【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
誰か・・・PTに命の危険が無いまま名誉点を大量に与える方法を教えてください・・・
GM(公人):
では、場面は王宮の謁見の間。
部屋の中央で待たされているメアとマタビ。
左右には大臣や騎士団長などがいわゆる閣僚筋が居並んでいる。
2人の目の前にある数段高くなった所には2つの玉座が並んで主の到着を待っている。
メア(ラクネラ):
あ、これ跪いて待ってないといけない奴ね。
マタビ(マナコ):
では、メアさんに倣って膝をつきます。
GM(公人):
そうして待っている、2人の少女が現れて玉座の脇に立つ。
見た目から判断して種族は人間。10代半ばの、愛らしいドレスに身を纏った2人は、髪の長さ以外は瓜二つ。この国の住人なら判定不要で知っている有名人。
先王の没後、姉妹で国政を行う“双子姫”コーラル姫とラフェンサ姫。
メア(ラクネラ):
マタビ(マナコ):
ですね。
GM(公人):
双子姫が着席すると、脇に控えていた大臣が厳かに、顔を上げるよう命じてくる。
コークル(GM):
「よく来てくださいました。冒険者の方々」
メア(ラクネラ):
「冒険者をしております、メア=ウィドウと申します。
ご尊顔、拝謁できる機会を頂き、恭悦至極にございます」
マタビ(マナコ):
「おっ、同じくマタビと申します」
ラフェンサ(GM):
「そのように緊張なさらないで大丈夫ですよ。
・・・パーティーは4人とお伺いしていましたが」
メア(ラクネラ):
「・・・真に遺憾ながら、他2名はどうしても外せぬ所用があり、止む無く私たち2名のみのお目通りとなりましたこと、パーティーを代表してお詫び申し上げます」
大臣(GM):
「国王勅命を差し置いて私用を優先するなど何事か!」
マタビ(マナコ):
「ひっ!」
コークル(GM):
「ローズ! 今、私たちが彼女らと会話をしているのだけれど?」
やや威圧的な視線でコークル姫が大臣を睨みつけると、大臣は苦々しい顔で頭を下げるよ。
ローズ大臣(GM):
「っ・・・失礼いたしました」
ラフェンサ(GM):
「・・・申し訳ありません。
それで、どういった御用事で? 大臣ではありませんが、本件よりも優先となると・・・御身内に御不幸があったとか?」
マタビ(マナコ):
「え、えと・・・」
メア(ラクネラ):
「申し訳ありません。パーティーメンバーといえど、互いのプライベートには立ち入らない決まりでして・・・」
ラフェンサ(GM):
「あら、ごめんなさい。込み入ったことを訊いてしまいましたね」
メア(ラクネラ):
「いえ、御理解くださり、痛み入ります」
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ミーア:
おぉ。さすがラク姉さん。口が上手い。
ラクネラ:
は?
セントレア:
しかし、若干無理があるような気もするが。
ラクネラ:
仕方ないでしょう。他に言いようが思いつかなかったのよ。
ねぇ、ハニー? 今ここで全部正直に話したら、全員逮捕でしょ?
公人:
そうだね。なんせそもそも今回の召集自体が、蛮族の人族社会への侵入に関する聴取だからね。前回の終わりにも言ってたけど間違いなくスパイ扱いを受けるだろうね。
マナコ:
そうなると、誤解が解けるまで時間がかかりますよね。
公人:
うん。最悪、そのままスパイとして罰を受けることになるかもしれない。
それじゃシーンを進めるよ。
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GM(公人):
と言っても、前回のセッション内容を改めて説明するだけだから聴取自体は省略するよ。
コークル(GM):
「なるほど。この指令所と思しき物が蛮族の大規模侵攻計画の証拠というわけね」
ラフェンサ(GM):
「ローズ大臣、宮内の信頼置ける識者を集めて内容の確認をお願いします。国民に要らぬ不安を与えてもいけません。この件に関しては
一同:
「はっ!」
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公人:
といったところで、このシーンは終了。次は、店で留守番をしているラミのシーンに行こうか。
ラクネラ:
あら、ここで依頼を受けるんじゃないのね。
公人:
さすがに、この規模の話になると冒険者に依頼を出すにしてももっとベテランなパーティーにお願いするからね。
マナコ:
な、なるほど。
公人:
じゃ、次はラミのシーンね。
ミーア:
はぁい。
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5.オープニング3
GM(公人):
さっきも言ったけど、場所は寛容な交流亭。
他の2人の謁見が始まってしばらく経ったであろう時間帯にクリスがラミに声をかけてきたよ。
クリス(GM):
「あぁ、こんな時になんだが、お前さんたちに依頼だ」
ラミ(ミーア):
「え?」
クリス(GM):
「どういうわけか、お前たちをご指名でな。まぁ内容的に相応だとは思うが・・・どうする?」
