【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
結果を踏まえて、自分なりに結論を出してみました。
公人:
まだ悩んでる?
マナコ:
実利と感情がせめぎあってます・・・。
ラクネラ:
ゲームなんだし実利で良いじゃない。
ミーア:
そうかもだけどぉ。
セントレア:
申し訳ありません、主殿。私の不用意な発言が進行を・・・。
公人:
いやいや、やりたい事はどんどん提案してくれて良いんだよ。そういうゲームだからね。無理なことはムリってちゃんと言うから気にしないで。
・・・そうだなぁ。じゃぁこういうのはどうかな?
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8-20.フェンディル王国 ブルハピ山中
GM(公人):
イストはキャンボルと数度言葉を交わすと冒険者たちに睨むような視線を向ける。
イスト(GM):
「まぁ、対価を支払ってもらえるというのであればこちらはかまいません」
GM(公人):
どうやら騎士団が冒険者に支払う予定だった額に納得したようだ。
イストはキャンボルと後日金銭のやり取りを行う約束をすると足早に下山していった。
そしてキャンボルは皆に頭を下げる。
キャンボル(GM):
「みなさん、このような事になってしまい、申し訳ありません」
レア(セントレア):
「いえ、提案したのはこちらです。それにあのままでは彼らの労働環境が改善される保障もなさそうでしたので」
キャンボル(GM):
「・・・お恥ずかしい限りです」
マタビ(マナコ):
「そんな、団長が頭を下げなくても・・・」
キャンボル(GM):
「いえ、国より与えられた権利でこのような暴虐を行う者を見過ごしていたのは国の責任です。この件、かならずや姫様たちのお耳に入れると、弱者の盾 ザイア神の御名に誓います」
そこまで言うと顔を坑夫たちに向ける。
「一方的で申し訳ないですが、これでデニール氏の元から開放されます。いままで見過ごしてしまっていたこと許してくれとは言えませんが、どうか謝罪をさせてください」
と深々と頭を下げる。
GM(公人):
坑夫たちは互いに顔を見合わせたり、口を開きかけて言葉を飲み込むなど、反応に困っているという様子を見せる。何より、洞窟内での約束を果たしたのが目の前の大柄な蛮族であることに戸惑っている様子だ。
だが、それでも過酷な労働から解放される事実には抗えず、この取引を受け入れた。
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公人:
という感じかな。
ラクネラ:
ちょっと、これ結局セレアの案が通ってるじゃないの。
公人:
だいじょうぶだいじょうぶ。
ちょっと準備するから待っててね。
SE:コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ
ミーア:
なんかいっぱいサイコロ振り始めた?!
公人:
よし、(変なのも混ざっちゃったけど)これでいいか。
じゃぁ、みんなセージ技能+知力ボーナスで判定してみて。目標値は・・・11で、誰が判定しても良いけど全員で合計12回判定してね。
セントレア:
12回?! いったいなんの判定なのでしょうか?
公人:
ほら、(元)坑夫たちの再就職先を斡旋してあげる話になってたでしょ。だからさっき全員に1個ずつ一般技能持たせたから、彼らの才能に合った職場を紹介できるかの判定。
下山しながらどんな事ができるのか聞き取りしてるイメージかな。
判定に成功したら、彼らの持ってる技能を聞き出す事ができてそれを活かせる職場を紹介できる。
で、それぞれの新しい職場から紹介料という形でお金が支払われることにするよ。
ラクネラ:
なるほどね。紹介料はいかほどもらえるのかしら。
公人:
成功したら、紹介1人あたり700G。かなり高額だけど紹介してくれた人材が予想以上に活躍してくれたからその謝礼も含めるってことで。
マナコ:
失敗しちゃったら・・・
公人:
紹介料は1人20G。ちょっと豪勢な食事ができる程度だね。
セントレア:
・・・なるほど全て成功させると、当初の報酬より少し増額になるわけですね。
公人:
そういうこと。だからセージ持ちが判定することをお勧めするけど、独りで判定するのも味気ないしみんなで手分けしてくれると嬉しいかな。
ミーア:
じゃぁ、順番に振ろうかな。
ラクネラ:
メアには期待しないでちょうだいね。
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判定者:ラミ
ナイトメアA
9+10=19 成功!
