「うわぁ、ひろーい!」
俺とアスナとアコはホームをみつけ、購入した後、ギルドメンバーを集めた。
そして今はホームの中にいる。
とりあえず、メンバー全員分の部屋と他に、風呂、キッチン、リビング、修練場付きという最高の物件だということを中に入ってみて感じた。
いや、ホントに…
まずもって、外から見れば3階建ての普通の家だと思ってたんだよ…
中に入ってみたらなんか地下の入口があったんだよな〜。
そして、地下に行くともう…やばかった。語彙力崩壊するくらい広かった…。
という最高物件をゲットできた俺ら。
今はホームでくつろいでいる。
と、そんな時、俺に一通のメッセージが届く。
「…は?」
そのメッセージを読んだ俺はすぐさま外出の準備をする。
「どうしたのハチくん?」
俺が急いで外出の準備をしているのを不審に思ったホノカ達が俺にそう聞いてくる。
「とりあえず、急ぐから手短に話す。
キバオウたちのギルド、アインクラッド解放軍が壊滅した。」
『え…』
それを聞いた皆は驚いている。
まぁ、そりゃな、俺も聞いた時はこんな顔していたんだろうしな。
「とりあえず俺はキバオウのギルドに言って詳しい事情を聞いてくる。お前らはここで待機を、今後の方針が決まったら伝えるから。」
そう言って俺はアインクラッド解放軍のホームへと向かった。
「キバオウいるか?」
「ああ、ハチはんか。すまん…今回の件はワイの責任や。」
と、キバオウは悔しそうにしていた。
とりあえず事情を聞かないとな。
「何があったんだ?」
「今回の件はアインクラッド解放軍のワイト とは別の派閥が起こしたことなんや。
元々、アインクラッド解放軍にはワイの派閥ともう1人、ワイトと言うやつの派閥で別れてたんや。」
「なるほどな、今回の件はワイトの派閥が起こしたということか。」
「そうや、ワイは止めたんや。けど、止めきれんかった…すまん」
「いや、キバオウは悪くないさ。」
「そう言って貰えると救われるわ。」
さてと、とりあえずもうひとつ聞いとかないとな。
「これから攻略はどうする。」
「一旦手をひこうと思う。勝手やけど、今の人数だと足を引っ張るのがオチや。」
やっぱりか…だが、ここでキバオウ達を無くすのは惜しいな。
何か手は…ある。
「なぁキバオウ、良ければの話だ。お前さえ良ければ、俺たちのギルドと合併しないか?
いや、俺たちのギルドに吸収されないか?」
と、俺は一つの案を出す。
「吸収か…」
「ああ、今お前たちの力をなくすのは惜しい、それにお前だってまだ攻略はしたいだろ?
まぁ、今のは一つの案として出した案だ。
お前が嫌なら断ってくれても構わない。」
「…わかった。
ハチはん、いや、団長。
これからよろしくお願いしますわ。」
と、キバオウは答えてくれた。
「こちらこそだ、俺達も戦力の強化は目標だったからな、礼を言うぜキバオウ。」
こうして壊滅状態のアインクラッド解放軍は俺たちのギルドに吸収された。