【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
9-4.
フェンディル王国 トッネオ村
兵士(GM):
「オッド山脈山麓よりフェンディルへ向けて進行する複数のケンタウロスを確認!」
その報告を受けて辺りがざわつく。多くの目がレアに集まる。
キャンボル(GM):
「静かに!
報告を続けよ」
兵士(GM):
「は、はっ!
数は4! “オッド山脈”より“オブリヴィオン河*1”左岸に沿うようにディルクールに向かってきております! おおよそ数十分でこの村に最接近すると思われます!」
報告はさらに混乱を呼ぶ。特にトッネオの住民のうろたえっぷりは大きい。蛮族の侵攻という恐怖と、自分たちが友と考える者の種族をあからさまに忌避することの躊躇。
コークル(GM):
「落ち着いてください」
凛としたコークル女王の声に皆が落ち着きを取り戻す。
「ここの兵力は最小限でかまいません。斥候と防衛線を兼ねた部隊の派遣を。連絡は密に取るように」
キャンボル(GM):
「はっ!」
騎士団長はカッとかかとを合わせ一礼すると、兵や騎士に支持を飛ばし部隊の再編を手際よく行っていく。
ラフェンサ(GM):
「さて。これはあなたを救いにきた救出部隊かしら?」
キャンボルの仕事ぶりを横目に冷ややかな目をレアに向けた。
レア(セントレア):
「信じていただけるかは解りませんが。ありえない事でしょう。
ありえるとすれば、前述の私を捕らえに来た者たちが帰還しておりませんから、更なる追跡隊の可能性かと」
コークル(GM):
「・・・では、
それまで穏やかな印象だったコークル女王の目がスッと細くなりラフェンサ以上の冷酷さを見せる。
「あなたは、同族を討てますか?」
レア(セントレア):
「王命とあらば」
ラフェンサ(GM):
「即答、ね。
ラミさんは?」
ラミ(ミーア):
「が、がんばりますっ」
GM(来留主):
柔和な印象に戻ったコークルがメアとマタビに視線を移す。
マタビ(マナコ):
「・・・っ」
とっさに言葉が出てこず、コクコクと頷きます。
メア(ラクネラ):
練技を解いて跪きなおして
「冒険者の端くれ、国からの依頼を断る理由もありません」
と返答しましょう。
ラフェンサ(GM):
「・・・従うように見せて、しれっと依頼という形にしたわね」
ラフェンサの指摘に周囲がざわつく。しかしそれを止めたのも彼女の言葉だった。
「まぁ、良いでしょう。そうね、報酬は今回の件に関して不問とする。ということでどうかしら? まぁ多少の監視は付けさせてもらう事になるでしょうけれど」
メア(ラクネラ):
「・・・(交渉権は・・・無いわよね)
かしこまりました」
コークル(GM):
「話はまとまりましたね。
キャンボル卿。数名の騎士を連れて彼女たちと同行して監視を」
ラフェンサ(GM):
「怪しい動きをしたら容赦なく斬りなさい。
逆に蛮族と戦っている間は好きにさせてやりなさい。手出しは無用。彼女たちが倒されることがあれば、貴方達でしとめなさい」
キャンボル(GM):
「はっ、心得ました」
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来留主:
ふぅ~。やっと導入が終わった。ゴメンね、長くなっちゃった。
ミーア:
おつかれさま、だぁりん。
ラクネラ:
確かにこの流れから買い物はおかしいわね。
マナコ:
そうですね。保存食くらいなら村の人から買えるかもですが。
セントレア:
これからケンタウロスとの戦闘でしょうか。
来留主:
うん、まぁね。移動は省略するけど、戦闘に入る前にまだ演出が入るんだよね。
ラクネラ:
今回はずいぶん多いわね。
来留主:
まぁね。いろいろ結末に向けて話を進めないといけないからね。
場面はフェンディル軍が防衛線を引いている地点より更に東に進んで件のケンタウロスの一団が見えてきた辺り。
まずは4人とも異常感知判定をお願い。
ミーア:
へ?
来留主:
難易度は11。あ、レアは7で良いよ。
セントレア:
?
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異常感知判定
ラミ :5+4=9
メア :(平目)9
マタビ:7+7=14 成功!
レア :5+9=14 成功!
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来留主:
えーとそれじゃぁ・・・
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9-5.
