらに居る住人に声をかけるわよ。

 「ねぇ、ちょっと良いかしら」

 

住人A(GM):

 「・・・なんだ?」

 

メア(ラクネラ):

 「最近、蛮族の討伐依頼を受けた冒険者が来たと思うんだけど」

 

住人A(GM):

 「あぁ、居たな。結局戻ってきてないからやられちまったんじゃないか?」

 

マタビ(マナコ):

 え? じゃぁあのアダーリさんは・・・

 

GM(来留主):

 マタビさん、それはPL発言? PC発言?

 

マタビ(マナコ):

 え? えっ? たぶん、マタビも同じように言うと思うんですけど・・・?

 

GM(来留主):

 すると、住人は怒りだすよ。

 

住人A(GM):

 「なに? あの男、仕事もせずに何をしてるんだ?!」

 

メア(ラクネラ):

 「落ち着いて、蛮族の戦力が想定以上だったから私たちに助力を請うて来たのよ」

 

住人A(GM):

 「? そうだったのか。それはすまなかった」

 

メア(ラクネラ):

 「気にしないで。ただ状況の整理がしたいから、被害状況や目撃者が居るならどんな外見の蛮族だったかも聞いておきたいのだけれど」

 

GM(来留主):

 それなら、目新しい情報は出てこないかな。

 一般人の魔物知識判定はほぼ失敗するから、髪の毛が赤い小柄で人型としか聞きだせないけど、それはすでに皆が知っているレッドキャップの特徴と一致するよ。

 

マタビ(マナコ):

 数はわかるんでしょうか?

 

GM(来留主):

 う~んと、2~3匹見かけたらしいよ。

 

レア(セントレア):

 そういえば、アダーリや彼の仲間のレベルはどれくらいなのでしょうか?

 

GM(来留主):

 そっちは最初の聞き取りで判ってていいかな。

 かけだしから少し経験をつんだくらい。皆より少し経験が少ないくらいかな。

 

メア(ラクネラ):

 そうなると、たしかにレッドキャップ3体は大変かもしれないわね・・・。

 

GM(来留主):

 (確かにそのとおりなんだけど、皆の出目を見てると違う意味に聞こえるなぁ・・・)

 そろそろシーンを切って集落の外の3人のほうに移そうか。

 

==========

 

ドイサ集落 付近

 

ラミ(ミーア):

 じゃぁ、ラミはアダーリに事情を説明して人化を解除するわね。

 「レアの事を受け入れてくれたし、大丈夫よね」

 

アダーリ(GM):

 「? 何の話だ? ・・・?!」

 

ラミ(ミーア):

 「あ~っ、やっぱりずっと人化してるの疲れるわ~」

 

アダーリ(GM):

 「ケンタウロスの次は、ラミアか・・・」

 

レア(セントレア):(ラミが通訳中)

 「驚いただろう? 私も彼女も人族の中で生活することを選んだバルバロスなのだ」

 

アダーリ(GM):(汎用蛮族語)

 「・・・へ、そういうことか」

 

2人:

 「?!」

 

アダーリ(GM):(汎用蛮族語)

 「しかし、うまく入り込んだもんだな。人化できるラミアはともかくケンタウロスまで受け入れさせるなんてよ。

 ケンタウロスが人族とつるんでる時点でまさか、とは思ったがご同業だとはな」

 

ラミ(ミーア):(汎用蛮族語)

 「同業? 何の話?」

 

アダーリ(GM):(汎用蛮族語)

 「おっと、そうだな。ここはお互い知らぬ存ぜぬでいこうや」

 途中から交易共通語に切り替えて続けるよ

 「ナイトメアとタビットには悟られないよう、たのむぜ」

 

 

メア(ラクネラ):

 これは、完全に黒でいいのかしらね。

 

GM(来留主):

 そうだな・・・。ラミとレアはここで見識判定をしてもらおうかな。2人とも蛮族だから+4の修正を加えて良いよ。

 

----------

 

見識判定 ?? 目標値:??

 

ラミ:7+(1,3)+4=15 ??

 

レア:3+(3,1)+4=11 ??

 

----------

 

GM(来留主):

 2人とも、

 

 蛮族勢力には、ラミアのように人族に化けられる種族を使った密偵やスパイ、工作員が存在する。

 

 ことに思い至って良いよ。

 真偽判定に失敗してるから、確証が持てないけど、そういう存在なのかも? という疑いの目を持ち始めたって感じかな。

 というところで聞き込みを終えたメアたちが戻ってくる感じでいいかな?

 

メア(ラクネラ):

 ・・・できれば時間をつぶしてから合流したけど、理由が思いつかないわね・・・。

 

マタビ(マナコ):

 時間を? どうしてですか?

 

メア(ラクネラ):

 だって、このまま合流したらラミが人化を解いたままでしょ? その状態で人族の私たちが合流したら、せっかくアダーリが勘違いしてくれているのが水の泡じゃない。

 

ラミ(ミーア):

 そうだった。じゃぁ、メアたちが戻ってくる前に人化しなおして・・・

 

メア(ラクネラ):

 その場合も道中時間切れで人化が解けちゃうんじゃない?

