ダンジョンに天パ侍がいるのは間違っているのだろうか 作:TouA(とーあ)
【朗報】TouA、星4ベル・クラネル当たる。
最初の10連で当たった・・・星4確定チケではロキだった。可愛く書いてくれたことの感謝だと思ってる(確信)。
ダンメモにハマって更新遅れました。それもありますがリアルも忙しい・・・。
────僕はただ壊すだけだ。2%という確率の壁を。
なんて言葉が聞こえるぐらい疲れてます。ダレカタスケテ―
取り敢えずどうぞ。
《
「次に進もうか。命名式や」
ロキの言葉で顔が強ばる神々が数人。
「お、この子可愛いなぁ」
「黒髪かぁ可愛い」
「東洋の子か・・・タケのファミリアかぁ」
「こんな子にネタ満載の二つ名付けるのも心が痛むなぁ」
「本当か!」
【タケミカヅチ・ファミリア】の“ヤマト・
悪意だらけの
「だが、タケミカヅチ、テメーが駄目だ」
「この天然ジゴロが!」
「すけこまし!」
「唐変木!」
「ワンサマー!」
「何言ってんだ!?特に最後は意味がわからん!俺は別に・・・」
タケミカヅチは東洋の神である。容姿も爽やかで大変女性に人気がある。だが当の本人にその自覚はない。よって僻みが生まれているのである。
「【絶✝影】でどう?」
『異議なし』
「うわぁぁぁぁぁああああ!!」
この様に眷属が人気であっても主神がヘイトを集めていると、この様な惨事になる。娯楽を欲している神にとってただの気まぐれで悪ふざけであるだけだ。
順調に名だたるファミリアの冒険者たちが列挙され新たに二つ名を付けられはじめる。そのままだったりする者も多い、アイズはそのままだ。
「最後にドチビのとこの・・・一ヶ月半!?」
「ファッ!?」
「嘘やん!」
「チートや!チーターやん、そんなもん!」
「ふっふーん!」
ヘスティアは自慢気に口の端をつり上げた。目を丸くする神もいれば大して興味の無いような顔をする神もいる。千差万別、十人十色だ。
ヘスティアはロキに“神の力”を使ったのかと疑われた。だが答える事は出来ない。それがベルの為であるからだ。娯楽に飢えた神は事実を知れば舞い上がるだろう。自分のファミリアに入れようと画策することは想像に難くない。
「あら、別にいいじゃない」
「・・・・・・え?」
「あぁん?」
神の目線が発言した女神へ引き寄せられる。
────美の神・フレイヤ。
フレイヤの一言により、これ以上の詮索はなくなった。まぁ好奇心は全く消えてなくならないのだが。
「と、取り敢えず二つ名決めようぜ!」
「うっし、そうだな・・・【
「それもう中古。既に、ある鍛冶師が自分が作った鎧に付けてた」
「なん・・・だと・・・」
色々ベルについての二つ名が出されるがイマイチピンと来ない。そんな時、一人の神が声を上げた。
「はいはーい、ウチの子がこのベル・クラネルって子に助けられたんだよ。何に対して助けられたかはギルドから口止めされてるから言えないけど・・・」
『ふむふむ』
「その時よ、その子、モンスターと戦っている時に“
「「「「「「うわぁ」」」」」」
「────僕はただ壊すだけだ!」
「「「「「「腐ェェェェェ!!」」」」」」
(あちゃぁ・・・ベルく〜〜ん)
助けられた者とはミノタウロスの戦の時に、最初にミノタウロスに襲われていた冒険者である。
「あと必殺技を叫んでたってよ!」
『痛ェェェェ!!』
「はぁぁい!ベル・クラネルの二つ名は【厨二病】で!」
「「「「「「それだ」」」」」」
「ダメに決まってるだろ!!」
ヘスティアが叫ぶ。決まりそうな雰囲気が流れる中、どうにか神々は踏みとどまった・・・訳ではなく、もう少し面白そうな二つ名を探し始めただけだ。
「片目を瞑る・・・一ヶ月半という異例の速さと強さ・・・白髪、赤目・・・・・・はい!!」
「なんや言うてみい」
「ベル・クラネルの二つ名は【
「────二つ名と」
「────見た目と」
「────偉大な功績が奏でる」
「────ハァァァァモニィィィィィ!!」
「「「「「「トレ!ビアンッ!!」」」」」」
「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」
ヘスティアのツインテが怒髪天をつく勢いで立つ。神友であるタケミカヅチやヘファイストスがどうにか宥めるが収まる気配はない。
「あっ!思い出したぞこのヒューマン!!」
「お、まだあるのか!」
「“豊穣の女主人”のシルちゃんとデートしてた!!」
「「「「「「なんだとぉぉぉぉ!」」」」」」
「なんだって!?詳しく聞かせろぉぉぉぉ!!」
「ヘスティア落ち着いて!貴方までそっちに行っちゃダメ!!」
「一つの山の如きパフェを二人で食べてたぞ!伝説の夢シチュである“あーん”もしてた!」
「「「「「「くそがぁぁぁぁ!」」」」」」
「もっと詳しく聞かせろ!!後でその女とっちめてやるゥゥゥ!!」
「落ち着くのだヘスティア!平静を保て!!」
