ガールズ&パンツァー 俺の戦   作:アレク

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十三話目……だっけ?



上げ直し失礼しました。間が空いちゃったからね。ミスもするよね仕方ないね。


サンダース編です。試合前から杏とケイが親しげだったのはこんな事があったからじゃないかな?(適当





さんだーす!

サンダース学園艦。サンダース高校校舎前。

 

「さあ行け。世界が戦火に包まれる前に。」

 

と杏に言われるがままこの場所まで来てしまった。

 

突拍子のない事は慣れっこだが、今回の杏は様子がおかしかった。中二病的な意味で。

 

取り合えず校舎前まで来たら電話しろと言われたのでその通りにする。

 

 

 

ピッピッピッ……プッ

 

 

 

 

「杏?校舎前まで来たんだけども」

 

『遅い。道草はそんなに美味かったかこの草食動物。』

 

「いきなり行けと言われてその罵倒かよ。」

 

『まぁいい。所定のポイントに到着したようだね。では今回のミッションを伝える。』

 

「ミッション?」

 

『先週、戦車道全国大会の開会式が行われた。』

 

「杏さん?」

 

『そして一昨日。ウチの戦車道受講者、秋山優花里がサンダースに潜入。無事に帰還したし、情報も手に入れたようだけど、その時に発見されて大騒ぎだ。』

 

「なにそれ初耳。」

 

『そこでイクサに課せられたミッションは、そちらの戦車道隊長、『ケイ』と接触し、和解することだ。』

 

「それっぽく言ってるけど要は謝ってこいって事だろ。」

 

『厄介な事に、先の潜入を受けて警備が厳重になってる。見つかればタダでは済まないだろうね。』

 

「なんで事前に連絡とかしてないの?」

 

『これは潜入任務だ。しかも単独。だがイクサなら必ず成し遂げられると信じているよ。頑張ってくれ。』

 

「ちなみに最近なんのゲームにはまった?」

 

『メタルギ(ブチッ

 

 

 

そこまで聞いて電話を切る。何かに影響されやすいってのはいつものことだ。

 

まぁこの校舎が本当に某ステルスゲーの如く要塞化してるわけないしな。取り合えずそこらの女の子に話を聞くか。

 

 

 

「あのーすいません。」

 

「はい?」

 

「ここの戦車道の隊長に会いたいんだが。」

 

「……」

 

「……?」

 

 

なぜか俺のことを見つめてくる。

 

 

「あなた、どこの生徒?」

 

「あぁ……大洗女子学園だ。」

 

「!!」

 

「まぁ女子学園つっても俺はれっきとした男だ。実は男装の麗人でしたとかじゃ……」

 

 

 

「 侵 入 者 だ ー ー ! ! 」

 

 

「……は?」

 

 

その子が突然叫び出す。待って。男装の麗人とかふざけた事言ったけど俺は不審者じゃない。

 

 

 

「ちょちょちょっと待ってアポなしだけど本当にここの隊長さんに会いに来ただけで」

 

 

 

そんな言い訳むなしく数秒後に鳴り響くサイレンと大音量の声。

 

 

 

『AD2にて大洗からの侵入者有り。付近の生徒は直ちに捕獲に向かえ!』

 

 

 

 

……嘘でしょ。

 

 

 

 

 

『こっちだ!』

 

『見つけた!あの男だ!』

 

『die!die!』

 

 

さらに辺りから聞こえる叫び声。

 

 

……そうだな。

 

 

 

『逃げたぞ!追えー!!』

 

『回り込め!退路を塞げ!』

 

『kill!kill!』

 

 

「おい一人キラーマシンいるぞ!」

 

 

 

 

 

三十六計なんとやら。俺は全速で逃げ出した。

 

 

 

 

 

_________________

 

 

 

 

 

 

「ヘイイクサ。調子は?」

 

「すこぶる好調だよ。」

 

「それは良かった。」

 

 

 

今俺は広い教室の椅子に座っている。

 

どこかを縛られているわけではないが、結構な数の女生徒に囲まれ逃げられない。

 

目の前に居るのはナオミ。薄い茶髪のベリーショート。背も高く、ボーイッシュの見本のような子だ。

 

