狗の長兄が行くD×D   作:始まりの0

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第16巻 巫女との出会いと人の心

 この世界を創造した無の龍神(ゼロニクス・ドラゴン)と大妖怪・闘牙王の子供………ハーフではあるが始まりの龍神と大妖怪の血を引く故に、強靭な肉体と強大な力を有していた。

 

 世界最強とされるのは、無の龍神(ゼロニクス・ドラゴン)が産み出した真なる赤龍神帝(アポカリプス・ドラゴン)、次に無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)の2体の龍だ。

 

 無の龍神(ゼロニクス・ドラゴン)は2体の造物主であるが故に、その力は先の2体の龍とは次元が違う。そして己が血肉を別けて産んだ子供である龍牙王もまた規格外と言えるだろう。

 

 だがその魂は……心は元々は人間のものだ。強靭な肉体に宿った魂はやがて、肉体につられてしまう。つまり心も龍神・妖怪のものへと染まってしまう。現に龍牙王も強くなる度に、弱い人間の心より、龍神・妖怪の心へと染まっていった。他者の事など考えず、力の限り敵を倒す思考へと変わり、戦いが終わり周囲の悲惨な状況を見ても何とも思わなくなる。

 

 だがそんな中でもある状況では龍牙王の心は揺れ動く出来事がある。それは戦いでもないのに弱者が強者に一方的に嬲られる事だ、その状況を見た途端、彼の中にある人間の心が苛立ちという形になって現れた。勿論、当の本人はそれを理解していない……だからこそ、苛立ちを解消する為に強欲な者達を打倒す。それを繰り返す事で弱き者達は、龍牙王を神または神の使いとして崇めた。そしてついた名が【栽龍神】だ。

 

 ただ力を付け、自分の苛立ちをおさめる為に戦っていた日々……それはとある切っ掛けで変わる。

 

 

 

 龍牙王は偶々、空を飛んでいた時の事だ。

 

 彼は禍々しい力を感じた。普段であれば放っておくのだが、力を感じた方向から吹く風に人間の匂いが混じっていたのだ。

 

 

「……チッ」

 

 彼は舌打ちすると、一先ず力を感じた方向へと飛んでいく。

 

 一刻も掛からずに龍牙王は目的の場所へと辿り着いた。そこは雑草1本生えていない土地……荒野と言っていい土地だった。

 

 

「これは……邪気?いや違うか」

 

 人間の目にはただの荒地にしか見えないが、龍牙王の目にはこの地に広がるドス黒い川の様な物が見えていた。

 

 

「龍脈……それも大きい……この先は……大きな龍穴……なるほど、此処は【龍泉地】か。何かが在って、龍泉が穢れてしまったとみるべきか」

 

 龍牙王が黒い川……地に入る気の流れ【龍脈】を辿っていくと、そこには黒い気が噴き出ている【龍穴】を見つけた。

 

 龍脈と言うのは気が流れる道の様なもの、そして龍穴とは龍脈が流れ込む場所。この2つは陰陽道や道教、風水などでは繁栄する土地とされているが、現在の状況はその真逆だ。

 

【龍泉地】とは大きな龍脈と大きな龍穴がある土地の事だ。

 

 龍牙王はこの状況は、何かがあり龍穴と龍脈が穢れてしまった故の惨状だと。

 

 

「人間の匂い……それも大勢……」

 

 人間の匂いのする方向へと向かう。龍牙王の力をもってすればこの地の浄化し、再び緑溢れる地へと戻す事は可能だがそこまでするつもりはなかった。

 

 瞬きの間に龍牙王は人が集まる場所へと辿り着いた。どうやら小さな村の様だ……その中心に人々が集まって話し合いをしている様で、彼は自分の力を使い人から己の姿が見えない様にするとその近くへと歩み寄る。

 

 村人の前に立つ、村長らしい老人と巫女らしい少女が立っていた。良く見れば皆、痩せ細っており顔色も優れない。

 

 

(この地では満足に食い物も水も獲れない……それに龍穴から溢れる負の力でいずれは死ぬ……いやあの巫女の張った結界で何とか生きていけるという所か。霊力は申し分ないが、技術はまだまだ未熟の様だな。結界も穴だらけ。

 

 何故こんな土地に留まっているんだ?他の土地に行けばいいものを)

 

 

 ―村長!もうこの土地では生きていけない!―

 

 

 ―老人、女子供の多い儂等では安住の地へと辿り着けぬ可能性もある……それに先祖の想いの詰ったこの地を捨てる訳には―

 

 

 ―だが、このままではどちらにしても全滅する!―

 

 

 ―しかし近頃では付近の土地で戦が起きているとも聞く。もしそれに巻き込まれればそれこそ終わりだ―

 

 

