魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-8

さて、今日は嵐じゃなくて由比ヶ浜が依頼人を連れてくるらしいが誰だろう・・・

そんなことを思いながら部室へと来ていた。

 

ガラッ

 

八幡「うーす」

 

あ、やべっ。こうやって入ると・・・

 

雪乃「あら、あなた今日もしっかり来るなんてやはり私のストーカーかしら?」

 

はいやっぱりフラグでしたね。今度からもっと違う入り方でもしようかな・・・

 

八幡「由比ヶ浜は・・・まだか」

 

雪乃「ええ、そう見たいね・・・というかあなた同じクラスなのだからそれ位分かるでしょう?」

 

あ、そう言えば同じクラスだったな。八幡うっかりテヘペロ☆

 

気持ち悪いな・・・

 

結衣「やっはろー!依頼人を連れてきたよーささ、入って入って」

 

そう言われて入ってきたのは美少女だった

 

彩加「あれ?比企谷君?どうしてここに」

 

八幡「いや、どうしてって俺もここの部員だから?」

 

・・・あれ?何で俺の名前知ってんの?」

 

彩加「えっと僕達同じクラスだよ?」

 

八幡「え?まじで?」

 

結衣「ヒッキー、彩ちゃんのこと知らないとかマジありえない」

 

いや、だって女子なんか俺知らないし・・・穂乃果と海未とことり以外

 

雪乃「えっと戸塚彩加君ねそれで?依頼というのは?」

 

ん?今さらっと変な事言わなかったか?今君って言わなかった?

 

彩加「あ、えっと僕はテニス部なんだけど去年は強かったのに今年から弱くなっちゃって部員も来ない人が多くなっちゃったんだ。それで僕が強くなって部員が部活に来るようにしたいな何て」

 

雪乃「なるほど、あなたは自分が強くなりたいのね?」

 

なるほどよく分かったぞ。戸塚は男らしい。こんなに可愛い男子なんているんだな・・・

 

雪乃「ふむ、分かりましたその依頼受けましょう。では明日の昼休みにテニスコートに集合よ」

 

なん、だと・・・俺の昼休みが取られるだと

 

彩加「うん、わかった。よろしくお願いします」

 

そう言って戸塚は出ていった。

 

八幡「・・・戸塚って男?」

 

雪乃「あなたそんなのも知らないの?あなた、クラスに興味が無さすぎないかしら・・・」

 

こいつには言われたくなかった・・・

 

ということで翌日の昼休みだゼイ!!

毎回思うがテンション高いとキモイな・・・

 

俺達はテニスコートで戸塚のテニス練習をしているが雪ノ下が鬼だわw

死ぬまで素振り、死ぬまでランニング、死ぬまで筋トレとか鬼って言葉以外当てはまらんだろ。それに由比ヶ浜までやってるし・・・

 

彩加「はぁはぁはぁ、でやぁ!」パコーン

 

雪乃「しっかりボールを返す!」

 

彩加「はぁはぁうわっ!?」ドサッ

 

そこで戸塚が転んでしまった。

 

八幡「戸塚大丈夫か?」

 

結衣「彩ちゃん大丈夫?」

 

彩加「う、うんちょっと擦りむいただけだから」

 

雪乃「・・・ちょっと休憩にしましょう」

 

そう言って雪ノ下はどこかへ行った。まぁ多分保健室だろうな

 

彩加「僕、雪ノ下さんに見限られちゃったかな?」

 

八幡「いや、大丈夫だろ。多分保健室だ」

 

と、その時

 

「あ、テニスやってんじゃん。隼人あーしらもやろ?」

 

と、金髪の女王様的なやつと金髪イケメンリア充とその取り巻きが数人入ってきた。

 

「戸塚、あーしらも混ぜてよ」

 

彩加「いや、三浦さん。僕達は遊んでる訳じゃなくて練習をしてるから」

 

優美子「え?聞こえないんだけど」

 

なんだこいつ・・・ちょっと潰すか

 

八幡「この距離で聞こえないとか耳おかしいんじゃねぇのか?さっさと帰って耳鼻科に行ったほうがいいぞ?」

 

優美子「は?あんた誰?」

 

八幡「何?お前同じクラスのヤツを知らないとか雑魚すぎだろ」

 

俺も人のこと言えないけど・・・

 

優美子「って言うか戸塚以外にも使ってるやついるじゃん。何?こいつらも練習してんの?」

 

