城下町のダンデライオン~王の剣~   作:空音スチーマー。

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質問を頂いたのでここでもお答えします

ヒロインの卯月についてですが
この選挙1年目は家族回にしようと思っているので
本格的な絡みは2年目からになる予定です



第22話【ライラック】

「ごめんなさい生徒会の仕事手伝わせちゃって…」

「いいよ、いつも用事で手伝えないでいたからさ」

「ありがとうございます!」

 

夏休みを間近に控えたある日の放課後

 

俺はいま生徒会の仕事の手伝いで卯月と資料を運んでいた

 

ちなみに今週葵は買い物当番で先に帰り

 

静流と菜々も珍しく予定があるらしく、今回は俺一人だ

 

「そういえば副会長は奏だって?上手くやってる?」

「はい!よく頑張ってくれてますよ!むしろいつもお仕事任せっきりで申し訳ないくらいです…」

「まあ奏でも好きでやってるわけだしな…あまり深く考える必要ないと思うぞ?これからもよくしてやってくれ!」

「はい!もちろんですよ!」

「それよりも卯月は自分の体を大切に…こう、負担をかけすぎないように、適度な休憩をだなーー」

「ふふ」

 

む?

 

俺的にいまとても大事なこと話してるつもりだったんだけど…

 

面白いとこあった?みたいな顔をしていると

 

「なんだか翔さん私のお母さんみたいです」

「お、お母さんかー…せめてお父さんにしない?」

「そこなんですね?」

 

そう言って二人で笑い合う

 

「ありがとうございます!翔さんが昔からいつも心配してくれるのでお陰さまで大丈夫ですよ!」

「当たり前だ…卯月も俺にとっちゃかけがえのない大切な人なんだから!」

「え!?そ、そんな!大切だなんて…/////」

 

そう言って顔を手でおおう卯月

 

…あの…持ってた資料、落ちたよ?

 

「おほん!お兄様?なに白昼堂々と女性を口説いているんです?」

 

前を見ると黒い笑みを浮かべた奏がいた

 

「え?そんなつもりは…いえ、ごめんなさい、奏…さん」

 

これは、逆らえばやられる…確実に!

 

 

その後、俺にのみ黒い笑みを浮かべる奏…さんに散々こき使われたのは言うまでもない…

 

 

帰り道

 

しばらくして後のまとめは自分がやるから先に帰っていいと奏に言われた俺と卯月は、申し訳ない気もしながら帰路についていた

 

 

「奏はあー言ってたけど実際のとこどうなの?生徒会長」

「はい!翔さんが頑張ってくれたのもあって後はジャンル別、番号順に資料をまとめて保管するだけです」

「そうなの?そんぐらいなら手伝ったのにな…」

「はい、申し訳ない気がします…」

「まあ良いか…奏は頑固なとこあるからな、一度言い出したら聞かないし今日のところはこのままお言葉に甘えるとしよう」

「そうですね、翔さんがそう言うなら…帰ったらお礼言っておいてください!」

「はいよ!」

 

そして再開した日と同じバス停に座り卯月の帰りのバスを待つ

 

「…あ、あの翔さん…が、学校で言ってた、私がた、大切と言うのは…?」

「え?あーあの話?大切だよ、卯月も静流も菜々も俺の大切な幼馴染みの親友だ!葵も奏でも良くしてもらってるし!」

「あ、ああ!そういうことですよね!」

「え?他にどういう意味が…?」

「な、なんでもありません!…あ、バス来ましたね!」

 

そう言って立ち上がる卯月

 

「それでは翔さん!今日はありがとうございました!また明日!学校で!」

 

バスに乗りくるりと振り返り笑顔でそういう卯月

 

「え…あ、ああ…!また明日!」

 

そして扉が閉まりバスは走り出す

 

 

最後に見せた卯月の笑顔に思わず見とれてしまった…

 

普段から見慣れたはずの笑顔のはずなのに…

 

…

 

「…帰ろ」




実際きっかけなんてほんと些細で突然なものですよね…

ちなみに今回のタイトルですが
物語内に出てこないので関係はないですね

ちょっと言い方かっこつけたかっただけです
ごめんなさい

今日はこの1話のみとなります、次回は明日!
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