 龍牙王はイライラし始めた。理由は分からない、だが弱い人間達(彼等)を見ていて心がざわつき始めた。

 

 

 ―巫女様!巫女様はどうお考えなのですか!?―

 

 龍牙王は村人達の声で我に帰ると、巫女の方を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~巫女side~

 

 

 ―私の母はこの地の力を神を崇めていた巫女。私は母の後継として幼き頃から修行していた。

 

 しかし数年前、この地に魔物が襲ってきた。その魔物がこの地の力に手をだし、結果地の力は暴走し穢れ、緑豊かだったこの地は数日で荒野と化した。母はそれを止める為に命と引き換えに暴走を鎮めたが、地の力は穢れたままだった。今の私ではこれを浄化する事はできない。

 

 今は私の結界でこの地で暮らしてるが、修行不足の私の力では生きていくのがやっと……。かと言って他の地に村人全員で行くには危険が多い。安住の地に辿り着けると言う保証もなく、現在では豪族達が戦を繰り返していると聞く。

 

 だけど、もうこの地で生きていくのは限界なのは言うまでもない―

 

 

「巫女様!巫女様はどうお考えなのですか!?」

 

 

「えっ……あっ」

 

 私は村人の言葉で我に帰る。皆が此方を見ていた。

 

 

「確かに今は生きていくだけでやっとですが……豪族達が力を付ける為に戦を繰り返しているとも聞きます。もし移住中に襲われでもすれば……今の私達は何も出来ずに終わってしまうでしょう。なn……誰かいるのですか?」

 

 巫女は突然、何かの気配に気付き気配の方向へと声を放つ。村人達が周りを見渡すが誰も居ない。

 

 

(この気配は……圧倒的過ぎる。でも禍々しい気配はない……その逆、清らかな力)

 

 

 

 ~side out~

 

 

 

 

 

「誰かいるのですか?」

 

 

(我か?どうみても我を見ている……本気でないとは言え、穏形を見破るとは……霊視力が高い)

 

 龍牙王は自分に掛けていた術を解き、姿を現した。

 

 

「貴方は」

 

 

「我は通りすがりの妖怪だ。偶々、この地から溢れる邪気を感じてやって来た。貴様がこの地の巫女か?」

 

 

「はっ…はい」

 

 龍牙王の問いに返事を返す巫女。

 

 

「何故、この地はこんなにも穢れている?」

 

 

「数年前、この地に魔物がやって来ました。その魔物がこの地の力に触れた事で力は穢れ、暴走しました。先代巫女である母はそれを止める為に命を賭して暴走を止めましたが……穢れはそのまま残ってしまいました」

 

 

「この地では生きてゆけまい……何故離れぬ?」

 

 

「私達はご覧の通り殆どが女子供と老人です。移動して目的地に辿り着く可能性も低く、最近では戦が多く巻き込まれると考えれば」

 

 

「動きたいが動けぬか……若い男達はどうした?」

 

 

「皆、水や食料を求めて土地から出ましたが……」

 

 

「誰も戻らないか………」

 

 

「それに此処は儂等の先祖が……家族が眠り、その想いが詰まった土地……簡単には捨てられませぬ」

 

 巫女の後ろに居た村長が前に出てそう言った。

 

 

「想い……(何故……何故こんなにも人間は我の心を揺り動かす?我が人間だったからか?だが今の我には人間の心など……とうの昔に)」

 

 己の中で自問自答を繰り返す。恐らく100年……1000年、永遠に続けても今の彼では答えが出る事はないだろう。だからこそ、苛立つ。

 

 龍牙王は何を思ったのか、天を見上げる。彼の身体が光りに包まれて、天へと翔け昇りその姿を龍へと変え、彼は龍穴を目指して飛んでいく。

 

 

(これは奴等の為じゃない……唯の気紛れ……穢れた土地があったからそれを浄化するだけのこと)

 

 彼は、これは気紛れであり、穢れた土地を浄化するとだけだと自分に言い聞かせ、どす黒く力を放つ龍穴へと飛び込んだ。

 

 すると、真っ黒な力が溢れ出していた龍穴が光に包まれると消滅した。龍穴の在った場所には人の姿に戻った龍牙王が立っており、彼の足元には徐々に草が生え始めていた。黙ったまま、周辺を見渡した。

 

 

「フム……中々良い土地だ……だがこれだけの地、守護がなければ誰かに狙われるか……」

 

 龍牙王は近くに在った大きな石に触れ、自分の爪で4つにすると己の血を石にかけると石はそれぞれの意志が大きな狗へと姿を変えた。

 

 

「この地で産まれし精霊達よ。汝等は我が血により我が眷族となり、動ける身体、名を与えてやった……その身で汝等の故郷を守るがいい」

 