彩加「いや、比企谷君達は奉仕部で手伝ってくれてるだけだけど・・・」

 

優美子「んじゃあこいつらも部外者じゃん」

 

こいつ日本語理解出来ないのか?」

 

八幡「いやいやいや、部活で来てるって言っただろ?聞こえなかったのか?」

 

と、そこへ金髪イケメンリア充が割り込んできた

 

隼人「まぁまぁ優美子もヒキタニ君もそこまで喧嘩腰にならないで、だったら俺とテニス勝負して勝った方が戸塚の練習に付き合うってことでどうかな?ほら、その方が戸塚も強くなるだろ?」

 

勝負ね。

 

八幡「いいぜ?その代わり負けたらさっさと出ていけよ」

 

優美子「何ならダブルスにしない?あ、ヒキタニ君のパートナーがいないかww」

 

・・・よーし、ちょっと僕ちゃん本気出しちゃうぞ?ガチな方で潰す!

 

結衣「あ、あのヒッキー。ダブルスなら私が・・・」

 

八幡「いや、大丈夫だ。ちょっと電話する」

 

prrrrrrrガチャ

 

穂乃果『もしもし?ハチ君どうしたの?』

 

八幡「あ、穂乃果か?ちょっとテニスコートに来てくれるか?2分以内で頼んだ」ガチャ

 

よし、これで大丈夫だ

 

八幡「後3分くらいまて。」

 

隼人「ああ、分かったよ」

 

3分後

 

穂乃果「はぁはぁ疲れたー。で?ハチ君。どうしたの?」

 

お?しっかり来たか。でもなー、何で海未とことりも付いてきちゃったかなー

 

八幡「穂乃果、テニスウェア来て俺のダブルスのペアになってくれ」

 

穂乃果「ダブルス?うん、わかった。ちょっと待ってて」

 

うん、やっぱり理解が早くて助かるぜ

 

海未「ハチ、どうして私じゃないんですか!?穂乃果よりも私の方が上手なのに・・・」

 

ことり「ハチ君!私の方が穂乃果ちゃんよりも上手だよ!?」

 

八幡「いや、穂乃果は個人だと下手だけどダブルスになると神だから」

 

そう、穂乃果はシングルスだと俺らよりも弱いがダブルスになると強くなるのだその理由は多分仲間にしっかりと合わせられるし、何か知らんけどアイツはボールが来るところを予測できるらしい。なら何でシングルスが弱いんだろうって思ったけど・・・

あ、後サーブで相手が返す方向が分かるらしい。何でアイツ頭は悪いのにそんなへんてこな能力持ってんだか・・・

 

と、そんなことを思ってると穂乃果が出てきた。

 

穂乃果「よーし、久しぶりにやるぞー!」

 

結衣「ほ、穂乃果ちゃん!?ヒッキーのパートナーって穂乃果ちゃんなの!?」

 

八幡「ああ、大丈夫だ。さてと穂乃果、行くぞ」

 

穂乃果「うん、ハチ君。勝つよ!」

 

あ、穂乃果に火がついたぞ

 

隼人「ヒキタニ君のパートナーは高坂さんか。」

 

三浦「言っとくけどあーし、中学の時テニスで全国行ってるから。手加減出来ないよ?」

 

全国ねぇ、俺にかかれば余裕だな。

 

穂乃果「じゃあ最初私がサーブやるね?」

 

そう言ってボールを持っていった。

 

八幡「んじゃあ始めっぞ。戸塚、審判頼んだ」

 

そうして八幡&穂乃果VS隼人&優美子のテニスバトルが始まった。

 

穂乃果「よーし行っくよー。ふぅ」スゥ

 

あれ?穂乃果の雰囲気が変わったぞ?

