最近…他の小説を書いてる皆様の作品が面白くて創作意欲は湧くのに中々書けないと言うジレンマに囚われております(笑)
では、どうぞ♪
「あむっ……ん!?これ、美味しいです♪」
「そっか。それは良かった。」
間宮はお出掛けがお気に召した様であの日から既に五回目のお出掛けをしてる。
因みに今日が間宮の所に泊まる最終日だ。
「これはなんと言う料理なんですか?」
「これ?これは小籠包だよ。」
今は間宮と外でお昼御飯を食べてる。
間宮は和食以外は食べたことが無いらしくて私は和、洋、中、仏と様々な料理を間宮と食べた。
その度に間宮が美味しそうに食べる姿を見て嬉しくなる。
「どれもこれも初めての物ばかりで凄く楽しいです♪」
「間宮が喜んでくれて私も嬉しいな。」
それまでパクパクと美味しそうに食べてた間宮が不意に箸を止める。
「す、すみません。私一人舞い上がってしまいました。」
「ううん。間宮が楽しそうで私も嬉しいよ?」
「樹ちゃん…。」
嬉しそうに笑みを浮かべる間宮に私も笑顔で応える。
「あ、あの…。」
「ん?何?」
間宮は箸の先を加えたまま上目遣いで私を見てくる。
少しお行儀が悪いけどその姿は小さな子がおねだりをするみたいでいつもの彼女とのギャップもあり、凄くかわいい。
「その…樹ちゃんの手料理が食べてみたいです。」
「私の?」
「はい…。」
私の手料理かー。
んー…きっと間宮の作る料理の方が美味しいと思うんだけどな。
でも、間宮を見るとそのままの姿で私を見つめている。
そんな間宮は妹みたいで私の心は擽られてしまう。
「…ん、いいよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「うん。今日の夕御飯でいいかな?」
「はい!ありがとうございます♪」
パッと花が咲いたように笑顔になる間宮の頭を撫でてしまう。
間宮は嫌がらずにそれを受け入れて気持ち良さそうに目を細めていた。
――――――――――
あれから間宮と私はお出掛けを再開して夕御飯の買い物をしてから鎮守府に帰った。
「さてと…じゃあ、作るからちょっと待っててね?」
「は、はい。」
私は寮を優先してるためにまだ着工されていない鎮守府本館の執務室の入室許可を取り付けて私室にあるキッチンに向かう。
「ん、しょっと。」
私は自前の淡い水色のエプロンを着けて材料を取り出す。
材料はキャベツ1/4、トマト2個、きゅうり1本、卵1パック、玉ねぎ1個、鶏むね肉300gを用意する。
先にサラダを作るために外側の汚れてる葉を剥いで包丁で一ミリ幅に切る。
スライサーなんかあれば便利だけど私は持ってない。
切り終わったらボウルに入れて水に浸す。
そしてきゅうりも先端を切り落としてから輪切りにする。
トマトはへたを取ってから種を避けて果肉を切る。
こうすると種の部分の果汁が流れ出ずに綺麗になる。
後は盛り付けだけを残してメインに取りかかる。
フライパンに油を引いて暖めてる間に鶏むね肉を1cm位に切る。
面倒な人はウインナーとかでもいいかもしれない。
玉ねぎは5mmに切る。
薄くスライスしてしても悪くないと思うけど今日は人に振る舞うからちゃんとする。
そして、十分に温まったフライパンに玉ねぎと鶏むね肉を投入してかき混ぜながら塩、胡椒、味の素で味付けをする。
鶏むね肉は中まで火が通る頃には玉ねぎもきつね色になっており、ご飯を少しずつ分けながら入れていく。
男の人なんかは力があるから一気に入れても大丈夫なんだろうけど非力な私は分けないと綺麗に混ざらない。
そして、木ベらを2本用意して鉄板の焼きそばを焼くようにしてかき混ぜる。
非力な私みたいな女性なんかはこうすると安定して混ぜられる。
よく火が通ったら塩、胡椒で味を整えて弱火にしてからケチャップを入れて全体に広がるようにまた混ぜる。
これでチキンライスが完成。
お皿に入れて形を整えておく。
そして、一度フライパンを洗ってから水気を拭いて油を引いてまた火に掛ける。
卵を3個ずつ割ってかき混ぜる。
卵には砂糖を入れて少し甘めに味付けをしてから温まったフライパンに流し入れて手早く真ん中をかき混ぜてからオムレツにしていく。
オムレツに出来ない人はかき混ぜて半熟にしたまま火を消して余熱で少し温めるといい感じになるかな。
とりあえず火を消してオムレツをチキンライスの上に乗せる。
そして、ケチャップをかけてパセリを振りかける。
浸けておいたキャベツの水を切ってきゅうりとトマトと一緒にお皿に盛り付けてサラダを作る。
「よしっ…完成。」
間宮の待つテーブルに出来た料理を持っていく。