 龍牙王は眷族となった狗達にそう言うと、再び龍へと変化して天へと昇って行った。

 

 

 

 

 ~高天原 天照の神殿~

 

 

「ふぁ~……こう暖かいと眠くなるな」

 

 

「そうだな」

 

 神殿の中で龍牙王の尾を枕にして寝ているこの高天原の最高神・天照。因みに彼は何かの巻物を読んでいた。

 

 2人は関係は夫婦ではない、恋人なのかと言われると実際の所本人達にしか分からない。

 

 

「ぁ~やっぱこのモフッモフッ最高だなぁ」

 

 

「そうか……」

 

 

「と言うか、何を読んでいるんだ?」

 

 

「地脈とかの事をな……考えてみたら地脈を操る時、感覚的にやってるけどしっかりとした知識を持ってなかったと思ってな。知識が在ればもう少し活用できるかと思ってな」

 

 

「ふ~ん……じゃあ、土地神になればいい」

 

 天照は突然そう言い出した。龍牙王はそれを聞き、巻物を落とした。

 

 

「変な事を言うなよ。我がなんでそんな事を」

 

 

「まだ気付かねぇのかよ(ぼそっ」

 

 

「ん、なにか言ったか?」

 

 

「なんでも……この間、お前が浄化した土地あったろ。あそこの土地神になれ」

 

 

「……寝惚けてるのか?」

 

 

「寝惚けてもないし、酔ってもない。これは太陽神としての決定だ、従って貰うぞ」

 

 満面の笑みを浮かべてそう言う天照。

 

 

「……龍眠近いし、準備しないと」

 

 

「まだ200年以上先だよな」

 

 

「母からの呼び出し」

 

 

「それについては私からお義母様にお願いして呼び出さない様に頼んだよ」

 

 

「………用事を思いd「嫌ならこれを各神話にコレを送るぞ……可愛い私からのお・ね・が・い」…………はい」

 

 天照の手には「招待状」が握られていた。因みにその中身は龍牙王と天照の結婚式の招待状だ、因みに龍牙王にその気はないようで、それを出されると拙いらしい。

 

 

「その脅し本当に止めろ……アイツ等が見たら、戦争しかけて来るぞ」

 

 

「問題ない、お前への愛は誰にも負けないからな。全員、返り討ちにする自信はある」

 

 

「お前等が戦うとそれこそ世界が神々の黄昏(ラグナロク)になっちまう」

 

 そう言った瞬間、龍牙王は尾を引っ張られ天照に押し倒された。

 

 

「だったらさぁ……いい加減、誰を娶るか決めて欲しいんだが」

 

 そう言われて、龍牙王は天照から視線を逸らす。

 

 

「我が誰か1人を選んで、自分じゃなかったらどうする?」

 

 

「相手を滅してでもお前を奪い返すに決まってるだろ」

 

 ニッコリと笑みを浮かべる太陽神……目が笑ってないのは気の性だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~数か月後~

 

 龍牙王は天照に言われて、例の土地の神となった。

 

 この土地の神となった日、やって来た龍牙王……龍穴が浄化された事で土地は緑豊かになっていた、だが一番驚いたのはそこに住む人間達の変化だった。

 

 絶望していた人間達が、たった数日で明るくなり生気に満ち溢れていたからだ。

 

 

「えぇい!土地神の仕事はこんなにも忙しいのか?!」

 

 龍牙王は人々の手で立てられた神殿で土地神として忙しい日々を過ごしていた。だがこの地の神となって、彼は不思議と充実感を覚えていた。

 

 

 ―なに親父が来た?追い返せ、面倒だ。

 

 光り輝く女神達が争っている?直ぐに止めに行く!我に土地神になれとか言っておいて、土地を焼き払うつもりか!?

 

 子供が迷子になった……村人に探させればいいだろう。一々我に報告するな………陽牙、陰牙、眷族達に探させろ。仕事?その様な事、後回しでよい―

 

 土地神として過ごし始めて龍牙王の中で何かが変わり始めた。

 

 

 

 

 

 

 ~巫女side~

 

 私は巫女・アイリは先の事件で龍牙王様に助けられ、龍牙王様が土地神となった事で私は彼の巫女となった。未だ巫女として認めてくれないので、「娘」としか呼ばれていない。この数日、彼に仕えて疑問に思った事が在った。

 

 土地神となった龍牙王様は何処か村人と一線を引いていたからだ……神と人であるならそれは当然の事なのでしょうが………人々を視る時の嬉しそうな眼、子供が行方不明になった時眷族達総出で探させ見つかった時の安堵した表情、村人の1人が死んだ時に表情には出さなかったが哀しそうな雰囲気、子供達に尾で遊ばれているのに楽しそうな顔………まるで何かを押し殺している普段の姿からは想像できない刹那に見せたあの方の本当の姿なのでしょうか…。

