【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】   作:龍委員長

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5-6.エンディング~アフタープレイ

GM(公人):

 魔神はどっちも気絶(?)して動かないだけだから、アウェイクンや応急手当で起こせば話が聞けると思うけど。

 

ラミ(ミーア):

 どうする?

 

メア(ラクネラ):

 まず、スポーンは却下。他の魔神の使い魔みたいな奴で、会話も不可。生かしておく理由がないわ。

 

マタビ(マナコ):

 そ、そうですね・・・

 

GM(公人):

 了解。じゃぁスポーンにはトドメを刺したという事で。本当は生死判定に失敗するまでダメージ与えなくちゃいけないけど、省略でいいよ。(また6ゾロ復帰されても困るし)あ、スポーンからは“剣のかけら”が4個出てくるよ。

 インプはどうする?

 

レア(セントレア):

 とはいえ、妖魔語も魔神語も習得していませんし・・・

 

ラミ(ミーア):

 ベッソンさんと荷物持ちの人は?

 

GM(公人):

 いや、冒険者でもない一般人はさすがに・・・ベッソンさんは商人だから各人族の言語と各地方語くらいは話せるかもだけど。

 

メア(ラクネラ):

 ・・・・・・

 

マタビ(マナコ):

 ラクネラさん?

 

メア(ラクネラ):

 あぁ・・・でも・・・どうしようかしら・・・

 

レア(セントレア):

 どうしたんだ?

 

メア(ラクネラ):

 いえ、ほら。コボが妖魔族でしょ? トッネオに居るコボルト。あの子が通訳できないかしら。ただ、魔神てかなり脅威度の高い種族よね? そうなると状況的にまた国が絡むでしょ? コボはともかく私たちは・・・ねぇ?

 て事を考えてたんだけど、いちおうRPとしてもみんなに話すわね。

 

ラミ(ミーア):

 「あ! なるほど!」

 

GM(公人):

 ・・・じゃぁ、4人・・・じゃないや、メアとマタビは見識判定をお願い。

 

メア(ラクネラ):

 私たちだけ?

 

----------

 

メア :(平目)8

 

マタビ:5+11=16 成功!

 

----------

 

GM(公人):

 じゃぁ、マタビは先日“双子姫”との謁見の時あの場にいた大臣の1人、ローズと呼ばれていたリルドラケンは穢れを強く嫌う所が有って、蛮族に対してはすごく厳しいという噂を聞いた事を思い出すよ。

 

マタビ(マナコ):

 はぁ、そうだったんですね・・・え?

 

ラミ(ミーア):

 え? どういうこと?

 

メア(ラクネラ):

 下手したらコボも排除されちゃうってこと?

 

GM(公人):

 う~ん・・・フェンディルくらいの国なら、守りの剣の範囲内にもコボみたいに蛮族社会を離れた下級妖魔がいると思うから、ちゃんとしてれば大丈夫だけど、少しでも問題を起こせば大臣はすぐに国からの退去処分を訴えるだろうね。

 

レア(セントレア):

 それは・・・

 

マタビ(マナコ):

 じゃぁじゃぁ、マタビは皆さんにその事を伝えますね。

 「・・・なのでコボさんが危ないかもしれません・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「予感的中、ね」

 謁見前にウィッグ取らなくて良かった・・・。

 

GM(公人):

 そうだね。国としてはナイトメアを排斥するようなことはしていないから、あの場でどうこうなる事はなくてもローズ大臣の心証は良くなかっただろうね。

 

ラミ(ミーア):

 じゃぁ、ミーアもレアも正体バレたら即行で追い出されちゃうじゃん。

 

レア(セントレア):

 主殿、ローズ大臣は何を司る大臣なのでしょうか? 確か、あの謁見の時騎士団長も居たという事は国防や治安維持ではないと判断しますが?

