アレスさんたちが来てから10分程が立った。バリジアンレイガーはボコボコにやられてもう瀕死寸前だった。
八幡「・・・すげぇな。」
マナ「ほんとね。どうやったらあんなに強くなれるんだろ。」
リリー「やっぱり実践を積んでかないとダメなのかなぁ・・・」
レイカ「私達はどうしましょうか・・・」
モカ「周りの雑魚を処理してる?」
八幡「そうだなー、うん、雑魚処理してるか。」
そう言って俺達はアレスさん達の周りにいるザコ敵を駆除して行った。
それから5分後遂にバリジアンレイガーが倒れた。
その頃には俺達も殆どの敵を倒していた。
アレス「ふぅ、よしっ!終わったね。じゃあ帰ろうか。八幡君達も行くよ」
八幡「うす。了解しました。おーい皆、帰るぞー」
そう声をかけるとみんなが戻ってきた。それから俺達は街へと戻った。
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それから1年が立った。今は日本でいえば俺は中学2年の二学期が始まるくらいだと思う。俺達はこの1年間実践を積みまくり何とか前線に出ることができるようになった。
あ、あとモカが結構喋るようになった。前よりは・・・
トントン
っとお客さんですか。
八幡「はいはーい、今開けますよー」
ガチャ
俺がドアを開けるとそこには見慣れた人物が立っていた。
八幡「あれ?恭子さん?お久しぶりです。どうしたんですか?」
恭子「お久しぶりです八幡君。今日は八幡君にお話があって来ました。」
話?なんだろう。
そう思いながらも恭子さんを俺達の隊室に入れた。
マナ「あ!?恭子さん!?きょ、今日はどうしてここに!?」
うわぉ凄いパニクってる。あんなマナを見たのは初めてかもなw
恭子「えーとですね。今日は八幡君にお話があって来ました。単刀直入に言います。八幡君。君は来月に日本に戻ってもらいます。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
い、今なんて言った?日本に戻る?俺が戻るのは高校生になってからだったはずなのに?
八幡「ど、どういう事ですか?」
モカ「八幡が日本に・・・帰る?」
恭子「はい、実は今私の実家の暁家の道場を不動産屋が買取に来ていまして。住んでいるのがいないのに置いておくのはおかしいってことになりまして。急遽八幡君に帰ってきて欲しいと言うことです。」
な!?暁家が!?
マナ「ちょ、ちょっと待って下さい!ハチは今、討伐軍の最高戦力です。ハチが抜けるのは私たちの隊にとっても軍にとってもデメリットしかありません。」
リリー「ハチ君、行かないよね?」
と、リリーが不安な顔をしながら俺の顔を見てきた。どうする・・・俺は今、こっちの生活が楽しい。でも、俺にはあいつらとの約束もあるから帰らないと行けない。どうする・・・
八幡「・・・・・・すみません、ちょっと考えさせて下さい」
恭子「八幡君・・・」
俺はそう言うとその場を後にした。
八幡「・・・どうすっかなぁ〜、日本に帰るか、こっちに残るか・・・か。」
あれから考えて見たが帰るか残るか全然決まらない。
アイリ「ハチ君?」
と、後ろから声をかけられた。
八幡「アイリさん。」
アイリ「悩んでるの?帰るか残るか」
八幡「・・・はい。俺はどうすれば良いのか分からなくて。俺にとって日本も大事ですけど、今の生活も大事なんです。だから・・・」
アイリ「ハチ君はどちらも大切だから決められないんだよね?だったら思い出してみて?どっちの思い出を守りたいか。今はどっちを優先すべきかをそうすれば自然と答えは見つかると思うよ?」
俺が優先すべきなのは、あの4人との今の生活か、それとも・・・
チュンチュン
八幡「ん・・・朝か」
昨日、考えすぎて寝落ちしてたか・・・でも、答えは決まった。
そして俺は起き上がるといつものように走りにでかけた。
八幡「・・・あいつらには悪いことをするな・・・」
でも俺は決めたんだ。俺が今優先すべきなのはどっちかを考えて・・・
どうもしろです!最後中途半端で終わってしまいました。すみません。
ということで魔法使いとチート八幡の日常~異世界編~次回でlastです。