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ではどうぞー!
最近八幡が学校に来ていない…。風邪でも引いたのかな?だったらお見舞いに行かなくちゃね!
たまたま今日は部活が休みだったので放課後早速八幡の家に行くことにした。
ピンポーン
あれ?もしかして寝ているのかな?
「戸塚ですけど八幡いますか?」
そういうと…
ガチャ
「…よう、戸塚か。どうした?」
「ここ最近、八幡学校来てないようだからさ。心配で…。」
「…そうか、ありがとな。俺は大丈夫だからさ。もう帰っても…」
嘘!だって全然元気に見えないもん!
「八幡何かあったの?無理にとは言わないけど、話せるなら話してくれると嬉しいな。僕は八幡のこと友達と思ってるし、友達が困っているならできるだけ助けてあげたいんだ。…ダメかな?」
これでダメなら仕方がない。無理に迫っても八幡が困るだけだもん。これが僕の精一杯。話してくれるかな?
「…分かった。話すよ。」
「…!ありがとう八幡!」
そうして家に上がらせてもらい少し経ってから聞いてみた。
「…で、何があったの?」
そう優しく話しかける。
「…実は今、俺女が怖いんだ。」
「それって女性恐怖症ってことなのかな?」
「ああ、たぶんな…。それに怖いって言っても数人だけどな…。」
「それって…誰なのかな?」
「小町や雪ノ下、由比ヶ浜、一色だ…。」
「…理由は?」
「…そうだな。それは…」
それから八幡は話してくれた。雪ノ下さんに毎日毎日罵倒されていること。由比ヶ浜さんに何もしていないのにキモいキモいと言われること。一色さんに脅されて生徒会の仕事を手伝わされていること。小町ちゃんにことあるごとに無理矢理予定を決められたり、強制的に動かされたり、自分から言っていたのにドタキャンされて違う人と行くことになったり。さらに行かないと晩飯抜きや一生口聞かないと言われたりだ。
「…戸塚、俺は一体どうすればいいんだ。何もしなくても罵倒されキモいといわれ、脅されてこき使われる…もう正直耐えられないんだ。」
八幡は今にも泣きそうだった。あの八幡が、あのカッコよくて尊敬する八幡が…。ごめんね、気づいてあげられなくて…。でも、今僕はやるべきことは謝ることじゃない。それは…
「…と、戸塚!?な、何を!?」
「…大丈夫だよ、八幡。吐き出したっていいんだよ?何も1人で抱え込まないで。僕がいるから…、僕だけはどんなことがあっても八幡の味方だから。だからもっと僕を頼ってよ。僕を信じて。だって僕は八幡の友達だから。だから、ね?」
僕が今やることは八幡を支えること。僕は今八幡をそっと抱きしめていた。
「と、とつ…か…。」
「…泣いたっていいんだよ。たしかに八幡は普通の人と比べると強いかもしれない。…でも、八幡だって1人の人間なんだよ?大勢とは言わない。けれど僕だけには、僕には相談してほしい。1人でできないこともある。そんな時は僕を頼って。僕がなんとかしてあげるからさ。」
「…う、うわぁぁぁぁ…!」
それから八幡は僕の胸の中で泣いた。それはそれは長い時間。今まで吐き出す相手もいなかったのだろう。溜め込んでいたのが一気に流れ出たみたいに…。
しばらくすると八幡はスゥスゥと寝息を立てて寝てしまった。僕は八幡の頭を撫でながらこれからどうするか考えていた…。