【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
M.O.N庁舎 会議室
来留主:
じゃぁ、戦闘が終わったところから。
状況的には周囲を警戒していたキャンボル卿とタイカが近寄ってくる。
倒した敵は全員気を失ってるだけだね。
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10-3.
ザルツ地方 ルキスラ帝国 帝都より東に半日ほど進んだ平地
メア(ラクネラ):
「おつかれさま。こっちも片付いたところよ」
キャンボル(GM):
「おつかれさまです。彼らは」
レア(セントレア):
「我々が他人の事を言えた義理ではありませんが、ただの野盗とは考えにくいですね」
マタビ(マナコ):
「タイカさん、彼らはルキスラで指名手配などを受けたりはしていませんか? もしそうなら身柄をそちらに引き渡したいのですが」
タイカ(GM):
「少々お待ちを」
そう応えると彼女は縛り上げられた傭兵の体をゆすり目を覚まさせると、数回のやり取り後皆に振り向く。
「まず、指名手配を受けるような凶悪犯ではありません。今回が初犯とは限りませんが。
そして、“海魔の宝玉姫”の影響下にあったと考えて間違いないでしょう」
ラミ(ミーア):
「どういうこと?」
GM(来留主):
彼女の説明では、元々呪歌を使う事で周囲の生命体、特に人族や蛮族をもてあそぶ事で知られているセイレーンだけど、ラエティティアの能力は凄まじく、洗脳に近い効果をもたらす場合があるらしい。
彼らは皆に攻撃されて気絶までした事で効果が切れて正気に戻ったらしい。受け応えが今まで捕縛された彼女の影響下にあったものの特徴と一致すると説明してくれるね。
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ミーア:
うわぁ……。じゃぁ縄張りに近付けば近付くほど襲われるってこと?
GM(来留主):
まぁ、そんな感じだね。これ以降の戦闘も理由としては洗脳を受けてる連中が因縁とかなく襲ってくる感じ。
ラクネラ:
ねぇ、ハニー? 私たち宝玉姫に洗脳されたら抵抗できる気がしないんだけど。精神抵抗でしょ?
GM(来留主):
? あぁ、それは心配しないで。実際の呪歌に洗脳するようなデータはないから。戦闘ではそんなことしないよ。
イメージとしては数時間単位で聞かせないといけないような複雑な独自の呪歌を編み出してて、それを使って周りを取り込んでるって感じ。
セントレア:
それを聞いて安心しました。
GM(来留主):
この傭兵たちの身柄をどうこうしてたら時間も掛かるから、拘束して放置するみたいだね。ドーンとアラクルーデルにはトドメを刺そうとしてるけどどうする?
キャンボル卿はソワソワした様子で冒険者の顔色を窺ってるね。
ラクネラ:(即答)
まぁ、手も口も出さないわよ。
セントレア:
……まぁそうだな。レアも人族の流儀に合わせると決めたので止めません。
マナコ:
き、キャンボルさんの反応は、レアさんたちを気遣いたいけど人族社会としては当然の対応だから他国の事で口出しもできないっていう反応ですよね?
マタビも同じように、ラミさんたちと処理をしているタイカさんを交互に見ていると思います。
ミーア:
うわ、皆決めるの早い。
うぅん、でもそっか。人族側にいるって決めた以上、これをNOとは言えないよね。じゃぁラミも黙ってる。
GM(来留主):
OK。じゃぁ蛮族の死体は街道脇に埋葬して、人族2人は誰かが通れば見付けてくれそうな所に転がしておいて再出発になる。
日が傾いてきた所、ルマ湖群の西にある山のさらに西側の麓でこの日は野営する事になった。
特に何もなければ、食料を減らして睡眠分の回復処理をしてから翌日に時間を進めるけど。
ラクネラ:
そうねぇ……。
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10-4.
