R18じゃないのに、エロそうに書くのって難しいね。
其の壱 女スパイ潜乳!
明かりのついていない薄暗い部屋の高価そうな席に小肥りの男が座っている。
その前に、女が一人立っている。
男が言った。
お前は研修という形で海軍に転属になる。
だが、お前の本当の任務は、研修などではない。極秘裏に海軍の機密を入手してくる事だ。
そうだな、空母だ、空母がいい。
空母の情報を盗んでくるのだ。
つまり、スパイをしろという事でありますか?
そうだ。不服か?
いえ、そうではありませんが、そんな事をしなくても、きちんと協力要請をすれば…
女がそう言うと、男は激昂し、席から立ち上がると、拳で女をガンガン殴り始めた。
やかましい。
お前、わしに口答えできる立場だとでも思っとるのか!
あの巨大不明生物を陸軍が、わしらが、倒さねばならんのだ。
ましてや、海軍に、あの小僧に舐められっぱなしでたまるか。
なんとしても、巨大不明生物に対抗しうる戦力を陸軍の手で生み出し、巨大不明生物を倒すのだ。
そのためなら、海軍から情報を盗むくらいどうという事はないではないか。
それとも、お前、わしの言うことに異論でもあるというのか。
いえ、自分は閣下に向かって異論などあろうはずも。
そうだ。
お前はわしの命じるままにしておれば良いのだ。
はい、自分は閣下のご命令のままに、海軍でもどこでも行って参ります。
でも、その前に、どうか、閣下のお情けを。
ふん、わしの情けが欲しいか。
いいだろう、くれてやる。
まず、膝まずいて、いつものようにわしのに、ご挨拶してからだ。
そう言って、男は席を離れ、立ち上がり、女はこっくりとうなずくと、仁王立ちする男の前に膝まずいた。
(暗転)
その日、鎮守府には陸軍から二人の艦娘が研修生として、転属してきた。
一人は短くおかっぱに刈りそろえられた髪に、灰色の陸軍制服を思わせる上着にプリーツスカート、軍帽、背曩といういかにも陸軍らしい衣装。
左手に飛行甲板を持っており、腰周りに武装の無い艤装を装備しており、さらに丸めたコートを袈裟懸にしている。
特種船丙型揚陸艦娘のあきつ丸である。
もう一人は白スク水に、運貨筒を持ち、気弱そうな表情を浮かべている。
三式潜航輸送艇潜水艦のまるゆである。
いつものように8時からの朝礼の場で、提督は二人を艦娘達に紹介すると、あきつ丸を空母班へ、まるゆを潜水艦班へと配属させる事とし。
意外と面倒見のよい龍驤にあきつ丸を、まるゆはゴーヤに任せる事とした。
陸軍と海軍は仲が悪い事で有名だけれども、末端の艦娘までもそうであるはずもなく、
「龍驤や。なんや君、男の子かぁと思たわ。」
「あきつ丸であります。よく言われるのでありますよ。」
「あんたとはなんや、気が合いそうな気がするでぇ。」
それぞれに穏やかなムードで、彼女達は執務室を去り、それぞれの寮に向っていった。
(続)
まぁ、誰がスパイかはバレバレですね。
そして、裏で糸引いてる奴もバレバレですね。
ちなみにこのエピソードでは、めぃさぁ殺棲艦光線砲と百二十四式特殊装甲兵ジンラ號が登場予定です。
あと、熊野丸も出るかもしれません。
陸軍からの出向とはいえ、わけ隔てなく接してくる艦娘達に心をひらきかけていた彼女の前に、陸軍から指令が届きます。
そして、彼女は提督を、艦娘を裏切り…
次回はそんな感じになるかと思われます。
「こんにちは、お急ぎですか?」
ご期待ください。