夢王国に似た世界にトリップするなんて 作:くるくる
~人物紹介~
主人公……
この作品の主人公。仮面に黒いフード付きのマントという不審者ルックス。指輪の力も使いつつ剣で戦う。元々いた世界ではハーツを推していた。
弟子……ハーツ
ワンダーメアの王子。主人公に憧れて弟子入りした(ちゃんと女王様に許可とった)。主人公の素顔を知りたいと思ってる奴No.1。
他にトリップした姫様方……王子と結婚したり一般人と付き合ったり悪人になったり等生き方は様々。ちょいちょい会う。
主人公が探してる人……主人公の同級生で友達。巻き込まれたかは分からないが会いたい。拒絶されようが絶対に会ってやる。
他の国の王子……会います。必ず会います。ただし主人公補正などこの世界には無いので簡単には惚れられたりしません。
設定
・他の巻き込まれた姫様と目を合わせると元いた世界の記憶を失ってこの世界の住人になる。
・主人公補正などというチート能力はかかりません。苦労しろよ、主人公。
・一応姫なので指輪の力はあります。
・ハーツ君が残念になる恐れあり。
「はぁぁあ!」
ザシュッという音とともにユメクイが霧散していく。だいぶこの剣にも慣れたものだ。最初は剣の使い方なんて分からなかったのに。
「先生!そっち終わりました?」
「ええ、終わったわ。貴方の方も終わったみたいね。」
「そりゃ勿論!いつまでも先生のお手を煩わせるわけには行きませんからね!」
煩わせる、という難しい言葉が使えたのかと失礼な事を思いながら彼のお腹がぐぅ〜となったのを聞き、そんなことどうでもよくなって笑った。肝心の彼は恥ずかしそうに顔を赤らめている。
「動き回ってお腹すいたものね、昼食にしましょう。ハーツはテーブルを組み立てて頂戴。私は水を汲んでくるから。」
「うっ・・・・・はい」
ハーツはまだ顔を赤くしたまま袋を漁り、折りたたみ式の簡易テーブルを出し始めた。私はそれを見ながら近くの川へバケツを持って向かった。
最初は1人だったのがいつの間にか二人になった。いつか飽きたりなんだりして離れていくだろうと放置してたら随分と長い間で二人旅が当たり前のようになってしまいなんだか離れろとも言いづらくなってしまった。しかも、その近づいてきた奴が元いた世界で私が好きだったキャラで。しかも今は別の世界で師弟関係にまでなった。
よく分からない関係になりつつも、何だかんだ言って2人の方が便利だし、素直な子なので一緒にいても煩わしくない。あと、美形は暫く共にいれば慣れる。わりと仲のいい師弟関係を築けているのではないかとも思う。
それでも、私が旅をしている目的などは話せてはいない。話せるものでもない。
まさか、私がゲームの世界にトリップしてきた女子高校生だって言えるわけがないだろう。