テイルズオブノワール ー君を見届けるRPGー   作:ピコラス

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第20話 素材集め

……古木の家……

 

「あなたが伝説の料理人、メリクリウスか?」

「…一体、私に何の用かしら。」

金髪ポニーテールのお姉さんは客を迎え入れた。

客の二人は魔法つかいらしい。

二人とも黒ずくめでキケンな匂いがする。

「幻のスイーツ・メリクリウスゼリー。そのレシピを知りたい。教えてはもらえないか?」

「ダメよ。あのゼリーを作ることは禁じたの。

メリクリウスゼリーはウマすぎて人を狂わせる。」

「ウマすぎて人を狂わせる?」

「そこをなんとか…!ゼリーが無ければこの星は救えないんだ!」

「ゼリーが無ければこの星は救えないの…!?」

青天の霹靂。

メリクリウスはかつて、ゼリーによって巨万の富を築いた。

だがそのかわり多くの人の人生を狂わせてしまった。

彼女にとって、メリクリウスゼリーは黒歴史であり、心の傷跡だったのだ。

そのゼリーによって人々が救われると知ったとき、彼女の罪の意識は洗われて、

彼女の心もまた救われたのだった。

ニーキス&ヘルレイオスは 【ゼリーのレシピ】 を手に入れた!

 

「よし。ではさっそく料理に取りかかるぞ。」

「よせ!! 料理は俺にまかせろ。お前のゼリーでは星が爆裂する。」

「してたまるかッ!!

…………なので…………、料理はまかせた。」

 

 

……アモルファス山……

 

「ここで転生石が採れるのか。」

二人の機械人形、レジン&サーフェイサーは鉱山に到着すると早速、採掘を開始した。

二人の両手には掘削作業のための特注ドリルアームががっちりと装着。

ドリドリ岩を削る。

ドリドリドリドリ。

しばらく掘っていると突如、熱湯が亀裂から噴き出す!

「なんと!?」

レジンキッドは温泉を掘り当てた!

たまたま良いかんじに凹んでいたので、あっという間に露天風呂が完成した。

露天風呂のくだりは前もあったが気にしない。

すると山に生きる野生動物たちはこぞって露天風呂に通い始めた。

夜には温かな蒸気が星空の線路を駆け上る。

動物世界の文明開化である。さすがにコーヒー牛乳は飲まない。

メカ二人は風呂には入れないが、動物たちの癒されていく様子を眺めるだけで、

心が温まるのを感じた。

そうしていると、一匹のキツネが近寄ってきて、おもむろに石ころを出して置く。

どうやら感謝のしるしのようだ。

レジン&サーフェイサーは 【転生石】 を手に入れた!

 

 

……キルマ氷河……

 

「おい起きろ、寝るんじゃないッ!!」

極寒の荒地にて遭難した二人の冒険者。

片方がもう片方を必死に揺り起こそうとしている。しかし返事は無い。

命の灯がついえようとしたとき。ふたつの霊が現れた。

「温めてやろう…」「さあ、こちらです!」

片方の霊は冷え切った冒険者の身体を温め、

もう片方は猛吹雪のなか、生存ルートを案内した。

ふたつの霊は冒険者を人里まで送り届けると、ふわふわとその場を後にした。

冒険者は涙ながらに感謝した。

「なんと崇高なる魂ッ…!!なんと偉大なる妖精たち……キノコの女神よッ!!」

:太陽神エンテラス

「ワラワはキノコの女神などではないが…。」

:精霊ルナ

「まあ、いいじゃないですか。」

二人はちょうど目的物を採取していたところで、両手にキノコを握りしめていた。

ので変な誤解を与えたようだ。

雪国に新たな女神伝説が生まれた。

エンテラス&ルナは 【女王茸】 を手に入れた!

あと称号 【キノコの女神】 を獲得した!

この称号を装備すると二人はキノコを武器にして戦う!

 

 

……エンテラスコロシアム……

 

:剣士ナラシノ(泥酔状態)

「魔物共を好きなだけ殺せて、褒賞まで貰えるとは。 ココはイイところだな!」

ここは狂乱闘技場。

酔いどれ剣士は踊りながら斬り。転びながら斬り。

そして斬りながら斬りまくった。

「奥義・泥酔剣に敵は無し!

…もっとホネのあるのを寄越せ!!ホネのない不定形でもかまわんぞ!!」

呑気な観客共は皆、歓声をあげる。うおおおお!!

すると客席から最後の相手が舞い降りる!

「いいじゃろう。ワラワが引導を渡してやる!!」

 

… vs 太陽神エンテラス!…

エンテラス単独での戦闘スタイルは万能型。火・光・闇属性。

太陽風は大地を焼き、太陽光は光陰を飼いならす。

:太陽神エンテラス

「光をあやつることは闇をあやつることと同義。闇黒の中でもがき苦しめ!」

エンテラスが頭上に闇黒太陽を生成すると、剣士ナラシノの眼は光を奪われた!

真っ黒に染まる戦場。

そして決闘エリアの熱も奪われ、気温が急激に低下。

空気中の水分が結露して無数の水滴が空中に発生。

エンテラスが精霊力を爆発させると、水滴によって無限に分裂した太陽光線は

昼間の空に星座を描くように飛び回り、最後には標的に向かって収束する!

これがエンテラスの最終奥義・天耀剣!

:剣士ナラシノ

「そうか。ピンチのときにこそ、この肉体はみなぎる。

…死に際に立ってようやくオレの剣技は完成するのだ!」

開眼!

ナラシノの両眼は乱反射する光を見つめる。

その光から瞬時に水滴の位置、そして闇黒太陽の位置を見極めた。

ナラシノの思考力と必殺剣は光速を超えた。

:剣士ナラシノ

「これぞ秘奥義、黒雨霜破斬!!」

妖剣から解き放たれた無限の斬撃は、すべての光・すべての朝露・すべての闇を斬り破り、

ナラシノは青空の下の円形闘技場へと帰還した。

ナラシノはエンテラスの最終奥義を打ち破った!

 

:太陽神エンテラス

「ただの人間がワラワの奥義を破るとは。

これはまいったぞ。オヌシの勝ちじゃ!」

祝・闘技大会優勝!

ナラシノは87万6000ガルドと、 【かめにんの涙】 を手に入れた!!

:かめにん

「商人のナミダは安くないっすよ!」




入手アイテム:メリクリウスゼリー、転生石、女王茸、かめにんの涙
アイテム集めはあと少しつづく
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