 

GM(来留主):

 う~ん。今回は細かい時間管理してないけど、移動時間を考えるとその方が妥当かな。

 

マタビ(マナコ):

 どうしましょうか・・・。

 

レア(セントレア):

 ・・・いや。メアたちはそのまま合流してくれ。私に考えがある。

 

GM(来留主):

 いいの? じゃぁ、演出を続けるよ。

 

==========

 

ドイサ集落 付近

 

GM(来留主):

 メアたちが戻ってきたのにラミが人化しなおす様子が無いからアダーリは少し慌てた様子になるよ。

 

アダーリ(GM):(汎用蛮族語かつ小声)

 「お、おいあいつら戻ってきちまったぞ、早く変身しろ」

 

メア(ラクネラ):

 わたしたちは細かいやり取りは知らないし、ラミも正体を明かしたんだ。くらいのつもりで合流ね。

 「お待たせ。問題の場所に行きましょうか」

 

アダーリ(GM):

 「お、おう・・・?」

 人族組の反応が思ってたのと違うから少し面喰ってるね。

 

レア(セントレア):

 では、そこで立ち上がりながらラミとアダーリの間に入るように移動します。具体的にはアダーリと乱戦エリアを形成してラミに手出しできないようにしたいです。

 

GM(来留主):

 まだ戦闘が始まっていないから乱戦エリア自体は発生しないけど、移動はOKとしよう。

 

レア(セントレア):

 アダーリに汎用蛮族語を使って話しかけます。できればラミにも聞こえるように

 「やつらはもう用済みだ。ここで消してしまう。手を貸してくれ」

 

ラミ(ミーア):

 それはさすがにびっくりして休憩の姿勢から起き上がるわよ。

 

アダーリ(GM):(汎用蛮族語)

 「は、はっ・・・驚かせるなよ。解った付き合ってやるよ」

 合点がいった表情で立ち上がるアダーリ。

 

レア(セントレア):

 人族に恩のあるラミが口を開く前に続けます。当然蛮族語で

 「演技とはいえ、仲間として過ごした連中だ。最後に死刑宣告をしてから葬ってやろうと思う」

 

アダーリ(GM):(汎用蛮族語)

 「相変わらず、ケンタウロスのそういうところ面倒だな・・・。人族の間じゃ騎士道精神なんてもてはやされるらしいが・・・手短に頼むぞ」

 

レア(セントレア):(汎用蛮族語)

 「あぁ、解っている」

 ここからザルツ地方語に切り替えてメア、マタビ、ラミに語りかけます。言葉がわからないアダーリに怪しまれないように朗々と語るように

 「こいつは蛮族のスパイの可能性が高い! 今なら油断している我らで無力化するぞ!」

 と、剣を抜き切っ先をメアたちに向けます。

 

GM(来留主):

 う~ん。そうされるとアダーリは完全に騙されるかな。レアの死刑宣告が完了したのを見て人化を解除。

 普通の体格だったアダーリの体が、着ていた服や鎧を引きちぎりながら見る見る膨れ上がり2mくらいの巨漢に変貌する。額に2本の角が生えた大男だ。

 魔物知識判定をまだやってない、ラミ、マタビ、レアは魔物知識判定どうぞ。

 

----------

 

魔物知識判定 アダーリだったもの 目標値:9/14

 

ラミ :7+(6,4)=17 弱点まで見抜いた!

 

マタビ:5+(3,3)=11 成功!

 

レア :3+(1,4)=8 失敗・・・

 

正体はレッサーオーガだった!

 

---------

 

GM(来留主):

 オーガの中でも小柄な低級種で人族の心臓を食べることでその人族に化けることができるのが特徴だね。

 

マタビ(マナコ):

 ということは、本物のアダーリさんは・・・

 

GM(来留主):

 判定に成功した2人は、アダーリの生存が絶望的だと判断できるだろう。

 とはいえ偽アダーリはすでに臨戦態勢だからねその辺りを聞き出すにしてもまずは無力化する必要がある。

 戦闘開始だ!

 (予定が完全に狂ったけど、死亡じゃなくて気絶にすれば良いか)




厳密なシーン制をとっていないソードワールドだとどこで話を区切ろうか悩んでいるうちに少し長くなっちゃいました・・・。

本当は偽アダーリ戦は雑魚の取り巻き付きの予定だったんだけどなぁ・・・。
自分でシナリオ考えて、自分でプレイしているはずなのに、想定どおりに進まない。
拙作「爆乳ハイパー忍RPG」のようなPLまでオリジナルの仮想卓ではこうは行きません。
PLが二次創作ゆえに作者とは違う思考(を想定して)で動いてくれるので、良くも悪くも思い通りに進みませんが、リアルプレイぽくて良いですね。

次回は戦闘から。最後のGMの思惑は、気絶すべきNPCが気絶判定でピンゾロ振るフラグに見えるのは私だけでしょうか(汗)

2017.8.22
 レアが魔物知識判定を何故かレベルの低いセージで行ってますね(汗)
 ライダーでやれば成功してたのに・・・まぁ、ラミが弱点看破してるからいっか。どうせライダー魔物知識は弱点解らないし。
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