ダンジョンに天パ侍がいるのは間違っているのだろうか 作:TouA(とーあ)
ROMANCE DAWN
富・名声・力。
嘗てこの世のすべてを手に入れた男。
─────スルメ王“ゴー
彼の死に際に放った一言は全世界の人々を海へ駆り立てた。
「俺の
──────世は正に天日干し時代!!
「お前とは利害が一致した。同行させてもらおう」
ある約束の為に【
「僕はただ壊すだけだ……この腐った世界を」
世界を壊したいだけの衝動に駆られている世にも恥ずかしい中二病患者────鬼兵隊総督“ベル・クラネル”と。
「べっ別にアンタのことなんか好きじゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!」
朝から晩までツンツンしているエルフの王────ぬいぐるみ大好き“リヴェリア・リヨス・アールヴ”と。
「ちょっと待たんかいぃぃぃぃぃ!!」
ツッコミ眼鏡────“ラウル・ノールド”と。
「天パ神剣伝承者であり飛天御剣流の使い手である私が来た!!行くぞっ!卍解ッ“多重影分身の術”!!」
ひょんなことから酒のツマミが欲しくなった天パぐるぐる侍の“坂田 銀時”は、スルメ王が残したと言われる【
「行くぞテメェらァァァァ!出航だァァァァァ!!」
「おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!銀さん怒られるッス!!ごちゃごちゃし過ぎッス!!」
「うるせぇぞラウル。大体こんなんだったろ」
「どこがだっ!ちゃんとして下さい!大体それをするにしても俺の説明が雑過ぎるッス!」
「合ってるだろ。ちっちゃい事ばっかり気にするからテメェのキャラの扱いに困ってんだよ作者は」
「知ったこっちゃないッス!!ツッコミ不在のこの作品なんざカオスなだけッス!!これから最終章に入るんでしょ!?真面目にしてください!」
「わぁったわぁったよ。ちゃんとやるから。↓にちゅうもーく」
乾いた空気に頬を刺すような風。
足元から背筋まで這うように伝う冷気がひりつく空気と共に緊張を加速させる。
向かい海岸にある、周囲を無言で威圧するほど巨大なファミリアのホームを静かに見つめる銀時とその一行。そのホームから数人の猛者たちが銀時らを見下ろしている。
「ベル、あの旗を撃ち抜け」
「了解。【ファイアボルト】」
風に靡いていたファミリアのシンボル旗を正確無比に魔法で撃ち抜くベル。それを意味する事は宣戦布告以外にない。
向かいで高らかに笑っていたファミリアはその光景に目を丸くし、憤怒に顔を赤く染めた。
ただその中にも顔を絶望に染めている女が一人いた。女は猛者の一人に腕を縛られ、殺気を浴びせられていた。だがその女は撃ち燃やされた旗を見て、今にも涙が溢れんばかりに表情を崩した。
「────なんてことをっ!」
「まだお前の口から聞いてねェェェェェ!!」
銀時の咆哮は万里に轟く雷音の如く、人々の心を奮わせた。
自然に頬が釣り上がるのを止める者は誰一人としていない。ただ静かに闘志を燃やした。
「食べたいと言えッッ!!」
「食べたいッ!!」
女の涙腺が決壊した。震える声で希望を口から漏らした。
その言葉に呼応する様に銀時一行は各々の得物を抜き放ち、女を捕らえていたファミリアの猛者達も臨戦態勢に入った。
「私にもスルメを分けて頂戴ッ!!」
「今行くぞッ!フレイヤァァァァァァ!!」
「違うだろォォォォォォ!このハゲェェェェェェェェ!!」
「ハゲてませんー!天パなだけですぅ」
「どうやったら二章の最後から↑に繋がるんスか!!繋がってたのは最初のフザけたモノローグでしょうが!!いい加減にして下さいッス!!」
「だからいい加減にしたじゃねぇか」
「屁理屈言うなッ!!どうしてこうなったんですかっ!」
「作者が彼女にフラれて凹んでるからだろ。ヤケクソだヤケクソ」
「ざまぁないっスね!フォォォォォォォ!!」
「ってことでさっさと最終章始めんぞ!!」
最終章 その楔、万事につき
スタァァァァトォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
わたくしTouAは一言も
二章が完結しただけです。これから最終章。最後までお付き合い下さい。
次回からはきちんとします。二章の続きから。
ではまた次回!期待を込めての感想、評価お待ちしてます!!