魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~10

第2層に入って6日がたった。今俺達は16人でほぼ毎日行動するようになった。まぁ、レベリングとかクエストとかをするだけだがな。

今日は皆自由に過ごす日にしたため、俺は今アルゴに情報をもらいに来た。

 

ハチ「よう。」

 

アルゴ「ハチ、なんの用ダ?」

 

ハチ「なんかしらエクストラスキルが取れるクエストとかを教えて欲しいんだが...」

 

俺はソードスキルは使えないが、エクストラスキルは使える。ナーヴギアの故障でソードスキルが使えないと仮定すると、ソードスキルのシステムアシストだけが発動しないだけで、他のシステムアシストは発動するのではないかと思いエクストラスキルを使ってみたが、案の定、システムアシストは発動したため、俺の仮定は正しいことになる。

ならばエクストラスキルを取り、戦った方が安全だと思ったのだ。

 

アルゴ「ふむ、わかった。なら、こういうエクストラスキルはどうダ?」

 

そう言ってアルゴは俺に近づき、耳元で話す。

 

ハチ「...わかった、行ってみるわ。」

 

俺はアルゴにお礼を言って今言われた場所へと向かった。

 

 

俺は今、山の上にある小屋に来ている。え?何故かって?情報屋のアルゴにここで体術スキルを取れるって聞いたからな。

さてと、入るかね。

 

俺が中に入ると中には厳ついNPCがいた。そのNPCの頭の上にはクエストのマークが付いている。

俺がそのNPCに話しかけると、大岩を素手のみで割れ!って言われて顔に髭を書かれた...。

 

ハチ「クッソ!アルゴの奴、顔にペイントされるとか聞いてねぇぞ!ってかあいつの顔のペイントはそういう事だったのか...。」

 

俺は愚痴をこぼしながら大岩に向かって拳を叩きつけている。

 

ハチ「...流石に1日じゃ終わんねぇな。」

 

俺は大岩をずっと殴り続けるも、割ることが出来ず夜が開けて行った。

 

次の日、俺は少し仮眠を取り岩を殴り始める。相変わらず岩は割れる気配がない。

 

ハチ「クッソ...なんかないのか?もっと簡単に悪方法は...あ、あれは使えるのか?いやでも、リアルじゃないから威力とかは...まぁやってみるだけやってみるか。」

 

俺はそう言うと俺は構える。そして右手で掌底を岩へと叩き込む。

まだ割れないが、手応えはあった。

 

ハチ「ふむ、なら捻りを加えるか。」

 

そう言って俺はまた構えると、今度は捻りを加えて掌底を叩き込んだ。

 

ピシッといい、ヒビが入る。

 

ハチ「よし、このヒビを重点的に狙って叩き込むか。」

 

俺はそのまま掌底を同じ場所に何度も何度も叩き込む。そして、1時間後、やっと割ることが出来た。

 

NPC「よし、これで貴様も弟子卒業だ。」

 

ハチ「あざっす。」

 

そして俺はエクストラスキルの体術を取得し、街へ戻ろうとする。

 

NPC「ああ、ちょっと待て弟子よ。」

 

ハチ「はい?」

 

俺はNPCに呼び止められた。

 

NPC「貴様の使う武器はカタナか?」

 

俺はつい先日刀スキルを取得した。だが、刀を売っている武器屋が無く、まだ曲刀を使っていた。

 

ハチ「まぁ、そうですけど...」

 

答え方としては曖昧な答え方になってしまった。が、まぁこれでいいだろ。

 

NPC「ならば、裏の山の洞窟にこんな言い伝えがある。『洞窟の主が倒されし時、曲刀は進化し新たなる刀が生まれる。』という言い伝えだ。行ってみるといい。」

 

そう言って小屋へと戻って行った。

曲刀が進化する...か。

よく分からんが、行ってみる価値はありそうだ。

 

と、そこにアスナからメッセージが届く。

 

アスナ《第2層のボス部屋が見つかったよ。明日の午後1時から攻略会議だって。》

 

マジか...まだ2層に来て1週間だぞ...。まぁ、それだけ攻略のペースも上がってきてるってことか。

 

俺は《了解》とだけ返し、裏山へと向かった。

 

 


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