ザルツ地方 ルキスラ帝国 神のきざはし北方の山麓
GM(来留主):
日が傾き、街道の脇で野営を行う事になった。見張りの順番を決めて交代で睡眠をとっていく。
今はメアが見張りを行っている。焚き火を絶やさないようにしながら、周囲にも気を配っていると、テントの方で動く気配を感じた。
メア(ラクネラ):
「? あら、監視官どの」
タイカ(GM):
「……タイカで結構」
メア(ラクネラ):
「それは失礼。
それで、あなたの見張り当番はまだだけれど」
タイカ(GM):
「寝ていると思われている時こそ、監視を強化すべきでしょう」
メア(ラクネラ):
「信用ないわねぇ。仕方ないけれど。
私たちって、タイカさんから見てどうなの?」
タイカ(GM):
「どう、とは?」
メア(ラクネラ):
「一般的な人族社会とは相容れないと、あなた個人は思う?」
タイカ(GM):
「……私個人の意見など意味はありません。ハクポさま、ひいては陛下がどう判断を下されるか。私はその判断材料となる情報を持ち帰るのみです」
メア(ラクネラ):
「あなたの協力者も同じ意見なのかしら」
タイカ(GM):
「え?」
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見識判定 目標値:11
メア:(平目)
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メア(ラクネラ):
「私たちナイトメアと同じく穢れを持つ種族で、
で合ってたかしら。アルヴの特徴って」
タイカ(GM):
「……」
メア(ラクネラ):
「
タイカ(GM):
「……」
メア(ラクネラ):
「だんまりって、逆に肯定してるように見えるわよ?」
タイカ(GM):
ひとつだけため息をついてから口を開く。
「ご自由に解釈していただいて結構です」
メア(ラクネラ):
「あ、そ」
軽く返して見張りに戻るわ。
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ラクネラ:
て感じかしらね。
ミーア:
ん~? どういうこと?
マナコ:
穢れの有る種族だからこそ、蛮族というだけで敵視されてる私たちに思うところがあるのではないか、という揺さぶりをかけていたんですよね?
ラクネラ:
そうね。ハニーの反応を見るに本音はコッチ寄りの考え方みたいで安心したわ。
セントレア:
心証をいたずらに悪くしなければコチラが不利になるような証言はされずにすみそうか?
GM(来留主):
さぁ、どうだろうね。
それじゃぁ充分な睡眠も取れたということで、<保存食>を減らしてHPとMPを回復させていいよ。6時間まるまる休んだ計算でOKね。*1
で翌日。問題なく出発して山を迂回してルマ湖群に差し掛かったころ、剣戟の音や魔法と思われる雷や炎などの爆音が聞こえてくる。
状況が視認できる距離まで近付くと
それじゃぁ、見るとエルフと蛮族が戦っている。戦っている蛮族は、下半身が魚の種族と、人型だけど全身が鱗に覆われた魚のような顔の種族の集団だね。
まだ向こうはみんなには気がつかないくらいには距離が離れているとするよ。
ミーア:
すぐにエルフの加勢に入らないの?
GM(来留主):
う~ん、先に異常感知判定してもらおうかな。目標値は……15かな。
ラクネラ:
随分高いわね。
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異常感知判定
ラミ :(平目)自動失敗*2
メア :(平目)7
マタビ:8+8=16 成功!
レア :(平目)7
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10-5.
ザルツ地方 ルキスラ帝国 ルマ湖群付近
マタビ(マナコ):
「あれ? あの、何か変じゃありませんか?」
レア(セントレア):
「変?」
マタビ(マナコ):
「あの、上半身が人族みたいな蛮族、エルフと共闘しているように見えるんですが、いえエルフを攻撃している個体も居るみたいですけど、どうなってるんでしょう」
キャンボル(GM):
「……たしかに」
タイカ(GM):
「同族同士で戦っている者も居ますね」
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魔物知識判定
下半身魚 目標値:11/14
ラミ :10+5=15 弱点看破!
メア :(平目)8
マタビ:5+12=自動成功! 弱点看破!
レア :7+6=13 成功!
正体は マーマン(蛮族L5)だ! 炎属性が弱点!
魚顔全身鱗 目標値:13/16
ラミ :10+6=16 弱点看破!
メア :(平目)5
マタビ:5+10=15 成功!
レア :7+9=16 成功!*3
正体は ギルマン(蛮族L5 2.0ルールブックI改訂版)だ! 炎属性が弱点!