俺はこの子が指示する部隊に捕まった。

 

 

「ところで、マジに熊を素手で狩れるのかい?」

 

「……誰から聞いたんだ?」

 

「いや。おかげでちょっとダーティーな手を使うハメになったからさ。」

 

 

 

ここに居る捕虜は一人ではない。

 

隣の椅子にはホシノが座っている。

 

 

 

「ほーら。アンタの事よぉ。」

 

「うー…」

 

 

腕を組み、ホシノを見下して嫌みったらしく言うのはアリサ。薄い赤の髪で短いツインテール。鼻の所に少しそばかすがあるが……あれだな。黙っていれば可愛いタイプだな。

 

 

「アリサやめな。」

 

「ヘイヘーい。」

 

 

そんなアリサをたしなめるナオミ。

 

何故かこの学園にいたホシノを人質に取られ、俺は大人しくここまで連行されたのだ。

 

ホシノがここに居た理由を聞いても「いやー…何でっていうか…あははは…」なんて要領を得ない答えしか返ってこない。

 

 

 

 

ガチャッ!

 

 

 

 

ドアが開かれ、スタイルの良い長い金髪の子が入って来る。

 

 

 

「おっ疲れー!お客さんは?」

 

「はい。こちらに二名。大洗からです。」

 

「うん。じゃあ皆下がってオーケーよ!」

 

『はいっ!』

 

 

 

アリサとナオミを残して全員が教室から出ていく。

 

この生徒達を素直に従わせるカリスマ。どうやら目標の人物がやって来たようだ。

 

 

 

「ハロー。イクサ。大洗に招待状を出した覚えは無いんだけどねぇ?」

 

「……隊長のケイ…でいいのかな?」

 

「イエース。」

 

「少しだけ話をしに来ただけだ。……まぁ事前に断りも無く入った事は謝るよ。」

 

「その必要は無いわ!」

 

 

 

バッとケイが叫び、ドアの方を向く。誰か入って来るのか?

 

 

 

「……?」

 

 

 

少し待つが誰も入って来ない。

 

 

 

「その!必要は!無いわッ!」

 

 

 

無駄に声を張り上げ、再びドアの方に叫ぶ。

 

だが何も起こらない。

 

 

 

 

「……んー?」

 

 

 

ケイが不思議そうな声を出し、ドアに近づく。

 

 

 

 

「……ホシノ。何か知ってるのか?」

 

「さ、さあ~ね~…」

 

 

 

ホシノは誤魔化すのが苦手らしい。

 

 

 

 

「どしたの?合図わかりずらかった?」

 

『……』

 

「いやいや!覚悟決めたんでしょ!」

 

『……!』

 

「恥ず…ってそれも今更よ!ほぉら!」

 

『…!…!』

 

 

 

 

と、ケイに引っ張られながら大体予想通りのあいつが出てきた。

 

 

 

 

「ど、どっきりだーいせーいこーう……」

 

 

 

 

『ドッキリ!!』と大きく書かれた看板を持ち、もじもじしながら決まらない決め台詞を言う杏。

 

 

「……」

 

 

ただ。その格好。スクール水着の上にセーラー服。スカートは履いてない。さらに猫耳を装着している。

 

ハハッその程度で俺が動揺ガハァッ!!

 

 

 

「吐血!?」

 

「ノォォウ!メディィック!!」

 

「だーいせーいこーう……」

 

「あぁ!杏さんが大成功人形と化してる!」

 

「アンタも落ち着きなさい!そんな人形は無いわよ!」

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

 

 

「おぉー……猫耳の杏さんなんて新鮮ー」

 

「さわるなぁー……」

 

「照れてるところもそそりますなぁ…」

 

「うぅー……」

 

 

 

 

いろいろと落ち着き。今ホシノと杏は同じソファーの上でイチャついてる。さっきのままの姿で。

 

 

 

 

 

「……はぁ…」

 

「なんだいイクサ。ジェラシー燃やしてる感じ?」

 

「どっちにさ。」

 

「それはこっちが聞きたいよ。」

 

 

