三好春信は『元』勇者である   作:mototwo

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このお話には原作アニメのネタバレ、おかしな改変が含まれます。



第21回 異変

「どうにもおかしい。」

 

異変に気付いたのは、ある既視感からだった。

 

(「ミノさんに(   )を持って来てくれたんだって~?」)

(「そんな事まで伝わってたのか?」)

(「食堂のチーフさんは、私たちにも良くしてくれたから~」)

(「チーフも案外おしゃべりだなぁ。。。」)

 

僕が銀に何を持って行ったって?

ちょっとしたド忘れ。。。?

僕が銀の事で。。。?

 

ド忘れ。。。最近何度か耳にした。。。

 

(「まさか…ホントに家では(   )と?」)

 

(「あ~、(   )だけいつも遅れて出てきてたから、忘れてたんでしょ!」)

 

記憶が消えている?

たんなる物忘れかと思うほどにささやかな、だが確かな記憶の欠如。

 

まさか満開の。。。

いや、満開は確かに3回

記録も記憶も食い違いはない。

 

そして欠損は

左目の視力

左耳の聴力

舌の味覚

確かに3つ

 

通常、忘れたことであっても、それ自体や関連する事を聞いたりすれば思い出せるものだ。

また、思い出せなくても、聞いた話は記憶に残る。

しかしハッキリと回答を聞いてもそれを回答と認識できない。

それどころかその部分だけ記憶が上書きされていかない。

 

まるでピースをなくしたパズルのような。。。

当て嵌まる答えを聞いてもそこには何も埋まらない。。。

そんな気持ち悪さが心に残っているのだ。

 

いまのところ記憶の欠如がわかっているのは3つ

 

散華の欠損と同じ数。。。

これは偶然なのか?

それとも忘れていることに気付いていないだけで

もっと忘れて。。。?

 

もし、散華の度に機能欠損と記憶欠如が起こっているとしたら。。。

 

ふいに鷲尾須美のことが思い出される。

今は東郷美森か、彼女は散華して目覚めたとき、2年ほどの記憶を失っていたと言う。

 

東郷となってからの最初のバーテックス襲来。

彼女は車椅子にしがみつき、ただただ怯えているだけだった。

完全に戦い方も戦う心も忘れてしまったのだ。

 

再び戦えるようになったのは思い出したからではない。

勇者部の、特に結城友奈の存在があったからだ。

だがもし、彼女が次に満開で結城友奈のことを忘れてしまったら。

それでも戦えるのだろうか?

 

僕は。。。

銀や夏凜ちゃんの事を忘れても。。。

戦えるのだろうか。。。

 

ゾクッ

 

あれ。。。?

なんだか急に。。。

怖い。。。?

覚悟を決めたのに。。。

何を失っても。。。

誰を悲しませても。。。

ワガママを通すって。。。

 

戦えなくなる事がこんなに怖いなんて。。。

 

大丈夫。。。大丈夫。。。

この程度の記憶障害。。。

戦闘には支障ない。。。

 

本当に?

 

集中しろ。。。

研ぎ澄ませ。。。

もう昔の僕じゃないんだ。。。

戦いの経験が僕を育ててくれたはずだ。。。

 

忘れてしまっても?

 

僕は戦える。。。

まだ戦えるんだ。。。

 

戦えるの?

 

「うるさいっ!」

 

はあ、はあ、はぁ。。。

 

ベッドの中。。。

夢?

どこから?

 

左目と左耳が機能していない。。。

満開したのは夢じゃないんだ。。。

 

「!」

「ふふふ。。。」

 

機能欠損が戦った何よりの証し。。。

 

「なんだよ、それ。。。?」

 

なんて脆い。。。

なんて心の弱さだ。。。

 

「夏凜ちゃん。。。」

 

「。。。銀。。。!」

 




やっと自分の異変に気付いた春信。
次には…


<番外編9>

「どうにもおかしい」

おかしいところなど何もない

「7のときも、勇者部に別れを告げた僕がノコノコ人前で大会にでるとか。。。」

繰り返すが、おかしいところなど何もない

「6に至ってはナレーションに突っ込みいれてたし。。。」

見事な仕事だと関心はするがどこもおかしくはない

「今回なんて、出だしの台詞が同じなだけで、本文と何の関連も。。。」



「あれ?」

「放置かよ!」



「。。。そうですか、本当に放置ですか。」

「じゃあ、僕もこんなことしちゃうもんね~」

「うわ~、我ながら凄い格好!」

「台詞だけだとお伝えできないのが残念だわ~!」

「ナレーションがないと一切伝わらないわ~!」

「。。。」

「コレ、漫画家がベタ塗りだけで台詞入れてんのと変わんないよね。」

「明らかに手抜きだよね。」

「『新婚さん』かっ!」

「って突っ込みもわかる人少ないんだろうねぇ。」

「今だったら『アニメ銀魂』かっ!って言えばわかって貰えるのかな?」

「。。。」

「ネタ。。。ないなら無理しなくていいんじゃないかな。。。?」

そうだね…
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