シリウス「ヤケクソだな」
未来「勉強しなさいよ」
ミラ「お前まで言うか!」
シリウス「事実だ」
ミラ、未来「「バカがマトモなこと言った!」」
シリウス「……さすがに泣くぞ」
未来、ミラ「「あははははドンマイ!」」
シリウス「…ぐすん」
皆さんこんにちは
なんだか挨拶が習慣になってきましたね
人間の生活は挨拶から始まる!
良いことです
まあ、そんなことはさておき
わたしの目の前では
なのはちゃんが体の大半を包帯で被われ昏睡状態の男性に
早くよくなってね
とか
おとーさんとまた遊びに行きたい
とか言ってます…かなり心に響きます
これは父親をぶっ飛ばすよりも父親を治療する方が良いでしょうね
と言うより、この人…感覚的には只の人間ですよね…?
こんな状態でよく生きてますね
魂から執念を感じますよ
そこまでして生きたいのですか…これなら!なんとかなりそうです!
魂は大丈夫。問題は…体ですね
ここまでもっているなら大丈夫そうですが…
看護師さんからそれとなく聞くと三ヶ月間このままだとか
これはまた、めんどくさい
三ヶ月間も死にかけの体にこんな屈強な魂があったら
いい餌…ってもう付いてる…
三ヶ月起きてない=来そう X
三ヶ月起きてない=付いてる ○
だったか
めんどくさーい除霊ならともかく妖払いかぁ
どうしよ…ん?なのはちゃんがこっち見てる!?
どうしよ…なんて言い訳すれば…いや
無かったことにしよう!
「なのはちゃん。お話終わった?」
「うん終わったよ」
ううう…声に感情がない…めげるな!頑張れわたし!
「じゃあ早く良くなるようにおまじないしよう!」
「おまじない?」
小首をかしげて聞くなのはちゃん…この動きは無意識か…強敵だ
「うん。紙で鶴を千羽折って…」
「それ千羽鶴っていうんでしょ!なのは知ってるよ!」
「あ、知ってたか。なら、作ろうよ♪」
「でも…なのは…つる折れない…」
子供は感情がコロコロ変わって面白いな
「わたしが教えてあげるよ」
「ほんとう!ありがとう!おにーちゃん!」
その笑顔やめてえええええええ!
心にザクッって刺さってくるから!
「うん…行こぅ」
「うん♪」
今思った
子供は大妖怪よりも強くて恐い
病院のロビーに行ってそこで鶴を折ることにした
なのはちゃんは一回やり方を教えたらもう折れるようになった
器用だね~
ちなみに今折り紙の代わりにされているのは正方形のお札である
「九百九十四…あとちょっとよ」
なぜかなのはちゃんと二人で鶴を折っていたら
休憩中のお医者さんが隣に来て応援していた…
このお医者さんにも一羽あげるか…何気なく幽霊多いし
「九百九十九…千!」
「できたー!」
お医者さんとなのはちゃんが『ばんざーい』ってやってる
嬉しそうね…子供は感受性が高いものね
「いやー凄いですね。よく一時間たらずで千羽折れましたね」
「そんなに凄い事ですか?…なのはちゃーん糸通すよー」
「はーい!」
お医者さんが苦笑いしてる…何かやったかな?それより…
「お医者さん…どうぞ」
そう言って鶴を渡す…お医者さん目が点になってますよ
「これは…なぜ?ってそれよりもあなたは何羽折ったんですか!?」
「簡素ですが魔除けです。それを合わせて全部で九百二十八ですよ…そんなことよりお仕事いいんですか?」
なぜか唖然としていたがわたしの最後の言葉で正気に戻りあわてて行ってしまった
なのはちゃんの方に目を向けると
鶴が二十羽ついた糸が三つ…わたしの出番は無かったようね
「ん~…できたの!」
「できたね~」
それから直ぐに千羽鶴完成
直ぐに病室に行ってかける…すると妖怪が居心地悪そうになる
当たり前だ!お札千枚だぞ!しかも強い祈りもかけてある
これで無反応だったらかなりの上位種ってことだもの
などと思っていたら時報がなった
時計を見てみると午後3時子供はおやつの時間だ
「じゃ、なのはちゃんおやつ食べに帰ろ」
「うん…おとーさんまたね」
そしてなのはちゃんは病室から出ていった
わたしも一緒に出ようとして…視線を感じて振り返った
妖怪がそこでこちらを観察していた
なので先に答えてやる事にした
「今日のわたしは『楽園の素敵な巫女』未来よ。今晩退治しに、また来るから…」
そう言って今度こそなのはちゃんを追いかけた
ミラ「言い忘れてましたが、もちろん法力も魔力とします」
シリウス「そんなことより!出番!一言も無いってどういうことだ!」
未来「病院ではお静かに。念話はやめましょう」