ラミ(ミーア):
「内容は?」
クリス(GM):
「よくある護衛任務だな。この街の商人が商売に必要な素材を集めに行くのに同行してほしいそうだ」
ラミ(ミーア):
「あたしたちを指名して? あたしたちそんなに有名だったっけ?」
クリス(GM):
「だから、どうしたものかと思ってな。とはいえ、そろそろ何か仕事をしないと生活にも困るだろう? 今のところお前たちに回せそうな仕事がコレくらいなんだよ」
ラミ(ミーア):
「メアたちと相談してからでも良い?」
GM(公人):
じゃぁ、その辺でメアたちは戻ってきていいよ。
メア(ラクネラ):
あら、そう? じゃぁ、ドアベルを鳴らしながら店に入るわね。
「つかれたぁ・・・」
マタビ(マナコ):
「ただいま戻りました」
ラミ(ミーア):
「あ、おかえり。・・・どうだった?」
マタビ(マナコ):
「私たち自身には何も。ただ例の指令所に関しては緘口令が出されましたので、話題にしない方がいいかと。マスターもお願いします」
クリス(GM):
「まぁ、内容が内容だからな・・・、了解した」
メア(ラクネラ):
「で? あなたたちは何の話を?」
ラミ(ミーア):
「あ、うん。あたしたちに依頼なんだけど・・・」
クリス(GM):
「どういうわけか、名指しできてるんだよ」
マタビ(マナコ):
「ふぇ? どうしてですか?」
クリス(GM):
「さぁ? ただ依頼書には“必ず、パーティー
メア(ラクネラ):
「4人パーティーだって事も把握されているのね・・・何者?」
クリス(GM):
「ベッソンさん、ていう商人だけど・・・」
というわけで、見識判定を。目標値は・・・11かな。
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ラミ :7+5=12 成功!
メア :(平目)9 失敗・・・
マタビ:5+7=12 成功!
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GM(公人):
首都の大通りに雑貨屋「リュックのベッソン」を構える商人で、店名のとおり主だった商品はカバン類。布・革問わず丁寧な仕事と、定期的に発表される新作の斬新なデザインが人気のお店だね。
素材にはかなりこだわってていつも自分で品を確認に仕入先まで見に行く拘りようが有名だよ。
ラクネラ:
そのひと演劇の監督とかしてたりしない?
マナコ:
本当ですね
GM(公人):
趣味は演劇や詩歌の鑑賞らしいよ(笑)
メア(ラクネラ):
「問題は、なぜそのかばん屋が私たちを指名したか、よね」
クリス(GM):
「そればっかりは、本人に訊いてもらわないとな。紹介状は書くが、無理だと思ったら断っていいからな」
と、いう事で場所を移動してリュックのベッソンにシーンを移すよ。
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GM(公人):
場所は街の大通りに面した雑貨屋「リュックのベッソン」さん。
クリスの紹介状を見せるとすんなり奥に案内されるよ。
応接室で待つことしばし、ドアが開くと小太りの小人(?)が入ってくる。・・・まぁ一目で判って良いか。ドワーフだね。ヒゲを長く伸ばすのが好きじゃないのか短く刈りそろえているね。
ベッソン(GM):
「お待たせしました。当店の主人、ベッソンと申します。
この度は依頼を受けていただきありがとうございます」
メア(ラクネラ):
「ごめんなさい。まだ受けるかどうか決めかねているの。詳しい話を聞かせてもらえないかしら」
ベッソン(GM):
「おや、そうでしたか。
依頼内容は、依頼書にも書きましたが護衛をお願いしたいのです。
ご存知かとは思いますが、ウチはカバンがメイン商品なのですが、皮革製品用の材料を回収に向かわなくてはならないのです」
ラミ(ミーア):
「どこで仕入れているの?」
ベッソン(GM):
「仕入れといいますか、原料となる動物が住む森に捕獲用の罠を仕掛けているのでその中身の確認と再設置ですな。
ここから馬車で1日ほどの所に有る森なのですが、目的の動物以外に襲われる可能性がどうしてもありますので、そこを護衛していただきたいのです」
マタビ(マナコ):
「どうして、私たちなんですか?」
ベッソン(GM):
「こういう商売ですからな。新商品考案ために、いろいろ目新しいモノに触れるよう心がけて居るのですが、知人から皆さんの事を聞きまして、是非にお願いしたいと思ったしだいなのです」
メア(ラクネラ):
「差し支えなければ、そのお知り合いの名前、教えてもらっても?」
ベッソン(GM):
「えぇ、あなた方もご存知の人物ですよ。
マギテック協会のラムホさんですよ。時々魔動機の携帯ツールの開発などで相談に乗らせていただいておりまして」
マタビ(マナコ):
「あぁ」
メア(ラクネラ):
「・・・彼女からは私たちの事をなんて? 目新しいなんていうほど珍しいパーティーじゃないでしょ? 軽戦士、神官、魔動機師なんて」
ベッソン(GM):
「いやいや、ご謙遜を。そこにケンタウロスの戦士が居るとなれば珍しいなんてものじゃないじゃないですか」