彼(?)は
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ラクネラ:
1人目からおかしいんだけど?
公人:
ははは・・・。ランダムで決めたらこんな事になっちゃった。
本人がナイトメアだし、自分の母親みたいに出産で命を落とす人を減らしたくて勉強してたのかもね。
ラクネラ:
ちょっと無理がない? まぁ、良いけど。
~~~~~~~~~~
ナイトメアB
9+6=15 成功!
彼は
9+6=15 成功!
彼は
判定者:メア
コボルトA
(平目)=10 失敗・・・
コボルトD
(平目)=7 失敗・・・
コボルトG
(平目)=6 失敗・・・
判定者:マタビ
コボルトB
5+12=自動成功!
彼は
コボルトE
5+11=16 成功!
彼は
コボルトH
5+9=14 成功!
彼は
判定者:レア
コボルトC
3+6=9 失敗・・・
コボルトF
3+9=12 成功!
彼は
コボルトI
3+7=10 失敗・・・
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公人:
えぇと、成功7回、失敗5回だから、4,900+100=5,000Gだね。ちょっと減っちゃったね。
ラクネラ:
成功回数はそのまま技能と能力値とおりって感じね。
セントレア:
意外、と言ってよいのか解りませんが、学のある技能を持つものが多いですね。
マナコ:
適材適所ができていなかったということですよね。レイバーが1人居ただけですし。
公人:
まぁ、技能の内容は完全にランダムに決めたから偶然なんだけど、結果的にそうなってたってことだね。
さて、山を降りたらレアはトッネオに向けて他のみんなはディルクールに向かって解散かな。
ミーア:
あれ、これで終わり?
公人:
冒険者たちは、ね。
数日後、報告が寛容な交流亭に届くよ。
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8-21.フェンディル王国 ディルクール市内 寛容な交流亭
GM(公人):
ラミ、メア、マタビが食事をしていると、マスターのクリスが声をかけてくる。
クリス(GM):
「おつかれ。ほら、この前のコボルトたちを紹介した人たちから謝礼金が届いているよ」
とテーブルの上に銀貨袋を置いた。
ラミ(ミーア):
「あ、マスター。ありがとう」
メア(ラクネラ):
「・・・目減りしてるけれど、まずまずの額かしらね」
マタビ(マナコ):
「みなさん元気でしょうか」
クリス(GM):
「元気にやってるみたいだよ。それぞれの場所で貢献してる。この額がその証拠だよ」
ラミ(ミーア):
「そっか。よかった・・・。・・・なんか視線を感じる」
メア(ラクネラ):
「そりゃぁねぇ。元坑夫たちはどうか判らないけれど、デニールたちは私たちが蛮族を連れたパーティーだって言いふらしてるでしょうからね」
ラミ(ミーア):
「ぅぅ・・・。マスター、ゴメン」
クリス(GM):
「気にすることはない。もし問題があるなら、とっくの昔に退去命令が出ているだろう」
マタビ(マナコ):
「ウシレさんはラミさんが本来の姿に戻ってるところ見てませんし、レアさんの情報しか広まってないだけでは?」
メア(ラクネラ):
「かもね。けどそれでも蛮族と通じてるんだからもっと厳しい対応されてもおかしくないわよ」
クリス(GM):
「それに関して、まずビレイ=デニールは例の山を没収されたそうだ。今は国の主導で採掘が行われている」
ミーア(ラミア):
「まぁ、自業自得かなぁ」
クリス(GM):
「それと、今回の虐待の件はローズ大臣も認知していたらしい」
ラミ(ミーア):
「? だれ?」
メア(ラクネラ):
「あぁ、前に姫様に呼ばれたときにやたら突っかかってきてたリルドラケンね」
クリス(GM):
「何度も通報があったものをデニールと結託してもみ潰してたらしい。その咎で大臣を罷免された」
マタビ(マナコ):
「! ずいぶん対応が早いような・・・」
クリス(GM):
「本人も関与を認めたらしい。もともと穢れに対して排他的な考えの持ち主ではあったから、ナイトメアやコボルトが酷い環境で働かされているのを黙認していたということらしい。
国は事態を重く見て、そうした差別的な言動を控えるよう呼びかけている。悪質な場合は官憲が動く場合もあるそうだ」
メア(ラクネラ):(周囲を一瞥しつつ)
「あんまり、効果は無さそうだけどね」
クリス(GM):