 

 

「龍牙王様」

 

 

「なんだ……娘」

 

 

「ヤエさんが亡くなりました……村の皆に見守られて安らかに逝ったそうです」

 

 私は村人の1人、ヤエさんが亡くなった事を龍牙王様に報告した。ヤエさんはこの村で生まれ育った女性で、村の皆さんの母親の様な存在でした。病と言う訳でもない……私は人の身なので天命は分かりませんが、恐らく寿命なのでしょう。

 

 龍牙王様は無表情になり、そうか…と呟かれた。

 

 

「ヤエ……確か毎日、朝早くから来ていた老婆か。人と言うのは儚いな……数十年も生きずに死ぬとは。これだから人間は」

 

 

「……どうしてそんなにも感情を押し殺すのですか?」

 

 

「なに?」

 

 

「貴方様に仕えさせてまだ短いですが……貴方様は感情を押し殺している様に思えて仕方ないのです。子供達を見守る時の御顔や人々を視る眼、あれが本当の貴方さまではないのですか?」

 

 

「知らん……貴様の勘違いだろう。我は人間が死のうが関係のない話だ」

 

 

「だったら何故、その様に哀しそうな顔をなさるのですか?」

 

 

「哀しむ?我が……そんな訳「いいえ!貴方様は哀しんでいる!なのにそれを押し殺しておられます!」」

 

 私はそう言い切った。理由は分からない、でも彼の方が押し殺しているのは事実。

 

 

「貴様等の様な矮小で儚い存在と同じにするな………巫女風情が口を慎め。何度も言うが我は人間などどうでもいい」

 

 その眼を見てアイリは理解した。

 

 

「貴方様は……喪う事が怖いの……ですね」

 

 

「なに…を」

 

 

「だから大切な物を作ろうとしない」

 

 龍牙王の目が赤く染まり、アイリの首を掴む。

 

 

「止めよ……それ以上口を開くなら、このか細い首を圧し折るぞ」

 

 

「確かに私達、人間は貴方様から見れば瞬きの様な時間しか生きていけません」

 

 

「止めよ」

 

 

「でもきっと何かは残る筈です」

 

 

「ッ!」

 

 龍牙王は永い時の中で多くの様々な人間を見てきた。だが龍神の身たる彼からすれば人間の生きてる時間なんてほんの一瞬の事だ。色々な出会いがあり、同じ数だけ別れが在った。

 

 優しい人もいた、英雄と呼ばれる者達もいた、龍神相手に気軽に話しかける者達もいた……だが皆、死んでしまった。戦や病で死んだ者、寿命を全うした者もいた……でも死に立ち会う度に龍牙王の人間の心はすり減っていく。

 

 仲良くなった者達……そんな者達の死を10……100と繰り返せば人間の心は耐えられなくなるのは当然の事だ。だから無意識の内に彼は人間を遠ざけた……しかし弱者が一方的に嬲られるのを見るとほんの微かに残った人間の心が動き苛立ちという形で現れていた。

 

 

「貴方様がその人と過ごした時間は忘れない限り貴方様の中に残ります。その人の想いは子供や家族に引き継がれていきます」

 

 龍牙王が人々と過ごした思い出は、その時に感じた想いは、彼が忘れない限り彼の中で生き続けるだろう。その人々の想いは、彼等の子が孫が……子孫が延々と受け継いでいく。それが限りある命を持つ人間達が太古から続けてきた「人の営み」だ。

 

 

「想い………ふ……フフフ……ハハハハハハハハ!!!」

 

 

「あっ……えっと……あの」

 

 

「その様な当たり前の事を……人間の……それもこんな小娘に気付かされようとは……我もまだまだ未熟という事か」

 

 

「龍牙王様?」

 

 

「人の心か………巫女・アイリ!」

 

 龍牙王は今までアイリの事を「娘」としか呼ばなかったが急に名前を呼んだ。

 

 

「はっはい!」

 

 

「『今』の我には人の心が分からん……故にお前が人の心を我に教えよ。後、我の巫女を名乗るのであれば神具の1つのでも身につけよ」

 

 そう言うと、龍牙王は自分の銀髪の髪を指で摘むと爪で切った。そしてそれに息を吹きかけると白い紐の付いた鈴に変わり、アイリに渡した。

 

 

「さて行くぞ!」

 

 

「えっ、どちらへ?」

 

 

「あの者は我を信仰した。短い間で在ったが、その信仰心は本物だった……なれば我は土地の神として信じた者の魂を冥府へ送ろう。案内せよ、巫女よ」

 

 

「はい!」

 

 これが彼の土地神としての本当の始りだった。


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