魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~8

トールバーナ...

 

ザワザワ

 

そこには40人くらいの人が集まっていた。

 

ハチ「結構いるんだな。」

 

キリト「そうだね、だいたい40人くらいいるね。」

 

俺らは周りを見渡してそんな感想を持つ。

まぁ、まさかこんなに集まるとは思ってなかったしな。

 

と、そんなことを思っていると、1人の男が前に出る。

 

「皆、集まってくれてありがとう!俺はディアベル、気分的にナイトをやっている。」

 

と、そんな話をし始める1人の爽やかイケメン。

いや、ナイトってなんだよ...

そう思っていると周りが笑い始めた。

えっ?何か面白い要素あったのか?俺だけ笑ってないのか?

そう思い周りを見ると、ホノカ達も笑っていなかった。って言うか苦笑いだな。

良かった、俺だけじゃなかったみたいだ...

 

ディアベル「それじゃあ本題に入りたい。昨日、僕達のパーティーがボス部屋を見つけた。中を覗いたところ、ボスの名前は《イルファング・ザ・コボルドロード》だ。」

 

そんな感じでどんどんと会議は進む。

なんか、ガイドブックの情報だと、HPバーが1本になると武器が変わるとか言ってたな。アルゴが...

 

ディアベル「じゃあ、6人1組のパーティーを作ってくれ。」

 

ディアベルはそう言う。

 

6人1組か...うん、作れねぇな。どうすっかな、この人数だと1人余るんだよなぁ。

 

ハチ「どうする?」

 

キリト「私とハチで2つのパーティーに分かれたいけど1人余っちゃうね...」

 

ホノカ「うーん...どうしよっか。」

 

俺らが考えていると「おーい」と、俺たちに声をかける3人の男の人がいた。

ってかあの人たちは...

 

「よう、また会ったな。しっかりと会えたみたいで良かったぜ。」

 

そう言って俺に話しかけてくる。

 

ハチ「いえ、あの時はありがとうございます。」

 

そう、この3人は、前、俺にスノウとアリサ、マッチの目撃情報をくれた人たちだった。

 

「いやいや、あのぐらいどうって事ないって。それよりも困ってるみたいだな。」

 

ハチ「はい、1人余っちゃうんですよね...」

 

「じゃあ、誰か俺らと組まないか?」

 

そう言って真ん中の人が尋ねる。

 

ハチ「いいんですか?」

 

「ああ、困ってる時はお互い様だろ?」

 

ハチ「...じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます。」

 

俺はそう言ってその誘いに乗った。

 

ハチ「んじゃあ、俺がこの人たち...えっと」

 

「ああ、名前を名乗るのを忘れてたか。俺の名前はヨウだ。武器は曲刀、よろしくな。」

 

「俺はタケ、武器は片手剣。よろしく。」

 

「俺はトミー。武器は槍。よろしく。」

 

そう言って3人は自己紹介をしてくれた。

 

ハチ「俺はハチです。武器は曲刀です。よろしくお願いします。」

 

ヨウ「敬語は使わなくていいぞ?ゲームなんだし。」

 

ハチ「...わかった。それでなんだが、俺がヨウ達のパーティーに入るから、イッキとキリトの2人でパーティーを分けてくれ。」

 

そう言うと、キリトとイッキはわかったと言ってパーティーを分け始める、そして2分くらいで決まったらしい。

イッキのパーティーが、ステラ、スノウ、マッチ、アリサ、リズ。

キリトのパーティーが、ホノカ、サヨ、アコ、モカ、アスナ。という事になったらしい。

 

ディアベル「よし、決まったな。じゃあそのあと、それぞれの分担だけ「ちょっと待ってんかナイトはん!」...君は?」

 

「ワイはキバオウってもんや。この中に全員に詫びをいれんとアカンやつがいるんやないか?」

 

そう言っていきなりモヤッとボールみたいな頭のやつが出てきた。

ってか、あの頭どうやってセットしてんだろ...

 

ディアベル「その、詫びを入れる奴らって言うのは元βテスターの人たちかな?」

 

キバオウ「そうや!あいつらは自分らだけいい狩場を取ってレベリングをしとる。ニュービーの事なんてそっちのけでな!」

 

...何言ってんだあいつは。バカバカしいな。

 

ハチ「はっ!バカかよ...」

 

あっ、やべ、声に出しちった。

隣を見るとキリト達がこっちを見てた。

 

キバオウ「なんやて?誰やお前、なんか文句あんのか!!」

 

ハチ「はぁ、俺はハチってもんだ。まず1つ、βテスターが狩場を独占してた?馬鹿なの?ここにあるガイドブックにしっかりとめぼしい狩場ってのが載ってただろ?そんなのも見えねぇのかよ。それに、ニュービーをそっちのけでって言ってるけど、このガイドブック作ったのはβテスターだぞ?しっかりとβテスターはニュービーのことを見てんじゃねぇか。ガイドブックを見てないのはお前が悪いからな?」

 

俺はそう言って座る。キバオウ?ってやつも黙った。

 

ディアベル「...よし、話は終わったな。じゃあ話を戻そうか。」

 

そうしてその後は、1層のボス攻略会議は滞りなく終わり明日のために解散となった。

 

ハチ「よし、明日のために帰って準備でもするか〜」

 

トミー「そうだな、明日はついにボス攻略出しな。ですよね隊長...じゃなくてヨウ。」

 

隊長?その言葉が気になったがスルーしといた。

 

ヨウ「トミー、隊長ってのはやめろよ?さすがにここでまで隊長って呼ばれたくないわ」

 

ヨウがそう言うとトミーはすみません、と言って謝っていた。

 

ハチ「じゃあ帰りますか。」

 

そう言って俺は宿に戻り、明日の準備を整え、寝た。

 

明日は運命の日...

 

 

 




ヨウ...本名:伊丹耀司
ゲートのキャラクター。
曲刀を使う。

トミー...本名:富田章
ゲートのキャラクター
槍を使う。

タケ...本名:倉田武雄
ゲートのキャラクター
片手剣を使う。

ここで、ゲートから3人出しました。

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