死んだら、戦艦ミカサのメンタルモデルになってた件   作:くいあらためよ

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今回は北野と菅野が多め……かな


再び横須賀へ・3

「これも美味しいよ、食べる?」

「はい!いただきます!」

「………ミカサ?」

「これもどうかな?」

「とっても美味しいです!」

「ミカサ!この子は一体誰だ!?」 

 

菅野が帰ってきたとき、ミカサと少女はお茶会をしていた。

楽しく会話に花を咲かせ、北野に持っていく予定の苦労して手に入れたお菓子を美味しそうにつまんでいた。

 

「あら、おかえりなさい。話し合いはどうだった?」

「どうだった?その前に説明すべきことがあるだろ…………はぁ…」

「お、お邪魔してます!」

「…………」

 

もはや、考えることをやめた菅野は話し合いの成果をミカサに話し始めた。

 

「やっぱり、管区長クラスになると迂闊に手を出せない…ただでさえ霧で手がいっぱいだというのに身内で争いたくはないんだとさ…くそ!」

「国民の不満を抑えることで必死そうだもんね、街を見ていてそう思ったわ。」

 

街では沿岸部にかけて貧困が酷くなっていた。

その最もの理由は食料不足だろう。

見ている限り、配給ではもはや追いついていない。

暴動は毎日のように起き、犯罪も酷かった。

 

「北野先生が何か、大きな成果でも挙げれることができたら……」

「功績を持って再び重職を狙うと?そんなうまく行くかしらね、お茶もう少し飲む?」

「はい!」

「それこそ食料問題を解決できるような……」

「海があるんだから漁業でもすればいいのに。」

「バカ言え、海は霧が支配し……て……」

「…どしたの?」

 

菅野はミカサを凝視して、しばらく動かなかった。

 

「…そうか!!ミカサ!!!今すぐ先生のところへ行くぞ!!!!」

「え、ちょっと!」

「もしもし…北野先生ですか?わたしです、至急お話したいことが………」

 

突然の行動にわけがわからなくなってしまった。

少女は居心地が悪そうにして、お茶を飲んでいた。

 

「ごめんねぇ、騒がしくて。」

「い、いえ!いいんですよ!」

「そろそろ帰らないと家族も心配するだろうし…送ろうか?」

「あ、家族はいないので………大丈夫です…」

「そうなのね…」

「ミカサ!すぐに家を出るぞ!」

 

少女を一人で返すわけにも行かないので、結局一緒に連れて行くことにした。

ミカサは少女と一緒に後部座席へ乗り、菅野は北野邸へ車を走らせた。

 

 

 

「先程もあったというのに…一体なんだというのだね?」

「ほんとに申し訳ありません。しかし、どうしてもお話したいことが……」

「……ミカサ殿が関係していることか。」

「私もなんのことかわかりませんがね…」

 

夕食準備をしていた北野のところへおしかけたため、一緒に食事をすることになった。

 

「北野先生、今現在の問題は何かわかりますね?」

「………なんだ、今更わかりきっていることを言いに来たのか?」

「いえ、違います。ただ、確認をと思いまして…」

「食糧問題だろう?配給が間に合わないことも知っている。しかし、これ以上の食料生産は無理だ。悲しいがな。」

 

ため息混じりつぶやく。

現在、配給は栄養効率を重視したバランス食をメインとしている。というのも野菜などの作物はプラントで大量生産をしているとはいえ増え続ける人口に対して供給量が絶対的に足りない。畜産も同様だ。

一昔前に、食糧難を打破しようと漁業を推進したが、霧の出現によって失敗した。

 

「今回、その状況を打破しうる案をお持ちしました。」

「ほう?いってみろ。」

「漁業です。数年間放置された海には大量の水産資源があります。当面の食糧問題は解決できるでしょう!」

「そうだな、だがそれは数年前に挫折した。それぐらい知っているだろう。」

「ええ、知っています。」

「…何が言いたいんだ。」

「ミカサに、手伝って頂こうかと。」

「え、私!?」

「そういうことか…なるほどな。」

「ちょっと!」

「霧である彼女ならば安全に、そして大量に資源を獲得することができます。」

「詳しく話そうか…」

「また私頼り……勘弁してよ!」

 

ミカサは一人そうボヤいた。

 




食糧生産とかは完全に自分の妄想です。
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