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レア(セントレア):
「両陣営に姿が見えるのはマーマンか」
ラミ(ミーア):
「そだね。もともと温和な性格だけど」
マタビ(マナコ):
「ぎ、ギルマンと関係が悪く、エルフと同盟を結ぶ事もあるんですっけ」
キャンボル(GM):
「そのギルマンと一緒にエルフを襲うマーマンが居るということは……」
タイカ(GM):
「おそらく、“海魔の宝玉姫”の影響を受けたマーマンと、もともとエルフと同盟にあるマーマンということでしょうね」
ラミ(ミーア):
「エルフに加勢するよ」
タイカ(GM):
「!」
メア(ラクネラ):
「ここで相手が消耗するの、待たないわよね。はいはい。解ってるわよ」
マタビ(マナコ):
「タイカさん。この辺りのエルフに顔が利いたりしないでしょうか? すぐに乱戦になりそうですし、エルフのみなさんに事情説明していただきたいのですが」
レア(セントレア):
「話は道すがらしよう。時間が惜しい」
タイカ(GM):
「?!?!」
キャンボル(GM):(苦笑)
「自分たちに累がおよぶと知りながら、困っている者を見捨てられない方々なのですよ。彼女たちは」
タイカ(GM):
「……」
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GM(来留主):
と、みんながエルフたちに駆け寄るわけだね。
集団は皆の接近に気がつくと、警戒する視線を向けてくる。
で、タイカが事情を説明してくれるんだけど……マーマンが使える言語ってマーマン語とエルフ語だけなんだよね。汎用蛮族語は習得してない。
ミーア:
また同時通訳頼みながらのやりとり?
GM(来留主):
そうなるね。かといって戦場で悠長なことはしてられないから、
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10-6.
ザルツ地方 ルキスラ帝国 ルマ湖群付近
タイカ(GM):(交易共通語)
「ルマのエルフの方々! 我らはルキスラ皇帝より“海魔の宝玉姫”討伐の命を受けた者! 宝玉姫の手に落ちた蛮族との戦いとお見受けし助太刀いたします!」
と宣言するものの、ラミアやケンタウロスを連れているせいで警戒はされるね。エルフ同士、あるいは近くのマーマンともやり取りをしているのが見えるけど、みんなはエルフ語がわからないからね。
メア(ラクネラ):
「ま、信用できないわよね。私たちが宝玉姫の手に堕ちてる可能性もあるわけだし」
GM(来留主):
ところがその混乱はすぐになくなる。みんなを襲おうと飛びかかってきたギルマンをキャンボル卿が斬り伏せたからだ。
どうやら彼女の支配下にあるもの同士で攻撃することは無いらしい。
エルフたちは、仲間にエルフ語で伝令をする者と、みんなに交易共通語で話しかける者がいる。
「助太刀感謝する。こちらの陣営のマーマンは共通の肩当を身に着けている! それで判断して欲しい!」
と知らせてくれる。
一同:(交易共通語)
「了解!」
GM(来留主):
ラミアだけでなく、ケンタウロスまで交易共通語で返事した事に驚きの表情を見せたけれど、それが信用をさらに強くした。各々自分たちに襲い掛かってくる蛮族との戦闘に集中する。
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GM(来留主):
と、いうところで戦闘に入るけどその前に少し休憩を挟もうか。
つづく
相変わらず、言語で困る卓ですね。
タイカのマナ供給パートナーがエルフって事にしてタイカがエルフ語喋られるようにしても良かったかなと思いましたが、結局パーティー側に通訳が必要なのであまり変わりませんね。
キャンボル卿もエルフだから冒険者たちがエルフ語使えたらここの会話何も困らないんですけどねぇ(苦笑)
そのタイカですが、アルヴということもあり穢れに関していろいろ思うところがあるようですが、たぶんキャンペーンやシナリオには影響ないと思います。(第2期? そんな鬼が笑うような話はできません)
さて、次回戦闘回ですね。
別作品の更新も挟む予定なので、時間が掛かると思われます。しばらくお待ちください。