「わぁ…美味しそうです♪」
「さっ、召し上がれ。」
目を輝かせる間宮にスプーンを渡す。
「はい!いただきます♪」
「いただきます。」
間宮はスプーンでオムレツを割いて中の半熟のトロトロ卵が流れ出る。
それをチキンライスと絡めて口に運ばれて口内に収まる。
「あー…むっ………んん~おいひーれふ♪」
「そっか♪でも、お行儀が良くないよ?」
美味しそうに食べてくれる間宮がかわいくて頭を撫でると彼女は幸せそうな顔をする。
なんか尻尾があったら犬みたいにブンブン振ってそうで笑ってしまう。
「料理は逃げたりしないからゆっくり食べて、ね?」
「あぅ…す、すみません。」
また間宮の上目遣いの目が子犬みたいにうるうるとしてて凄くかわいい。
私はクスクスと笑ってしまった。
「んっ…うん。今日は美味しくできてる。」
「はい。本当に美味しいです。」
「ふふっ、ありがとう♪」
間宮は直ぐに食べ終わってしまい、凄く満足そうで良かった。
遅れて私も食べ終わる。
「ごちそうさまでした。」
「お粗末さま。」
間宮のお皿を重ねてシンクに持っていく。
「あ、洗い物は私がしますよ。」
「ううん。洗い物はまでがお料理だから大丈夫だよ。」
立ち上がる間宮を制して洗い物を始める。
「拭くだけでもさせてください。」
「じゃあ、お願いしようかな?」
私と間宮は横並びにシンクに立つ。
私がお皿を洗い、間宮に渡す。
間宮はお皿を受け取り、それを丁寧に拭いていく。
これはまるで…。
「なんか新婚さんみたいですね。」
「あはは…だねぇ。」
間宮も同じ様に思ったのか頬を赤くして照れている。
その言葉に私も照れてしまった。
今まで男の人とお付き合いしたことがない私だから分からないけど結婚がこんなにも幸せなら早く皆にこの幸せを味わって欲しいな。
「ねぇ、間宮。」
「はい…なんですか?」
だから間宮に聞いてみる。
「男の人は…やっぱり怖い?」
「……はい。」
悲しげな表情で頷く間宮を見て私も胸が締め付けられる。
「…でも、結婚はしてみたいです。」
「そうなんだ。」
間宮は楽しそうにそう語る。
「結婚…したいです♪」
「ん?」
私を見つめて微笑む間宮に微笑み返す。
それから間宮はなにも言わずに後片付けをした。
――――――――――
「提督。」
「どうしたの?」
夕御飯を食べ終えてから今日は最後と言うこともあり、一緒ににお風呂に入って近くのベンチに座ってる。
間宮や普通に座る私にもたれ掛かりながら脇の下から腕を回して抱き付いてる。
ここ最近で分かったのだが間宮は今まで甘えたりしたことがなかったからか凄く甘えん坊だった。
そんな姿がまたかわいらしくてもたれ掛かる間宮の頭を手櫛で髪を解くように撫でる。
そうしたら気持ち良さそうに目を細めて頭をグリグリと擦り付けながら甘えてくる間宮のかわいさに母性本能がきゅんきゅんと擽られてしまう。
「……ぅし…って……結婚は出来ないの、かなぁ…。」
「えっと、ごめんなさい。よく聞こえなかったよ。」
もしょもしょと蚊の鳴くような声で聞き取れなかったのでもう一度聞く。
間宮や恥ずかしくなったのか私の体で顔を隠してしまう。
「女の子…同士って………結婚は出来ないのかなって…。」
「女の子同士かぁ…どうかなー…。」
同性愛かぁ。
私はそれに抵抗は無い。
好きになったものは仕方ないし、無理矢理でなければ応援もする。
「日本の法律でダメみたいだね。でも私は…二人の気持ちが本当の物なら応援したいかな。」
「…。」
「多分、その道には辛いことや大変な事が沢山あるだろうけどさ…そんなのも笑い飛ばせる位に幸せになってやればいいんじゃないかなって、私は思うよ。」
きっと心から愛せる人とならそれくらいにならないと本当大変だと思う。
「だから間宮も気にしなくていいよ。」
「提督…。」
「あ、無理矢理はダメだからね?ゼッタイ!」
自分の顔の前で人差し指を立てて力説する。
「…ぷっ…ふふっ……。」
「あー笑うところじゃないよー?」
「あは…ご、ごめんなさい。」
「もー…。」
いきなり笑い出す間宮。
私は頬を膨らまして拗ねてしまった。
だって…笑わなくてもいいじゃない…。
それから消灯時刻までのんびりと二人で夜風で涼みながら過ごした。
間宮はどこか吹っ切れたのか凄くいい顔をしていた。
―続く。
読んでいただきありがとうございました!
そしてコラボしてみたいなーとか凄く無謀な事を考えてしまいますねぇ…。
まあ、このイベントが終わらないと書けないので暫くはお預けですねー(泣)
では、感想などありましたら言って下さい!
次回お会いしましょー♪