フェンディル王国 オブリヴィオン河
GM(来留主):
4人(と監視の兵士)が遠めに確認すると4頭のケンタウロスがこちらに向かって来ている。1頭がやや前に出、その後ろを3頭が横隊で続いている。
レア(セントレア):
「ん?」
マタビ(マナコ):
「なにか・・・様子がおかしくないですか? なんか先頭のケンタウロス、攻撃されていませんか?」
キャンボル(GM):
「なに?」
GM(来留主):
マタビの言葉に注視すると確かに、後続の3体が時おり前を走るケンタウロスに武器を振るっている。前側を走るケンタウロスは右に左にかわしながら引き離そうとしているようだ。
キャンボル(GM):
「状況が不明瞭な部分もあるがこれ以上蛮族を王都に近づけるわけには行かない。・・・君たちには申し訳ないが・・・」
メア(ラクネラ):
「お気遣いなく。とにかく討伐ね」
レア(セントレア):
「騎士団長殿。ムリを承知で確認するが、先頭を走る個体が群れを終われた者だった場合・・・」
キャンボル(GM):
「どちらでも。ただし、最終的な処遇をお決めになるのは姫様です。望む結果になるとは限らないことも忘れなく」
ラミ(ミーア):
「問答無用で殺せって言われないだけありがたいですよ」
マタビ(マナコ):
「もし彼らが逃亡を図ったら?」
キャンボル(GM):
「・・・捕らえるのが理想ですが、逃げ切られると事態の悪化もありえます。もし捕らえるのが難しいようなら・・・」
レア(セントレア):
「承知いたしました」
キャンボル(GM):
「レア殿・・・その、私が言えた義理ではありませんが、大丈夫ですか?」
レア(セントレア):
「えぇ。戦の生死は世の常。それが敵味方に分かれての事なればなおのこと。
お気遣いありがとうございます。では、行ってまいります」
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9-6.
フェンディル王国 オブリヴィオン河
GM(来留主):
周囲に身を隠せるものもないので、4人は普通にケンタウロスの一団の視界に入るように移動する。互いの顔を視認できる程度の距離まで近づいた所で、追われていたケンタウロスが足を止める。
追っていたケンタウロスの1頭が好機とばかりに追われていたケンタウロスの脚に一撃を加える。
悲鳴をあげたまらず倒れる彼。
追手タウロスA(GM):(ケンタウロス語)
「まさか俺たちよりも先回りができる奴が居るとはな。ネガゼ様が別働隊をおくってくださってたわけだ。残念だったな」
言いながら倒れている彼の胴を前脚で踏みつける。苦しく呻く彼の顔にレアは見覚えがある。
レア(セントレア):(ケンタウロス語)
「マガゼさま!? 貴様ら! その方をどなたと心得ている!」
追手タウロスB(GM):(ケンタウロス語)
「? 何言ってんだお前。部族長の命で俺たちの助けに来たんだろ?」
追手タウロスC(GM):(ケンタウロス語)
「まてよ、ウチの奴隷にラミアなんか居たか?」
追手タウロスたち(GM):
『!』
ケンタウロスの間に緊張が走る。
追手A(GM):(ケンタウロス語)
「きさま、どこの部族の者だ」
問いかけつつ各々武器を構える。
レア(セントレア):(ケンタウロス語)
「一応、ルーイン部族の出だ。出奔したがな。・・・“草
ここからザルツ地方語に切り替えて小声でラミたちに声をかけます。
「武器を構えろ」
追手B(GM):(ケンタウロス語)
「草食みといやぁ、前族長ガメオ様を暗殺した? はっ、首謀者と実行犯が落ち合うところに出くわすとは運が良いぜ。まとめて始末してやる!」
レア(セントレア):(ザルツ地方語)
「来るぞ!
(マガゼさまがあの事件の首謀者? そんなまさか・・・)」
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来留主:
と、いうところで戦闘開始だね。
ミーア:
これ、レア以外は会話内容まったく解らないんだよね?
セントレア:
そうなるな。こいつらを倒して落ち着けば説明できるが。
ラクネラ:
まぁ、向こうが明らかに敵意向けて武器構えてるから敵なのは解るけれどね。
来留主:
本当はみんながもっとセージ技能を伸ばしていろんな言語を習得したころにする予定だったシナリオだからねぇ。
導入からず~っとロールプレイしてたし、戦闘は小休憩を挟んでからにしようか。
つづく
この辺りまではもう、吟遊詩人(プレイヤー置いてけぼりで描写ばかりで物語を進めてしまうGMのこと。やや蔑称の意味合いがある)と言われても反論のしようがありませんね(汗)
導入終了と同時に戦闘なのでホットスタートといって良いですかね? ホットというには時間がかかりすぎ? もう冷めてる? はい、そうですね。すいません。
次回は戦闘です。