ニヤニヤしながらナオミが聞いてくる。

 

こっちはサンダースの三人と同じテーブルを囲んで座り、事情を聞いたり、聞かれたりしてる。

 

 

 

「まぁアンジーとは昔ちょっと知り合いだったのね。んで話しているとボーイフレンドができたって言うじゃない?じゃあそいつの顔を見せてーって私が言ったのがはじまりなのよ。」

 

「そんで、ここの生徒集めて俺をドッキリに掛けたってわけか。」

 

「楽しかったでしょ?」

 

「まぁあの鬼ごっこはスリル満点だったな。」

 

「ふっふーん。ウチの生徒は何事にも全力だからね!」

 

「だからってガチ殺意むき出しにする必要は無いと思うんだわ。」

 

 

 

 

 

この感じだとスパイの件は水に流されたみたいだな。じゃあ俺が来る必要なかったんじゃ……

 

 

 

 

 

『やっぱスク水の感触って気持ちいいですよねー…ずっとなでなで出来そう…』

 

『……あっ…やめっ…お腹くすぐっ…ひい…!』

 

 

 

いつの間にかホシノが膝の上に杏を乗せ、さらにイチャイチャしていた。

 

 

 

「……」

 

「イクサ。鼻血鼻血。」

 

「これは心のトマトジュースだ。」

 

「どんな誤魔化し方よ……」

 

 

 

アリサに呆れられながら鼻…いやトマトジュースを拭う。

 

 

「ふー……あのコスプレ…ストパン?だっけ?」

 

「うんストライクパンツァーズね!」

 

「あれそうだっけ?」

 

「違った?まああれもアタシがただ出てくるだけじゃああれだからってアンジーに着せたのよ。気に入った?」

 

「んー……」

 

 

コスプレよりあんな態度の杏なんて滅多に見れるものじゃないしなぁ……と思いつつ杏と目を合わせる。

 

 

 

 

ビックーン

 

そんな擬音が付きそうなほど肩を跳ねらせる杏。

 

 

 

『うおっ?……あーイクサに見られてびっくびくですかぁ?』

 

『わかってるなら着替えさせて…せめてスカートを着せて…』

 

 

ふむ。

 

 

 

「場所が場所なら全アングル三桁ぐらい撮影して永久保存してたんだがな。」

 

「うわぁ……」

 

「そんな引くなよアリサ。可愛い物を愛でるのは当然だべ?」

 

「それには同意するが鼻血を垂らしながらだと変態にしか見えないよ?」

 

「ナオミ。これは心の昂りによって沸騰した血液を鼻から逃がしているんだ。」

 

「つまり鼻血だな。」

 

 

 

俺のこの気持ちは伝わらなかったようだ。

 

 

 

 

「んでイクサ?アンジーが言ってたんだけどさ?本当にあの二人両方と付き合ってるの?」

 

「おう。」

 

「わー男らしい。」

 

 

 

なるほどホシノが居たのは杏が言ったからか。ケイの性格なら連れてきてとか普通に言いそうだな。

 

 

 

 

「まぁまだ二人かー」

 

「えっまだって?」

 

「そーいえばナオミは何人だっけ?」

 

「6人ですね。」

 

「えぇ?」

 

 

 

これは予想外。さすが自由の学園と言った所か。

 

 

 

「しかも全員ガールフレンドってね。」

 

「ほー……」

 

「まぁ私は同じ戦車のメンバーとメカニックだけどね。でも私は全員を愛しているし、皆もそれぞれを愛している。」

 

「うむ……」

 

「だからこそ戦場で生きられる。分隊は兄弟。分隊は家族。」

 

「わかった。わかったからそれ以上言うな。」

 

「まぁそれは冗談として、二人程度で悩むなって事だよ。」

 

「……悩んでる訳でも無いんだがな。」

 

 

 

 

無いんだが。まぁ後ろめたいというか、そんな気持ちはあったな。

 

 

 

「経験者のお言葉ってやつだよ。気にした時点で負けってね。」

 

「そうだな。ありがたく受け取っておくよ。」

 

 

 

6人のナオミと比べてどうこうって訳じゃないが、気が楽になったのは確かだ。

 

