転生したらデストロイアだった件…何故!? 作:アルプスのラスカル
「うーん。苦しい」
「ぐぅぅぅぅ」
「ガァァァァァア」
「みんな寝相悪いな…」
寝苦しいから起きて見ると、ミリムに死なない程度に抱きつかれ、ノワールからは尻尾で足に絡み付いている。
「おい」
「ぐぅ、ぐぅ」
「……」
「起きろって!」
「デスなのか?お腹空いたのだ〜。ご飯よろしくなのだぁ」
くっそ、昨日ムカデだけど取ってきてくれたし。
狩りに行くか。
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「今回のドラゴンクッキングは…この鳥です!」
じゃん!今回はこの何でも丸呑みするような口を持つ鳥を調理します。
此奴は自分が森に入ろうとすると、背後から丸呑みにするかの如く、口を開けて襲ってきたから尻尾で掴み首を折る。
「羽毛を毟って、首を切ると…」
「ゴポォ!」
「汚っ!?って卵?」
鳥が何か吐き出したかと思ったら、卵だった。
しかも鳥と比べると大きさに違いがある。
育ててみるかな?
卵を近くに移動させながら、調理を続ける。
「そして鳥を棒を突き刺して丸焼きにして出来上がり!」
「美味しそうなのだ!早く食べるのだ!」
「グゥガァ」
此奴らはまるでハイエナのように起きてきた。
「色々言いたいことがあるが、まぁいいか」
「もきゅもきゅ、それよりデスその卵は何なのだ?」
「分からんなぁ、育ててみようと思うが」
「面白そうなのだ!育てるのだ」
★☆★☆★☆★☆★
「あれから1ヶ月が経ちました」
「デス何言ってるのだ?」
「…何でもないよ」
「あれ?卵はどこに行ったのだ?」
「ほら下にあるだろ」
「あれこれもう少しで生まれるのだ」
「マジ!?」
「意味はわからないのだが、マジなのだ」
そうこうしてるうちに、卵にヒビが入ってきた。
ミリムやノワールは真剣に見ている。
すると中から何かの目が自分を見てる。
「きゅー!」
「「…カワイイ(のだ!)」」
しかしこれ何なんだ?
するとヨチヨチ歩きながら頑張って卵の殼から出てきた。
この生き物は亀みたいだが甲羅が小さい火山のようになってる。
「デ、デス!これラヴァタートルなのだ!?」
「は?何それ美味しいの?」
「いや、ラヴァタートルは私でも少し苦労する相手なのだ」
「まじで!」
「しかも凄く大きくなるのだ!あの山みたいに」
自分はその小さな亀を持って宣言する。
「お前の名前はカグツチだ!」
「きゅーきゅー!」
カグツチと俺は相性がいいらしい。
大きくなれば、デストロイアの能力を十分活かせるぞ!
魔物とか倒させて強くならないと。
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「勇者よ!まだなのか!まだ黒竜を倒さないのか!?」
「何だよぉ、いいだろう?それとも王様が戦う?」
「あいつは勇者の仕事だろう。我は王様だから前線にいてわいけないのだ…しかし勇者よ、民をそこまで殺さないでくれ」
「いいじゃないか、まだ沢山いるんだからさ!それにしても本当にこの世界はいいなぁ!人を芸術品にするのは罪にならない」
そこには沢山の屍と返り血で黒髪が赤く染まった勇者とおぞましい絵画があった。
「早く黒竜を倒してこの男を殺さねば、この国が崩壊する… そろそろ進軍を開始するか」
なんか最近この小説がメインになってる気がする…