八幡「んで?ここはいったい何部なんだ?」
雪乃「あなた何も聞いてないの?」
八幡「ああ、なんも。」
雪乃「はぁ、あの教師は・・・分かりましたではゲームをしましょう。ここが何部か当ててみて?」
ふむ、この時点で2つに絞られた。まず1つは複雑な機械や道具が見当たらないことから無難に文芸部。もう1つはさっき平塚教諭が言っていた奉仕活動をするということで捻りは何もないが奉仕部。
さて、どっちだろうか・・・まぁ文芸部で行ってみるか。
八幡「文芸部か?」
雪乃「へぇ、その心は?」
八幡「まず、複雑な機械や道具が無いこと。そしてお前はずっと本を読んでいる。その事から考えると文芸部が妥当だな」
雪乃「へぇ、いい線言ってるわね。でも残念。ハズレよ」
文芸部じゃないのか。だったら奉仕部か
八幡「んじゃあ奉仕部か」
俺はすぐにそう答えた。
雪乃「・・・驚いたわ。あなたさっき考えている時に2つの仮説を立てていたわね?そして1つちがければもう1つを言う。あなた結構頭が回るのね」
お、当たったのか。ラッキー
八幡「お前も結構頭の回転が速いな」
雪乃「・・・そのお前っていうの辞めてもらえる?私には雪ノ下雪乃っていう名前があるのそっちで呼んでもらえるかしら」
八幡「いや、俺おまえの名前聞いたの今日はじめてなんだが」
そう言うと雪ノ下は驚いたような顔をした。
雪乃「まさかこの学校に私のことを知らない人がいたなんて・・・」
いや、お前どれだけ有名なんだよ・・・
八幡「まぁ俺は中学2年の時に転校してきたからな、知ってなくてもおかしくはないだろ」
雪乃「あら、あなた転校生なのね知らなかったわ」
えっ?何こいつまるで転校生だから知らなかったってことは転校生じゃなければ覚えたのかよ・・・もしかしてこいつ全校生徒の名前覚えてんのか?
と、その時放送から最終下校時間が迫っているという放送がきた。
雪乃「では今日は終わりましょう」
八幡「了解、んじゃあ先帰るわ。じゃあな」
そう言って俺は生徒会室へと向かった。
穂乃果「あれ?ハチ君?どうしたの?帰ったんじゃ無かったっけ?」
八幡「ああ、部活に入ったんだよ。だからこれからも一緒に帰れると思う」
そう言うと皆驚いたような顔をして
穂乃果&海未&ことり「 「 「ええ!?ハチ(君)が部活(ですって)!?」」」
こいつら・・・俺のことをなんだと思ってるんだか・・・
八幡「はぁ、もういいや、帰ろうぜ?さっさと」
穂乃果「ああ、待ってよハチ君。もうちょいで終わるから」
そう言って穂乃果は机に向かいさっさと仕事を始めた
八幡「ふっ、さてと俺も明日から忙しくなるかもな・・・」
最初は嫌だと思っていたが案外部活に入って部活の生徒とおしゃべりってのも悪くは無いな。そう思った今日このごろ。
明日から俺の波乱の毎日が始まりそうだ。