魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~日菜、にこと共に...

さてと、今日はにこ先輩と日菜と遊ぶ約束だ。ってかこの二人の組み合わせって1番怖いんだが...

 

にこ「ごめん、またせたわね」

 

日菜「ごめんねーハチ君。」

 

八幡「いや、大丈夫。今日はどうするんです?」

 

にこ「そうねぇ、私はどこでもいいんだけど。どーしてもって言うならぁ「日菜はどこか行きたいとこあるか?」ちょっと!最後まで言わせなさいよー!」

 

日菜「そうだなぁ「無視!?」私は楽しければどこでもいいかな!」

 

ふむ、どうするか。困ったなぁ

 

にこ「...水族館はどう?」

 

八幡「なっ...にこ先輩が、真面目な事言った...」

 

にこ「何よその反応!」

 

いやぁ、ねぇ?いつもアイドルショップだなんだとか言ってるから今日もそういうのかと思うでしょ?

 

にこ「今日はちょっとね。」

 

なんかあんのかな?まあいいか。

 

というわけで俺らは水族館へと来た。なんかにこ先輩が割引券を持ってきてくれたらしく入場料が1000円かからずに済んだ。

 

日菜「うわぁ!クラゲ!」

 

日菜は水族館に入ると、子供のようにはしゃぎ始めた。

まあ水族館なんてめったに来ないからなぁ

でも、この水族館前に来たことある気がするんだが気のせいかな?

 

 

それから俺らは色々と見てまわった。まあ主に日菜がめっちゃ移動するからそれについて行ってるだけなんだが...

まあ、俺も楽しんでるんだけどな。

 

 

そして俺らは深海生物のコーナーへと来た。ってあれ!?日菜がいねぇ...

 

俺は水槽を眺めるにこ先輩の後ろ姿に問いかけた、

 

八幡「にこ先輩!日菜......は。」ドクン

 

が、俺の頭の中を何かが過った。

 

あれ?この光景どこかで...

 

八幡「ぐっ!?」

 

『深海生物の水槽の前

???「うぅ、お母さーん。どこいっちゃったのぉ...」グス

八幡「ねぇ、君どうしたの?」

???「お母さんとはぐれちゃったの...」グス

八幡「迷子なの?」

???「うん。」

八幡「そっか、じゃあ一緒にお母さんを探してあげるよ!」

???「いいの?」

八幡「うん!俺の友達もだけどいいかな?」

にこ「うん!ありがとう!」

八幡「おーい○○○、○○!この子のお母さんとはぐれちゃったんだって!一緒にお母さんを探してあげよーぜ!」

○○○「うん!わかった!」

○○「そうね、困った時は助け合いって言うしね。」

八幡「というわけで自己紹介!俺は比企谷八幡。よろしく!」

○○○「私は結城明日奈だよ。よろしくね!」

○○「私は篠崎里香。よろしく!」

???「え、えっと。に、にっこにっこにー、あなたのハートににこにこにー、笑顔届ける矢澤にこにこ。にこにーって覚えてラブにこ〜。」

3人「「「...」」」

にこ「う、うぅにこの挨拶、変だったかな?」

3人「「「ううん、可愛かったよ!いきなりでびっくりしただけ!」」」

にこ「あはは、みんな仲良しなんだね。」

明日奈「もうにこちゃんも仲良しだよ!」

里香「そうそう!」

にこ「あ、ありがとう!」

 

それからは4人でよく遊ぶようになった。しかし、突然にこはいなくなってしまった。』

 

確かあの時は明日奈のお父さんとお母さんと一緒だったな。

 

それにあの挨拶この時からだったな、だからあの時懐かしいって思ったのか。

 

八幡「すみませんにこ先輩。いや、にこ。今まで忘れてて。」

 

俺がそう言うと、にこはこっちを振り返った。

 

にこ「遅いわよ、バカ」

 

そう言ったにこの目から涙が落ちていた。

 

 

 

八幡「そう言えば、なんで突然いなくなったんだ?」

 

にこ「あの時、東京のおばあちゃんが病気にかかっちゃって心配だからということで急に引っ越すことになったのよ。何も言わないでいなくなってごめんなさい。」

 

八幡「そういうことならしょうがないな。謝ることじゃないさ。」

 

俺とにこは2人で水族館をまわっていた。

 

にこ「それにしても、明日奈と里香は東京に引っ越してたなんてねぇー。それに八幡が私を忘れてるとは。」

 

八幡「本当に申し訳ない。」

 

にこ「いいわよ、ちゃんと思い出してくれたんだし。それよりも、今は日菜を探すのが最優先ね。」

 

八幡「そうだな。」

 

そして俺らは二手に分かれて探した。

 

それから10分後、にこから連絡がありやっと見つけたとメールに書いてあった。

 

八幡「おいこら日菜。どこいってやがった。」

 

日菜「あはは〜、ごめんねハチ君?」

 

八幡「はぁ、まったく。まぁいいけど。」

 

というわけで俺らは昼飯を食べまた水族館をまわり、お土産屋でお土産買い水族館を後にした。

 

日菜「はぁ、楽しかった〜。ありがとうハチ君、にこ先輩!今日は楽しかったよ。るんってきた!」

 

るんっ?なんだそりゃ。まぁ、いいか。楽しんでくれたみたいだし...

 

八幡「そりゃ良かったよ。」

 

日菜「じゃあ私、この後お仕事だから先に帰るね?ばいばーい。」

 

そう言って日菜は走っていった。

 

八幡「んじゃあ俺らも帰るか。」

 

にこ「そうね。」

 

俺らも昔話をしながら2人で帰った。

 

今日は楽しかったな。

 


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