魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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書き方を変更します!

いつもは
八幡「…」
みたいな感じで書いていましたが
前につけていた名前を無くして
「…」
みたいな感じでセリフを書いていきたいと思います。




魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~13

俺達は扉を開けた。

 

「ここが最奥か…」

 

「何もいないね。」

 

そう、俺とユナは呟く。

そう、何もいない。あたりを見回してもボスらしきものは見当たらなかった。

 

「ここは最奥ではないのでしょうか…」

 

いや、そんなはずはない。

だってこれ以上道は繋がっていなかった。

ならば、ここが最…ッ!!

 

「全力で後ろに下がれ!!」

 

俺は2人に声をかけ。自分も後ろへと下がる。

 

すると俺達がいた場所に巨大な何かが降ってきた。

 

「な、何!?」

 

そこには銀色の巨大なヘビがいた。

 

「《バイオレンス・ザ・ハードスネーク》…狂暴で堅い蛇か。こいつがこの洞窟の主で間違いなさそうだな。」

 

その蛇は俺を見ると突撃してきた。

 

「ちょうどいい、どれだけ堅いか見せてもらうか。」

 

俺は両手に曲刀を持つと攻撃を受ける体制を取った。

 

そして…

 

ガァン!!!

 

「グッ!!」

 

俺は勢いに押され、壁まで吹っ飛ばされた。

 

「「ハチ(さん)!!」」

 

いつつ、残りHPは…半分よりちょっとあるくらいか。これをユナとかサクヤさんとかが喰らったらちょっと危ないか。

 

俺はそう思い、直ぐに回復をして

 

「ユナ!サクヤさん!俺がアイツのタゲをとる!だから2人は隙を見て攻撃をしてくれ!」

 

俺はそう言って投擲スキルを使い蛇のタゲをとる。

 

「ハチ!…全くもう!気をつけてね!」

 

ユナはそう言い、俺から離れる。

 

蛇は俺に攻撃を仕掛けようと攻撃体勢に入った。が、そこにユナとサクヤさんがすぐさま攻撃を仕掛ける。

そして下がる。

 

それの繰り返しだった。

 

だが、一つだけ分かったことがある。それは敵の弱点。

敵は通常状態だと、防御力が高くこっちの武器の耐久値が減る一方だが、攻撃体勢に入ると防御力が減るらしい。

そのため、2人には敵が攻撃体勢に入った時に攻撃を仕掛けてもらっていた。

 

「おっと、危ねぇ…」

 

そろそろ敵のHPゲージも残り1本か。

 

敵の弱点をついて攻撃をしていくうちに残りゲージも1本近くになっていた。

 

「敵のHPゲージが残り1本になったら気をつけてくれ。敵が強くなる可能性があるから。」

 

そう、第1層のボス戦では残りゲージ1本になるとボスの使う武器が変わった。そういう変化がこのボスにもあるかもしれないのだ。

それに、相手の弱点も変わる可能性があるため、そこにも気をつけなければならない。

 

俺はタゲを取りながらそんなことを考えていた。

 

そしてついに相手のHPバーが1本になった。

 

「よし、気をつけろ!何か来るかもしれない!」

 

俺は2人にそう言う。

2人は防御を取れる体制になり、相手を警戒している。

 

だが、それは一瞬だった。

 

俺に向かって敵が一気に突進してきたのだ。

 

「あっぶねぇ!」

 

と、俺は避ける。だがそこから急に方向転換し、次はユナを狙い突進して行った。

 

俺は咄嗟に動き出しユナの方へと走った。

 

そして俺はユナの前に立ち構える。そして、来る!

 

そう思った時だった。サクヤさんが俺の前に立ち、的に手をかざすと敵が吹っ飛んで行った。

 

俺とユナはそれを見て固まっているとサクヤさんが俺の手をとる。

 

「ハチさん。あなたは私の試練をクリアしました。よって私のマスターに任命させていただきますね。」

 

「…はい?マスター?どういうことですか?」

 

「お二人には黙っていたのですが、私の本当の名前は『電脳戦姫 No.0 朔夜』と言います。そしてハチさん。あなたは私のマスターに選ばれました。」

 

「…ということはサクヤさんはAIって事ですか?」

 

「はい、そういうことです。今まで黙っていてすみません。」

 

「いえ、そこはいいんですが…」

 

と、その時、さっきサクヤさんが吹き飛ばした敵が起きてきた。

 

「ハチさん、その話は後で。今はあの敵に集中しましょう。」

 

「そッスね、わかりました。ユナもまだ行けるか?」

 

「うん!大丈夫だよ!」

 

よし、あと一本をどうやって削るか…

 

「ハチさん、私のマスターになって下さいませんか?それならあの敵くらい余裕で倒せます。」

 

…マスターか。この俺が。茅場の作ったAIを使うのはなんか嫌だが、みんなを守るための力を手に入れることができるならば俺は躊躇わない。

 

「わかりました。マスター、引受させていただきます。」

 

「ありがとうございます!では、10数秒お時間を頂きます。」

 

…10数秒!?そんなにかかったら敵が…

 

「大丈夫!私がどうにか稼ぐよ!」

 

そう言ってユナが俺の前に出る。

 

「いや、待て!敵は残り1本だからさっきよりも手強くなってるかもしれないんだ。1人じゃ無茶だ!」

 

「大丈夫、私だって10数秒くらい稼ぐこと出来る!」

 

そう言って走りだした。

 

「くそっ!サクヤさん、なるべく早くお願いします!」

 

「分かりました!」

 

そう言って目を閉じた。

 

頼むから無茶はしないでくれよ、ユナ。




すみません、めちゃくちゃ遅れました。

けど、受験が終わったんであとは合格発表だけです!
合格発表まで時間があるんでどうにか書いていきます!

どうぞよろしくお願いします!

あ、でもpixivでも書くのでハーメルン遅れるかも…

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