「まぁ、すぐには、ね。ただ君たちが注目されているのは穢れよりもケンタウロスの方が主な理由だろうからな。
・・・今後のこと考えないといけないな」
冒険者(モン娘):
「・・・」
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公人:
と、これからの身の振り方も意識しつつ締めという事で。
モン娘s:
おつかれさまでしたー。
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リザルト
報酬:5,000(基本)+850(戦利品)=5,850G
<剣のかけら>×16
経験点:1,000(基本)+260(討伐)=1,260+自動失敗分
自動失敗
ラミ:2回
メア:1回
レア:1回
獲得名誉点:
1+1+5+3+5+6+4+2+1+1+3+4+5+5+1+4=61点
合計名誉点(人族組/蛮族組):306点/206点
名声:都市レベルで名前が通じる。(以下略)
意訳:ついに噂のレアが姿を見せた。まさか蛮族だったなんて。それを匿っている冒険者の店もどういうことだ? ディルクールに守りの剣が有る限り何もできないだろうが。時を同じくして大臣が罷免され、豪商の財産が没収された。まさかもう王室に蛮族が入り込んでいるのか?
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公人:
さてどうだったかな? シナリオの内容もだけど、最後はセレアの案と、ちゃんとした報酬がほしいっていうラク姉さんの要望を両方採用する形にしてみたつもりなんだけど。
セントレア:
ありがとうございます。
ラクネラ:
まぁ、タダ働きじゃなかっただけいいでしょ。
ミーア:
で、けっきょくどういうことだったの?
公人:
う~ん、レアがもう街に入れないしバラしてもいっか。
マナコ:
みんなで首都に移り住んでたら別の事件につながったんですか?
公人:
まぁ、そんな感じ。
で、まず騎士団長からの依頼に裏は一切なかったよ。単純に人手不足で冒険者を頼った。
裏、というほどでもないんだけど、問題があったのはビレイ=デニール側。坑夫を酷使しているっていう噂は真実だったワケだね。
ミーア:
じゃぁ、なんで問題にならなかったの?
公人:
調査を行ったのがローズ大臣だったからね。
ラクネラ:
ローズって・・・
公人:
そうそう。ちょっとあたりがきつかった大臣だね。ローズ=
実は彼は穢れに対して排他的な、言ってしまえば差別主義者でね。酷いメに遭ってるのがナイトメアと
セントレア:
なんと卑劣なっ!
ラクネラ:
今回の件で団長から不正が暴露された、と。
公人:
そういうこと。
さて、少し予定と違う流れになっちゃったけどこれで今回も終了だね。
マナコ:
今後、どうするんですか?
公人:
まだ決めていないけど、ラミとレアが人族社会に受け入れられるまではしたいと思ってたんだけど、レアが人族の街で生活できなくなっちゃったから、他の目標を立てなきゃだよね。
ラクネラ:
ま、せいぜいがんばりなさいな。
公人:
は~い・・・。
それじゃぁ、今日はここまでという事で。
一同:
おつかれさまでした。
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成長
ラミ :(4,6)精神力
メア :(1,2)器用度
マナコ:(1,2)器用度
レア :(3,6)筋力
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というわけで、長らくお待たせしました第8回終了です。
前回のアンケートは
通常通り
と
報酬を断って坑夫の身柄を預かる
が見事に同数で意見が割れたので、折衷案(ぽい)方法をとってみました。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
しかし、問題が1つ解決すると次の問題が待ってるわけですが(汗)
レアの穢れが4点となり(人族の)都市部での生活は絶望的となりました。
そのため
活動拠点を今のままで良いのか?
という根本的な問題と
キャンペーンのゴールをどこに設定するのか?
というこれまたゲームの根幹に影響する問題です。
次からは、迷宮少女を進める予定で他の作品とローテーションで進めていくので、その間に解決策を考えようと思います。
・・・思いつくと良いんですが・・・。
それでは次回更新はかなり先になると思いますが、しばらくお待ちください。