魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~15

さてと、遂にやってきたか肝試し。今回の作戦はまず留美たちのグループを最後にしてから本来のコースとは違うコースへと誘導する。そして俺達が悪役をやってグループを崩壊させる。

そしてそれぞれの役割はグループを最後に誘導するのは凛と花陽。コースを変えるのは真姫とことり。そして悪役を葉山と戸部、三浦がやることになった。葉山が自分から悪役を勝手でたのは驚いたがこれはこれで都合がいい。さっきからずっと森の奥から魔力反応があるから一応警戒しておきたかったからそっちに専念出来る。

 

それにしても千葉村に来てからずっと近くで微弱の魔力反応があるんだよなぁしかも2つ何かいんのかな?

 

っと、肝試しが始まったらしいんじゃあ俺もやりますかね。

と、その時

 

穂乃果「ハチ君!」

 

と穂乃果が近づいてきた。穂乃果は魔女のコスプレをしている。正直怖いと言うよりめちゃくちゃ可愛い。

 

八幡「どした?」

 

穂乃果「暇だったからきちゃった」

 

八幡「いやいや、今始まったばっかだろ。しっかり仕事しなさい。」

 

穂乃果「えー、そんな事言ったらハチ君だって・・・・・・」

 

と、そこで言葉を止めキョロキョロとあたりを見回し始めた。そして俺の服をちょこっとつまんできた。

 

八幡「ほ、穂乃果?どうした?」

 

穂乃果「なんか嫌な予感がするの。なんか変なのが出そう。動物とかじゃないもっと変な何か。」

 

と、震えながら言ってきた。

 

昔から穂乃果の予感は結構当たる。それも90%くらい。例えば天気予報で雨と言っていて外も雨が降るような天気ではないのに雨が降るような予感がすると言って傘を持っていくと午後からみごとに土砂降りになったこともあった。これはもはや予言の域に入っていると言ってもいいくらいだ。

 

八幡「・・・分かった一応警戒しとくから。任せろ。」

 

それから10分くらい立った。今はまだ何も起きてない。穂乃果の予感がはずれたのか?そう思いながら最後の組、留美たちのグループが違うコースへと入っていくのを見届ける。

さてとここからが大事だ。アイツにはしっかりと決めてもらわないとな。

 

葉山たちは予定通りなんのコスプレもせずに立っていた。いやぁそれにしても三浦が怖い。それに戸部もなかなかやるでは無いか、さてとそろそろ最後だな葉山と打ち合わせ通りのセリフが来るのを俺は待ったそして

 

葉山「じゃあここに2人残『GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』な、なんだ!?」

 

この声まさか!?そう思っていると夜の空から1匹の悪魔が降りてきた。そう悪魔級魔獣のがーごガーゴイルだった。

 

八幡「嘘だろ!?チッ!葉山!全員連れて逃げるぞ!速くしろ!」

 

葉山「あ、ああ。わかった!」

 

そう言って俺らは小学生の安全を優先して逃げ出した。しかしガーゴイルは俺たちを追いかけてきた。その時

 

「きゃっ!」ドサッ

 

と、1人の小学生が転んでしまった。

 

留美「奈々海!」

 

留美は昔からその子の名前を()()()()()()()()()()()()()()()自然に呼んで近寄った

 

八幡「おい!留美!ちっ!お前らは先に逃げろ!俺はあの2人を助けてから帰る!」

 

穂乃果「ハチ君危険だよ!」

 

海未「そうですよハチ!危険です!」

 

八幡「大丈夫だ。絶対生きて帰るから。だから待っててくれ!」

 

そう言って俺は2人の元へと走った。その途中で俺は恭子さんから貰っていた拳銃にアイリさんが作ってくれた銃弾を込めてガーゴイルに向けた

 

八幡「喰らえ!重力弾!」バンッ!

 

ガーゴイル「GAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

 

よし、まずはこっちに意識を向けることが出来た。後は

 

八幡「氷結弾!」バンッ!バンッ!バンッ!

 

ガーゴイル「GAAAAAAAAA!!」パキパキパキ

 

ガーゴイルは叫ながら凍っていった。

 

八幡「今のうちだこっちに!あの氷はそんなに持たないから早く逃げるぞ!」

 

そう言って俺は2人を抱き抱えるとそのまま木の上に飛び上が・・・れなかった。

 

八幡「なっ!?」

 

足をガーゴイルに掴まれていた。

 

八幡「もう抜け出したのかよ!ってまずい!お前らはさっさと逃げろ!」

 

そう言って2人を離した。その瞬間ガーゴイルは俺のことをそのまま木に叩きつけた

 

八幡「ガッ!?ガハッ!ゴホッ!はぁはぁ」

 

留美「八幡!」

 

奈々海「お兄さん!」

 

そう言って留美達が近づいてきた。

 

留美「くっ、よくも八幡を!奈々海行くよ!」

 

奈々海「う、うん!」

 

留美&奈々海「 「魔力解放」」

 

ドォォォン!

 

・・・マジかよ何この超展開。まさか微弱な魔力反応2つってこいつら二人だったのかよ・・・

 

留美&奈々海「 「

魔法式展開(マグノグレファス)」」

 

留美「アイスボール!」ヒュンッ!

 

奈々海「ライジングボール!」ヒュンッ!

 

2人はガーゴイルに初級魔法を撃ったがそれは簡単によけられる。

 

そしてガーゴイルはそのまま一気に2人に近づいて言行った。2人はビビって動けないのか多分魔獣とのバトルが初めてだからだろう。っとまずい!あの2人には指一本触れさせねぇぞ!

 

八幡「魔力解放!!頼む2人とも久しぶりだけど俺に力を貸してくれ!」

 

そう言って俺は腰につけている十字架のキーホルダー2つを取った。

 

『ふふっ!久しぶりだね!八幡君!』

 

『お久しぶりです八幡さん!』

 

八幡「ああ!頼む久しぶりで申し訳ないがお前らの力を借りるぞ!」

 

そう言って俺は2つの十字架を構えて

 

八幡「爆焔より生まれし紅の姫君よ!その力を解放せよ!焼き尽くせ!《紅時雨》!!」ゴォォォォォ!

 

八幡「闇夜に舞う雷の姫君よ!今ここに力を示せ!闇夜を駆けろ!《夜桜》!!」バチチチチチチ!

 

よし!行くぜ!

 

八幡「夜桜!『雷足』!」ヒュンッ!

 

ガキィン!!

 

そして俺は2人に振り下ろされたガーゴイルの手を受け止めた。

 

八幡「この2人には指一本触れさせねぇぞ。ガーゴイル!」

 

 




はい、今回はここで終了!
なんと留美ちゃんと留美ちゃんのグループの1人は昔から友達だったようですね。しかも魔法使い!

さてとじゃあ一応人物紹介
鶴見留美
魔法世界出身。だがまだ初級魔法しか覚えておらず戦闘経験などひとつもない。
得意魔法属性は水、闇。

三木島奈々海
魔法世界出身。留美とは小さい頃からの付き合いだがこっちの学校でいじめに会いたくないため仲が悪いふりをしている。
留美と同じく初級魔法しか撃てない。
得意魔法属性は雷、龍。

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