 

GM(公人):

 ん? まぁ、メアもマタビも知ってるけど、通商や経済を担当してるね。もとは商人の出身らしいけど、今大臣てことは何か功績をたてて貴族籍を与えられたんじゃないかな。

 

レア(セントレア):

 では、コボ1人の存在が知られる程度は問題ないのでは? 確かに大臣という立場で提言はできても、決定権は騎士団長あるいは国王にあるのでは?

 

GM(公人):

 もちろん、その通りだよ。

 

レア(セントレア):

 では、その辺りの事を皆に尋ねよう。

 

ラミ(ミーア):

 たずねる?

 

レア(セントレア):

 レアとしては、人族の社会構造についてまだ勉強中だからな。

 「その、ローズというジンブツはそれほどのケンリョクをモッているのか?」

 

ベッソン(GM):

 「いやいや、ローズ大臣は我々商人のまとめ役ですから、そういった事の決定権はありませんよ。

 なんでしたら、王宮への報告とコボ氏の身元保証は私がいたしましょうか?

 ・・・まぁ、この魔神がまた暴れぬよう皆さんには追加で護衛をお願いしなければいけませんが・・・」

 さすがに魔神が意識を取り戻して暴れ出したら一般人はなすすべがないからね。王宮までって事で、メアとマタビについてきて欲しいって事だね。追加報酬は400G。あとでみんなで分けるなら1人100Gだね。

 もちろん、今回のシナリオはこれで終了だから、この報酬は何もしなくてももらえるよ。

 

マタビ(マナコ):

 いいんですか?

 

メア(ラクネラ):

 いいんじゃない? もらえるなら貰っときましょうよ。

 あ、トッネオに寄ってコボを回収するなら、王都までの道中ラミとレアの事を口外しないように言い含めておくわ。

 

ラミ(ミーア):

 あ、トッネオの人たちには正体バレてないんだった。変化しとくね。

 

GM(公人):

 うん、まぁそこまですればあとは問題ないかな。

 コボは恩人であるみんなの頼みを快く受け入れてくれるし、ベッソンさんも王宮へうまく口添えしてくれるからみんなが王宮に行く必要性はないよ。

 

メア(ラクネラ):

 後日、直接話を聞きたい、とかは?

 

GM(公人):

 今回は、ベッソンさんていう目撃者がいるから大丈夫かな。

 というわけで、今回のシナリオはこれで終了だよ。おつかれさま。

 

モン娘:

 おつかれさまでしたー。

 

==========

 

ラクネラ:

 これ、前回の蛮族の計画と関係あるの?

 

公人:

 さぁ、どうだろうねぇ?

 というところで、後処理していこうか。

 

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報酬

   依頼達成:12,000G

 戦利品売却分:  900G

   追加報酬:  400G

 

     合計:13,300G(1人:3,325G)

 

獲得経験点

   基本:1,000

 討伐魔物:2,400

 

   合計:3,400+1ゾロ分

 

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能力値成長

 ラミ :[1、3]器用度 11→12

 

 メア :[6,6]精神力 12→13

 

 マタビ:[3、2]筋力  9→10

 

 レア :[3、2]筋力  17→18

 

----------

 

獲得名誉点

 剣のかけら×4=6+3+3+6=18点

 

 “リュックの”ベッソン:顔見知り 5点

 

 “商人(あきんど)”ローズ=R・G=ゴート:顔見知り 100点(メア、マタビのみ)

 

 合計名誉点(人族/蛮族):172/72

  噂の人物。コミュニティの外に名前が露出し始め、結果、初対面のはずの相手が、自分の名前を知っていたという経験をするようになる。わざわざ顔を見に訪ねてくる酔狂な人物が現れ、面識のない人間から名指しで依頼が行われることも起こり始める。/一人前。狭いコミュニティならば顔と名前は一致し、その功績も知られている。しかし、その外にまでは名前は広がっていない。

 意訳

  寛容な交流亭のメアとマタビという冒険者がフェンディル王宮に召喚されたらしい。謁見の内容は緘口令がしかれており、何か大きなプロジェクトに関わっているのかもしれない。そういえば、彼女たちのパーティーは4人らしいけど、あと2人は誰だ? あの2人と組んでいるんだからそれなりの実力者だろうが・・・。

 

----------

 

ミーア:

 えぇ! メアとマタビだけずるーい!

