もしも遊戯王GXに転生した奴が恵まれてなかったら   作:夜想曲

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早乙女レイちゃんと赤馬レイさんについてあの監督とか脚本とかは何考えてたんやろな、って話。…え、違う?

軽くエタってましたが、ようやく残りを書き上げました。

追記!誤字報告さんくす!


女性デュエリストが軽視されるGX世界において
みんな!ヒロインの名前が被ってるけど問題ないよね!


さて始まりました、チキチキ!女性同士のエンタメデュエル!ポロリはないよ!のお時間です。

メインコメンテーターは私、主人公である朝日夕月が行わせていただきます。どうぞよろしく。

 

「さぁ、デュエルよ。私のテクで虜にしてあげる」

「先行はそちらからですねー」

船員さん、さっき知ったけど名前は真水(しみず)葵さん。アナシス船長の数少ない女性船員だったけどこの場で目立つことで沢渡さん同様にアカデミアで働き口が欲しいらしい。見た目も言動もほんわかしてるけど微妙に黒い。でも黒さが目立つ部分もふわっとしてるからか……なんか人気出そう。

 

「私のターン、ドロー!さぁ、まずはこのカード。《ソニック・バード》!このカードの召喚に成功した時、デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加えることができる!」

対してこちらはタッグフォースシリーズ(カードゲームもできるギャルゲー)における名前ありモブ(ヒロイン枠)の1人である藤原雪乃さん。主人公が学生であることからさんざんボウヤ扱いし、言動がことごとくエロい、歩く肉まんである。

wiki的な説明をすると現実との齟齬があるかもしれんが……

 

『父母共に有名俳優、雪乃もまたデュエルのできる本格派女優として期待されてて、学生とは思えない色気で男を惑わせる。デュエルではそれを武器にして自分のペースに引き込む。親戚縁者以外の人間は自分よりどれだけ年上でも子供扱いする。彼女が本当に認めた人間に対しては違う態度になるらしい』が。

 

ーーー基本的にコナミくんのことだってはっきりわかんだね。二次創作ではレッドキャップな俺TUEEEEさんにベタ惚れしてやんのやんのとギャルゲーヒロインとしての本気を出す。なおその場合も『本当に認めた相手』でありながらボウヤ扱いをしてることがほとんど。主人公補正の赤帽子め……

 

「私は《エンド・オブ・ザ・ワールド》を手札へ!さらにカードを2枚セットしてターンエンド。さぁ、いらっしゃい?」

「おー、儀式魔法ですかー。出さなかったということは攻撃的なモンスターなんでしょうねー。ドロー」

……自分のペースに、ねぇ? 見る限りマイペースな葵さんを雪乃ペースに引き込めるとは到底思えないが。

 

「んー、いつも通りでいいですねー。《オーシャンズ・オーパー》を召喚します。攻撃力は100足りてますので攻撃ですー」

ソリッドビジョンのバトルってそういや試験以来だな。槍持った魚がふくよかな鳥を仕留めんと勢いをつける。

なるほど、この攻撃が当たるまでとか当たってからとかで目視で判断するんだな?攻撃宣言なのかダメステなのかを(闇の呪縛問題)。

 

「そう上手くいくと思って?トラップ発動、《鼓舞》!攻撃力を700アップする。返り討ちね」

ふくよかなとりさんがファイティングポーズをとる。そして槍が刺さると思われた瞬間!翼を広げ三叉槍を搦め捕り、そのまま分捕ったァ!

オーパーは勢いのままに突っ込んだのでソニックバードの後ろにべちゃりと落ちる。そして駄目押しの「ほら、槍返すぜ」攻撃。さかなくんはアワレ爆発四散!