 

 

「まぁ私はこれ以上増える予定は無いけど、もしかしたらアンタはすごい事になりそうだね。」

 

「……ノーコメントで。」

 

 

 

俺もこれ以上増える予定は無い。……多分な。

 

そしてケイが「さて!」と手を叩く。杏とホシノもこちらに注目する。

 

 

 

 

「今回のスパイ騒ぎはアンジーに免じてって事で!」

 

「体張った甲斐がありましたねぇ。」

 

「うー……」

 

「そうだな。まぁ試合じゃあよろしく頼むよ。」

 

「えぇ!……あっ試合で思い出したけど、フラッグとかの編成は変えないから安心してねっ」

 

「……そうなのか?」

 

 

 

 

 

こちらがスパイに入った以上、完全に組み直して来ると思ったが。

 

 

 

 

「まっそれもアンジーに免じてってね……ほら。」

 

 

 

ケイがナオミとアリサにも見えないようにスマホの画面を見せてくる。

 

 

 

「ん?……ッ!?……これは!?」

 

「貴重なアンジーのお着替えシーン」

 

 

 

無言で口と鼻を押さえる。

 

丸見えではない。だがきわどい。俺の頭をヒートエンドさせるには十分だった。

 

 

 

 

「ふふふ……良い写真でしょ?私でもそそられる何かがあるわ……さすがアンジーね。」

 

「フゥッー…フゥー…で?これで作戦を変えないってぇ?公私混同もいいとこだなぁ?」

 

「さすがにそれだけじゃないわよぉ?……こっちにもプライドってのがあるわ。覗き見されたぐらいでこそこそしてちゃぁ……ね?」

 

 

 

プライドか……確かに強豪校であるサンダースがスパイされて編成を変えたなんて知れたら他にナメられちまう……って事か。スパイしたこっちが言う事では無いが。

 

 

 

「それに面白そうじゃない?そっちの方が。」

 

「それがメインじゃないのか?」

 

「えぇそうね!」

 

 

 

 

即答だよ。

 

 

 

 

「なんにしても、負ける気は無いからね!」

 

「こちらこそ。勝たせてもらうよ。」

 

 

 

 

 

 

 

____________________

 

 

 

 

 

校門……

 

 

 

 

 

 

「それでイクサボーイ?」

 

「なにかね」

 

「あの写真欲しい?」

 

「……とりあえずメアド交換しようぜ。」

 

「フッフッフッ……そう言うと思ってたわぁ……」

 

 

メアド交換中……

 

 

「……よしっ。んじゃまたねー!」

 

「おーう。」

 

 

 

そして先にいた杏とホシノに追い付く。

 

 

 

「待たせたな。」

 

「やけに長かったんじゃなーい?」

 

「あれ杏着替えたの?」

 

「そうだよ!あんな格好で出歩けないからね!」

 

「なに怒ってんの……怖い……」

 

「そら怒るさ!仕掛人だと思ってたら辱しめられてるのこっちだもん!」

 

「でも私達関係ないですよ?」

 

「ホシノちゃんも同罪だよ!?あ…あんなに…あんなに…うぅー!」

 

 

 

顔真っ赤杏ちゃん。まぁあんなにさすさすすりすりされてたらなぁ。

 

 

 

 

「いいじゃねぇか別に。」

 

「そーですよ。イクサの意外な所も見れましたし?ほらっ」

 

 

 

不意にホシノが杏のスカートをめくる。あぁまだ中はスク水なんだな。パンツじゃないから恥ずかブフゥッ!

 

 

 

 

「……まぁそうだね。今日はとっとと帰ろっか。」

 

「えぇ。行きははサンダースのヘリだったんで、帰りはイクサの乗ってきたボートでですね。」

 

「ほらイクサー置いてくよー?」

 

「ちょっと待っへくらはい……」

 

 






戦車(操縦、整備)の事ならおまかせ

料理が売れるレベルで上手

熊の素手狩り

(性的に)興奮すると血を吐く ← new !



イクサ設定……普通だなぁ……なにか盛らなきゃなぁ……



それはそうとして次から全国大会編ですよ、多分。
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