 

そして穂乃果はボールを高く上げるとそのままジャンピングサーブを打った。

 

隼人「な!?速い!?」

 

そのボールは葉山の結構前にバウンドした。それを打ち返すために葉山は前に出るがそのボールはバウンドした瞬間一気に伸びて葉山のラケットの上を通過した。

 

八幡「・・・・・・マジか。まさかドライブサーブを覚えてるなんて・・・」

 

穂乃果「えへへ、昔ハチ君とやった時にハチ君が教えてくれたから練習してたんだよ?」

 

それにしてもこんなにキレのあるサーブを打つなんてな。相手も唖然としてるよ・・・

 

まぁそんなことより俺のサーブか

 

八幡「はぁだったら俺もちょっと本気でサーブ打とうかな」

 

さてと俺のサーブの種類は3つある。まぁ全部慶真さんに教えてもらったんだけど・・・

1つは穂乃果と同じドライブ。

2つ目はど真ん中ストレート。

3つ目はカーブ。まぁカーブと言っても外側から大きくカーブして逆の角へと決めるから誰も取れないんだが・・・さてどれにしようか。うん、やっぱり実力の差を見せつけるためにカーブだな。

 

八幡「さて、行くぞー?」

 

そして俺も穂乃果と同じくジャンピングサーブを打った。が思いっきり外側に外れた

 

優美子「あははははは!カッコつけてジャンピングサーブ打ったのにめっちゃ外れてんじゃん」

 

だがそのサーブは外側からグググッと、曲がりコートの角にバウンドした。

 

八幡「おい、全国行ったんだろ?だったらもっと楽しませろよ?つまんねぇよ」

 

穂乃果「いつ見てもあのサーブは規格外だよね・・・」

 

それってバケモノって言ってるよね?

 

さてと次は相手のサーブかまぁさっきのサーブでどちらも結構上手いって見せつけることが出来たから良しとするか。

 

相手のサーブは葉山からだった。

 

周りの野次馬「HAYATO!HAYATO!」

 

葉山はサーブで穂乃果の方を狙ってきた。アホだなぁ・・・

 

穂乃果はそれを葉山の内側の方へと返した。その時穂乃果の手を見ると穂乃果の進行方向の逆を指さしていた。嘘だろ?そっちは三浦の方なんだが・・・

 

そう思いながらも穂乃果とポジションチェンジをすると案の定こっちに来たため俺は葉山と三浦の間に打ち返した。マジかよ・・・やっぱり昔からその能力は衰えてないらしい。

 

次は三浦のサーブだったが俺の方に来たから普通に角に返した。

 

さてと次でラストか。と、その時葉山が来た。

 

隼人「な、なぁヒキタニ君、ここは両チームとも頑張ったし引き分けということにしないか?」

 

ん?何を言っているんだこいつは。

 

八幡「いや、何でだよ・・・お前らから吹っかけた勝負だろ?それに・・・テニスに引き分けなんて存在しないよな?」

 

そう言って俺はサーブの位置へと入った。

はぁつまんねぇな。よし、最後は本気で行くか。

 

八幡「魔法式展開(マグノグレファス)。《身体強化(エンチャント)》」ボソッ

 

そう言って俺はボールを上へと投げた。そしてさっきのようにジャンピングサーブをした。

 

ガシャァン!!

 

俺が打ったボールはものすごいスピードで三浦と葉山の間でバウンドして後ろのフェンスへと当たった。そしてフェンスがへこんだ・・・

 

八幡「あ、やべやりすぎた」

 

穂乃果「ちょっとハチ君!?」

 

海未「ハチ!やりすぎですよ!」

 

ことり「ハチ君!あのフェンスどうするの!?」

 

凛「八幡せんぱーい!!かっこよかったにゃ!でもあのフェンスは・・・」

 

おい、星空お前も見てたのか・・・

 

真姫「はぁ八幡、あなたも馬鹿なの?フェンスまでへこませてどうするの?」

 

花陽「でも凄かったよね?」

 

真姫「え、ええまぁ・・・カッコヨカッタケド・・・」

 

はぁどうすっかなぁ・・・

 

結衣「ひ、ヒッキーの周りに女の子がいっぱい・・・」

 

雪乃「由比ヶ浜さん、これは1体なんの騒ぎ?それに比企谷君に群がってる女性は?」

 

結衣「あ、えっとね優美子達がヒッキーにテニス勝負を挑んでぼこぼこにされたから優美子達が帰ってったの」

 

雪乃「比企谷君が勝ったの!?」

 

結衣「う、うん。」

 

なんかあっちで言ってるけどまぁいっか。

 

八幡「雪ノ下〜、俺疲れたから教室戻るわ」

 

そう言って俺は教室へと戻った。

はぁ楽しかった

 




これでテニス勝負が終わりました。次は職場見学と川崎との出会いを無くして期末テストをやります。理由は由比ヶ浜はもうお礼をしたし大志とは出会えないからです。

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