 

「伏せカードも気にせず攻撃してくるなんて、まるでなってないじゃない?手取り足取り、教えてあげましょうか?お姉様?」

「ん、正直破壊してくれることを期待してたり?モンスター効果発動!戦闘破壊された時、デッキから《マザー・ブレイン》または《サウザンド・アイズ・フィッシュ》を1枚手札に加える」(LP:4000→3400)

「あら、効果で破壊するとは思わなかったの?」

「自己顕示欲の高い子供はいっつも上から殴ることしか考えないんですよねー」

「なっ!?」

……おや、ブラック葵さんが表に出てきている? 藤原雪乃節は保てるのやら。

 

「手札から《浮上》のカードを発動。墓地からレベル3以下の魚族を釣り上げます。そして蘇ったオーパーを生贄にして、さっき手札に加えた《サウザンド・アイズ・フィッシュ》を特殊召喚」

 

釣り上げられ空中に浮く魚槍兵がうぞぞぞぞとSEを立ててびちびちびちびちと震え始める。そしてめぎょり(・・・・)と音を立てて潰れ縮み、突如として目玉だらけの奇妙なクリーチャーが出現する……

 

「なっ、何よその気味の悪いモンスターは!」

「悪魔族に見えますー?魚族ですよ」

「「「嘘だッ!!?」」」←観客

目玉だらけの集合体。所々から生えている蝙蝠の翼。

「どう見ても悪魔族じゃない!?」

「種族詐欺とか今更でしょう?《シーザリオン》とか絶対に海竜族じゃないですかー」

そこは《ワイバーンの戦士》を挙げようぜ、と意見したい。

 

「守備力2100……おぞましい姿の割に防御的なのね」

「ええ。そして残った手札を全てセットしてターンを終了します。いきなり4枚セットですよー?怖いですかー?」

「ふっ、どんなに強力なカードであっても私を止められるとは思わないことね!ドロー!」

「ドローフェイズ終了時に、《マインド・クラッシュ》を発動します。宣言対象は《破滅の女神ルイン》」

「なっ…!?」

 

藤原雪乃が手札を凝視する。ソリッドヴィジョンのエフェクトにより手札がイメージ化されると、今しがたドローしたであろう女神のカードが表向きになり破壊される姿が。

 

「デミスの可能性もあったじゃない!?どうしてわかったというの……!」

「《センジュ・ゴッド》、《儀式の供物》、《儀式の準備》。みんないいカードですよねー。」

「貴女……まさか」

「……サウザンド・アイズ・フィッシュにはフィールドに存在する限り相手の手札を全て見通す効果があります。その手札で一番厄介なのはルインちゃんだと判断しましたので」

 

ピーピング&ハンデス。かなり効果的ながら高いテクニックを必要とするため試合では煽り合いにより未熟な技量を誤魔化す輩が増え、顰蹙を買うようになった戦術だ。

今の口撃もその範疇に入りそうだが、それでもデミスドーザーで有名な藤原雪乃を相手にルイン宣言できる度量は転生者たる俺には無い。しかも手札見えてるならむしろ生贄減らすこと前提にセンジュゴッド潰すぞ俺なら。

 

「でもプレイングはお粗末なようね、お姉様!《センジュ・ゴッド》を召喚してモンスター効果発動!デッキから《終焉の王デミス》を……」

「永続(トラップ)、《手違い(ミステイク)》。このカードが存在する限り、ドロー以外でデッキからカードをサーチすることはできません」

「くっ……」

自分のペースに、ねえ? 完全に葵さんに呑まれてるけど。

 

観客がざわつき始める。よく見れば既に鮫島さんおるやんけ。しかし呼んできた側の沢渡さんも呼ばれた側の校長もデュエルに見入ってる模様。

 

「さぁ。それでははじめましょうか。盤面を破壊して上から攻撃するしか能のないアカデミア生徒がいかに(しつ)の悪い決闘者(デュエリスト)であるかの証明を」

……あのー、葵さん?貴女強くてニューゲームな転生者じゃないですよね?




死神「あいつらとうとう後書きからも逃げやがった……」
死神「軽くエタってるからってすっぽかしやがって、誰が面倒みると思ってんだ」

女神「わーい東方天空璋たーのしーラルバかーわいー」
爺神「がんばリーリエ本格参戦か!楽しみじゃのう」
後戸神「しかも微妙に遅れてるし」
太陽神「こっちは逆にはえーよホセ」
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