 

ラクネラ:

 しかたないでしょう、アンタ謁見に行ってないんだから。

 

マナコ:

 そういえば、お姫様のコネクションじゃないんですね。

 

公人:

 あぁ、最初はそうするつもりだったんだけど、双子姫と顔見知りになったときの名誉点・・・400なんだよね。

 

セントレア:

 それは・・・さすが王族といいますか・・・

 

公人:

 うん、さすがにパーティー内の名誉点に差が付き過ぎるから、悪い意味で顔を覚えられたローズ大臣とのコネに変更したんだ。

 

ミーア:

 ・・・ふたりとも、ガンバッ!

 

ラクネラ:

 あんたねぇ・・・。

 

公人:

 ちなみに、大臣とのコネクション名誉点は、担当ジャンルも加味して国民の陳情を受ける機会も多いだろうから、少し低めに見積もったよ。

 さて、これで終わりだけどどうだったかな?

 

ミーア:

 う~ん・・・なんか、経験点が急に増えたけどいいの?

 

公人:

 うん。正直、今までが少なすぎたかな、って。まぁその分戦闘の回数が増えるからね。

 シナリオギミックで、隠しクエスト達成でボーナス経験点とか、考えないとだね。

 

ラクネラ:

 前回に続いて伏線回よね? 蛮族に魔神に、収拾つくの?

 

公人:

 んぐっ・・・大丈夫。・・・たぶん。

 せめて、レアが名誉人族になれるところまでは行きたいし、話は大きめにする予定だよ。

 

マナコ:

 ローズ大臣とは、王宮に行かなければ会いませんよね?

 

公人:

 まぁ、そうだね。休日はその限りじゃないだろうけど。彼と深く接触しても大丈夫なのってマタビくらいなんだよね。穢れ的な意味で。

 

マナコ:

 でも、その穢れを持つヒトたちと交流してるって知れたら、大臣からは嫌われるのでは・・・

 

公人:

 あぁ、・・・確かにそうだね。気をつけて(ニッコリ)

 

マナコ:

 ひぃぃ~っ

 

セントレア:

 「例外的存在」が見えてきましたが、トッネオではすでにその扱いですし、次の「名誉人族」が遠いですね・・・

 

ラクネラ:

 ねぇ? 名誉人族は都市レベルで受け入れられてるってなってるけど、フェンディルみたいに王族のお膝元での扱いはどうなるの?

 

公人:

 実は、そこを決めかねてるんだよね。

 今のところ案としては、フェンディルという首都の運営は王宮の下部組織が行っていて、都市内では認められるけど、他の都市での行動までは保障されない。て感じかな。

 姫たちに首都経営陣が頼み込んで都市レベルの「例外的存在」として扱ってもらう、見たいなイメージだね。王室がOK出すけど、公のお触れに2人の名前は記されない、みたいな。

 

セントレア:

 それでも、皆と行動が取れるようになるのであれば充分です。

 

ミーア:

 確実にあの大臣がイチャモンつけてきそうだけど。

 

マナコ:

 そのためにも「人族以上に人族」の称号が早く欲しいですね。

 

公人:

 その目標のためにも、どんどん依頼を受けていこうってのが当面のみんなの行動指針かな?

 

ラクネラ:

 そうね。

 

公人:

 さ、それじゃぁ、長くなったけどこれで今回のシナリオは終了です。

 おつかれさまでした。

 

モン娘:

 おつかれさまでしたー。




名誉人族まであと500点! ・・・遠い・・・

いつもどおり次回は、迷宮少女、魔都冬木を1セッションずつ終えてからとなりますので、間は大きく開くと思われます。しばらくお待ちください。


2017/12/9
 報酬の内訳修正。
 ローズ大臣の二つ名に「“”」を付け忘れていたので加筆。

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