自分の街の近くにこいつら[セキレイとアシカビ]が逃げてくるのはなんとなくわかっていた、天才沙紀による予測と追跡そしてネットの情報だ。
メディアは完全に操られていてテレビなどはMBIの言いなり。まったく情報源としての機能は持たなくなっている。
そこでセキトたちは早々に沙紀に帝都の状況や逃げたアシカビの足取りをたどってもらっていたのだ。
そして今―。
セキト「おぉーい!こっちだ!こっちに逃げて来い!」
アシカビとセキレイは『はっ』と反応していた、気づいていたようだ。
猛スピードでこちらへ向かってくるが、同時にMBIの軍隊っぽいやつらが装甲車で追いかけてきていた。
咄嗟にセキトはひよりと紅に叫んでいた。
セキト「ひより!紅!聞け!ひよりは前の装甲車を抑えろ!紅は俺の近くで援護射撃と威嚇射撃!」
セキトの声を合図に二人は『はい!』っと各々の指示どうりに動く。
ガンっ!っと、大きな音を立ててMBIの装甲車の前に巨大な盾を展開盾を地面に突き刺すと大きく展開し大人二人分くらいの大きな盾は巨大な壁のような盾となり道を塞いだ。
そして紅は美しい真紅の髪をなびかせて、スッと姿勢を整え弓を構えて『すぅ…』っと深呼吸をすると、矢を炎が纏い火矢となり地面をえぐった。
セキト「ひよりもだが…、紅もすごいな…。」
その威力と規模のすさまじさに驚いていると、こちらの力の差に驚いたのかMBIがみるみる引いていった。
セキト「とりあえず一段落だな…。」
ふぅ…。っと息をついていると、前衛でMBIを抑えていたひよりが盾を戻して戻ってきた。
ひより「セキト様!頑張りましたよ!?偉いですか?」
わたい偉いですか?っと満面の笑みを浮かべて褒めて褒めてと言わんばかりに頭を撫でられる位置にもってくるひより、その姿を見ていた紅もちょっと不機嫌そうにこう言った。
紅「セキト様私も…最善を尽くしました…。」
そういう紅を見てセキトは目の前のひよりと一緒によしよしと撫でながら「がんばったな」っと褒めた。
そんなことをしていると後ろから声をかけられた。
ハルカ「すまん、助かったありがとう。」
久能「すみません…、ありがとうございました。」
感謝の言葉が聞こえ振り向くとそこには逃げ叫んでいたあの二人がいた、
セキトは「気にするなっ」と笑って答えると安心したからなのか久能が倒れた。
倒れた久能の治療と、今回の件の話を聞くために場所を移すことになり仕方なく我が家へ招き入れる事とした。