冒険者ズ:
「!!」
メア(ラクネラ):
「それで? 蛮族と仲良くしてる私たちを
ベッソン(GM):
「いやいや、まさか。私はただただ純粋に人族と共存する蛮族というものに興味があるだけですよ。
依頼を受けていただけるのなら、護衛の報酬にお1人5,000Gお支払いしましょう」
ラミ(ミーア):
「高っ!」
ベッソン(GM):
「無理にお願いするのですから、相場より高くするのが当然でしょう」
マタビ(マナコ):
「わぁ、ありがとうございます」
メア(ラクネラ):
「・・・いえ、報酬はもっと少なくていいわ」
ラミ&マタビ:
「えっ?!」
ベッソン(GM):
(さすが、ラク姉さん)
「? ですがそれでは・・・」
メア(ラクネラ):
「こっちからも条件を出すから、そのぶん差し引いてちょうだい」
ベッソン(GM):
「条件、ですか?」
メア(ラクネラ):
「レア・・・ケンタウロスの事を知っているなら、
ベッソン(GM):
「それくらいの事は心得ております。わざわざ報酬を下げてまで出していただく条件では・・・」
メア(ラクネラ):
「条件を出す以上、当然の事よ。どうしてもお金を使いたいなら、差額分をラムホに渡して改めて口止めを要求してちょうだい」
ベッソン(GM):
「な、なるほど・・・対価と報酬を軽んじては商人の名折れ。なによりそちらがそれで納得されるのであれば、その条件を呑みましょう」
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ミーア:
ちょっとぉ、なんで報酬減らしちゃうのよぉ。
ラクネラ:
ラミもレアも人族に無条件で受け入れられるほど名誉点が貯まってないでしょ。少しでも口止めしておかないといけないのよ。
マナコ:
そういえば、ラムホさんも最後に怖いこと言ってましたよね。
セントレア:
あぁ、蛮族によるスパイの噂があれば我々を告発する、という内容の言葉か。
ミーア:
あ・・・今まさにその噂が流れてる?
ラクネラ:
緘口令が出ているから大丈夫なはずだけど、ハニー?
公人:
あんまり疑心暗鬼になられても困るから正直に言うけど、市民はまだ何も知らないよ。
だからラムホもたんに親しい相手につい口が滑った程度のノリかな。もちろん、話しても大丈夫な相手か見極めてくれているから、そんなにだれ彼かまわず言いふらしてるわけじゃないから安心していいよ。
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メア(ラクネラ):
「OK。それで、報酬は最終的においくらくらいかしら?」
ベッソン(GM):
「そうですな・・・ではこの手の依頼の相場どおり、お1人3,000Gほどでいかがでしょう?」
マタビ(マナコ):
「それでも、高額なような・・・」
メア(ラクネラ):
「そうね。何か理由でも?」
ベッソン(GM):
「簡単な理由です。今回集めに行く素材は小動物の皮なのですが、大型の獣などどうしても素人には危険が付きまとうもの。無いとは思いますが蛮族と遭遇しても困ります・・・っと失礼」
ラミ(ミーア):
「あ、気にしないでください。慣れてますから」
ベッソン(GM):
「おそれいります。
そういうわけでして、コレくらいの出費は充分必要経費ですよ」
メア(ラクネラ):
「具体的にはどんな獣と遭遇する恐れがあるのかしら?」
ベッソン(GM):
「そうですなぁ・・・普段ですと虫やら蛙なんかが多いですな。森ということもあり、動物を捕食する植物なんかも見かけることがありますな。
毒性を持つものがおりますゆえ対策は必要でしょう。
やや距離があるとはいえ、街道そばの森ですので野党や蛮族が通行人を襲うために身を潜めている場合もあるので警戒は必要でしょう。
私は見たことは有りませんが、同業者の中には幻獣を見たなんて人もおりますが・・・眉唾でしょうなぁ」
マタビ(マナコ):
「近くに危険な地形などはありますか?」
ベッソン(GM):
「いえいえ、山の裾野に広がるごくごく平坦な森ですから。
あ、まぁ川が流れている場所も有りますから、足元が悪いところはありますな」
ラミ(ミーア):
「ふぅん・・・。じゃぁ、怪我とかの対策をしたら準備完了?」
メア(ラクネラ):
「そんな感じかしらね」
ベッソン(GM):
「それでは、明日朝一で馬車を出しますのでトッネオでお仲間と合流後、罠を仕掛けている森に向かうということで。よろしくお願いいたします」
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公人:
ふぅ、やっとオープニングが終わった・・・。
待たせてゴメンね、セレア。
セントレア:
いえ。大丈夫です。
これから、追加の買い物等ですか?
公人:
そうだね。でもその前に少し休憩しようか。
思いついたダジャレから生まれたNPCと、NPCありきのシナリオです。
関係者に怒られたら名前変えます。
大臣の名前は例によって片道勇者TRPG(冒険企画局)の名前表を使用しました。
次回から冒険本番です。
が、いまから遭遇表の詳細決めたりするのでしばらくお待ちください。