今夜、彼女は夜空に絵を描く予定だ。
彼女、テトラは魔法画家。身の丈程ある魔法筆をいつもどおり背負っている。
彼女の役割は【実行犯】…
「星空百満点!お絵描き日和だね。」
少年ヴェルディは人狼。おおせのままに四駆疾走。ビーストモードでテトラを背負っている。
彼の役割は【運び屋】…冷たい夜風も今日は楽しかった。
「テトラ。やっぱり皆もう着いてるぞ。遅刻だ。」
「夜のあいだはセーフでしょ。」
機械人形レジンキッドはだだっぴろい丘の上でウズウズしていた。彼は【運び屋2】…
「遅いぞ!」
「オレは悪くないからな。」
「ワルモノさがしはよそうよっ!」
魔女ニーキスは【交渉人】…
精霊たちの力が彼らには必要だった。
と言っても精霊会議はすでに終わり、精霊たちももう準備万端だ。
「精霊たちよ、我らに力を与えたまえ…!!」
「みなさん、いきましょう!」
【共犯者】たちは精霊ルナのひと声に応じて光る球体になると、
花火のように天空を昇った。(別に爆散とかはしない)
つづけてレジンキッド・ロケットモードが発射。水蒸気の煙がそれをグングンと持ち上げていく…
ところで、剣士ナラシノはヒマだったので【見張り役】をしていた。
そんなところで、都合よく?現れた夜間のモンスターをよろこんで迎撃!
「奥義!! 冬の大三角斬り、ってな。」
3連突き攻撃の後、光速斬撃が敵を三角形に切り刻む。成敗。
発射からしばらく、ロケットはあっという間に、視界に母星が丸くおさまるほどの高度へと到達。
ロケットは自動扉からテトラと狼を射出した。
(レジンロケットは拡張パーツによって、けっこうデカい。)
宇宙だ!狼はトナカイ気分で宇宙空間を駆け回る。精霊の力で空を走る。
そしてテトラは夜空に星を描く。
精霊たちが彗星のようにバラ撒いた、魔力のインクで星を描く。
星と言ってもそれは決してコマゴマとしたものではない。
描くと言ってもそれは二次元的なものではない。三次元物体…新たな惑星だ。
それは無人惑星。影のように我々の星のうしろを同じ軌道で回るという。
「テトラ。いいのか?こんなことして…」
「わかんないけど、なんとかなるって、信じるしかないよね。」
魔法の筆は海や大地や森や空(というか雲)に色を与えていく。
芸術的超新星爆発が、一夜のあいだに新世界を創り出そうとしていた…
fin
で、文字数がすごく足りないようなので追記。
画家テトラと人狼ヴェルディはおそらく新惑星へ移住する。
というか6人パーティ全員移住するかもしれない。
レジンロケットは航空会社の旅客機兼社長として忙しくなる。
ニーキスは魔法医に。白衣のお姉さんになる。やったね。
剣士ナラシノも任務で新惑星へ移住。
新惑星は無人星だが、動植物といっしょに、きっと凶悪なモンスターも
生まれてしまっただろう。
つまりモンスター・ハント編が始まることになる。クリア後のやりこみ要素。
精霊ルナには妹アルテミスが生まれる。
それはもちろん、新惑星にも平等に月明かりが注がれるからだ。
画家テトラの悪ノリで新惑星の月がふたつになったりしていたら、
その場合は双子精霊ダイアナ&アルテミスが生まれる。
すると秘奥義「トリニティダンスブレード」が解放される。
またこのときイベント「暴走!三女神」が発生するので、それを
ナラシノひとりでクリアすると秘奥義「煙月刀」を習得。