徐々にカオスと化していく
「そういえばこのヒューマン、
「「「「「「ふざけるなぁぁぁ!」」」」」」
「なにをォォ!!やっぱりそうだったのかぁぁぁぁ!!ベル君の浮気者ぉぉぉぉ!!」
「「もういいや・・・」」
タケミカヅチとヘファイストスはヘスティアの暴走を止めることを諦めた。
「なんでモテる奴とモテない奴との差が激しいんだよぉ!」
「一度くらいモテたいよぉぉぉ!!」
「畜生、誰だこんな理不尽な世界を作り上げた野郎は────俺たちか」
「「「「「「俺たちの馬鹿野郎!!」」」」」」
神々は各々が嘆き始めた。他神のファミリアの子供を弄るつもりがダメージがそのまま自分に返ってくるという最悪なパターンになってしまったからだ。
「はい!ベル・クラネルの二つ名は【
「いいや足りねぇ!【
「恰好いいから却下!【
「語感いいから却下だ!【
「はぁぁい!纏めて────【
「「「「「「決定」」」」」」
「駄目だぁぁぁぁぁぁ!!」
ヘスティアはベルの天然すけこましに憤りを感じるが、それ以上に変な二つ名が付くことでベルが傷つくことに憤りを感じた。複雑な心境である。
「くっくっく、もっと苦しめばいいんやドチビ!いい気味や!」
ロキは困り果てるヘスティアを見て仕返しとばかりに満足気に口の端をつり上げた。
そんなカオスな空間の中、またしても美の神が口を挟む。
「貴方たちいいの?この子【白夜叉】の弟子よ?」
「「「「「「え?」」」」」」
ピシッと神々は固まる。そしてその事実を飲み込み始めると同時に波紋を呼んだ。
そしてその事実に驚愕を隠しきれない神が一人。
「お、オイ、色ボケ女神・・・ウチの銀時がこの子の師匠やっちゅうことか?な、何でそんなこと知ってんねん」
「と、言うことは貴方は知らなかったのね・・・可哀想に」
「ちっ違っ、ウチが聞いてるのはそうじゃなくて・・・」
「あの子に信頼されてないのね」
「────っ!?違うもん!そんなことないもん!銀時はウチのこと大好きやもん!」
「一度でもその様な事を彼が言ったのかしら?言ってないのなら、それはただの貴方の思い込みで────妄想だわ」
「う、うわぁぁぁぁぁあああああん!!」
ロキは泣きながら何処かへ消えて行った。その光景に神々は何事かと思うが、何となく察しがついたので深く考えないことにした。
「フレイヤ、僕を助けてくれるのは嬉しいけどロキをあまり虐めないであげなよ?銀時君のネタに弱いことは周知の事実なんだから」
「そうだったわね・・・以後気をつけるわ。スルメの仮りは返したわよオッタル」
フレイヤはそう言ってふふと笑った。嘆いていた神はその笑顔に見惚れ、落ち着いた。どこまでが計画的なのか誰もわからない。
「えっと・・・【白夜叉】の弟子ってことならランクアップが早いのも何となく納得いくなぁ」
「そ、そうだな。そうだよな・・・さて二つ名、二つ名」
【白夜叉】の弟子という事実を念頭に入れた上で話し合いが再開される。どこか神々はよそよそしいというか消極的だ。
「まぁこれなら許せる・・・かな?」
「異論なし。ベル・クラネルの二つ名は────」
「はぁ疲れたぁ・・・」
古びた教会。ヘスティアは自宅に帰っていた。早く、ベルに会いたい一心で足を動かしていた。
「ただいま!ベルく〜〜〜ん!!」
駆け足で教会に飛び入り、ベルを探す────そして。
「────ぇ」
「お帰りなさい、神様」
口調は何一つ変わらない。声のトーンも変わらない。だが徹底的に服装、纏う空気が違う。
東洋物の着物、紅が多い事から女物なのかもしれない。その上に金の花の模様が入った黒を基調としたものを肩に掛けている。極めつけは左手に持っている
ベル・クラネルの二つ名────【
この二つ名は刹那として広まることになる。
はい終わりました。物語進まなくてすみません。
今回は初めて挿絵を入れさせてもらいました。下手+適当なので後は想像で補ってください。すんません。誰か書いてくれてもいいのよ?(小声)
以後、恒例謝辞。
『タヌキ三世』さん、『カローラ』さん、『Sushiman91』さん、『ひょい三郎』さん、『nine_ball』さん、最高評価ありがとうございます!!
『ナニ』さん、『怠惰な奴』さん、『ああああLv.99』さん、『シグナル!』さん、『KAIKI』さん、『ジェイドティーア』さん、『カイル012』さん、高評価ありがとうございます!!
良くも悪くも投票してくれた方が250人を超え、この作品が愛されているのだと思うと同時に気が引き締まります。ありがとうございました!!
書き始めたのは三日前。書き終わってダンメモのアプリで単発引くとあら不思議。
リリルカさんの星4が単発で出ちゃったじゃないですかぁやだぁ。
────もっと出番よこせ。
そう言われた気がした今日このごろ。さぁ考えよう。
ではまた次回!感想と評価を貰えるととても嬉しいです!!