ぬらりひょんの孫~北方に住む最強~ 作:らんらん
他作品キャラ登場の為、苦手な方はブラウザバックをオススメします。
第1話
ー北海道・札幌ー
札幌の街中に一軒の大きな日本建築の屋敷があった。そこに住むのは一人の青年を長とした一つの家族の様な大きな組織。その組織は普通とは一つだけ違うところがあった。
その違いとは、彼らが妖怪という事だ。
彼らは普段、北海道の各地に住んでいるのだが、会議などで集まる時は青年の住む屋敷に集まっているのだった。
そして彼らは月に一度の会議の為に屋敷の大広間にて集まっていた。
上座に組織の長である皇 廻が座り、その隣に側近である狼のケモ耳のある白髪少女が座る、そこからは縦二列に幹部たちが座っていた。
「それでは今回も集まってもらい感謝する。今回の議題は京都についてだ」
会議を始める時間となり、廻は今回の議題を発表する。議題が彼らの活動する北海道に関する事では無く、それなりに遠く離れた京都に関することに不可解そうな幹部もいるが、誰も何も言わずに話を先に進めさせようとしている。
「これについて、今回報告をしてくれた狐さん、よろしく」
「ええ、承ったわ、とっとこさん」
狐と呼ばれたのは廻のすぐ近くに座っていた狐の面を被り、水色の着物の女性だ。彼女は廻に促されると報告を始める。
「ふふ……先日、私の組の者が各地の情報収集をしているときに京都の陰陽師が結界を破られて死んだとのことよ。この事を話していたのは花開院本家の者だったから間違えは無い筈よ」
「と言う事だ。俺の予想だが、恐らく花開院13代目当主の張っていた結界が年月と共に劣化、弱った所を破られたんだろう。そこでだ、ちぃっとばっかし京都に行ってくる」
その言葉に狐と白髪少女以外が固まっていた。当然と言えるだろう。当主自らあの京都に行くのだから。
「な、なな、何を言っているよ!? あなた、何を言っているのか分かってるの!?」
一番初めに硬直から解けたのは雪女の雪奈だ。
「おう。分かって言ってるに決まってるだろうが。妖怪退治のプロが結構やられてるんだ何かが起こる。それも大規模な戦闘だろうな」
「だったら!」
「だからこそ、一番強い俺が行くべきだろう。これは情報収集も兼ねている。戦闘に巻き込まれても大丈夫な奴が行くべきなんだ。それに、何か面白い事になりそうなんでな」
「……はぁ、そう。そこまで言うならもう何も言わないわ。で、連れていくのは誰なの?」
雪奈は廻が行くのを止めるのを諦め、彼が誰を連れていくのかを聞く。
「それを今から発表する。今回はそこまで連れていかないからな。連れて行くのは、白野威、狐から情報のやり取りとして夜叉姫を連れていく。それ以外は北海道の守備を任せた」
その言葉に一同は頭を垂れて「御意」と言い、それぞれがやるべき事をするために大広間を出た。
大広間に残ったのは廻の他に白野威、狐、の三人だけだ。
狐がトントンと指で畳の床を叩くと彼女の影から紺色の着物を着て、腰には二振りの刀を差した側頭部から角の生えた少女が出てくる。そんな彼女の背後には闇がウネウネと蠢いている。
「……それじゃあ夜叉姫、これからとっとこさんの命令に従ってね」
「了解しました」
「ふふ……とっとこさん、気をつけてね」
それだけ言うと狐は大広間から出ていった。
「さて、京都に行くのは明日、少しだが遠野にも寄り道をしていく。何か質問何かはあるか?」
その言葉に白野威と夜叉姫は首を横に振る。
「よし、なら明日の早朝に出る。準備をしっかりと整えておくように」
そう言い終えると廻は大広間から出ていく。その後ろを二人はついて行った。
字数、少ないかな?できればもちっと書ける様になりたい。
他作品キャラの紹介
・狐 原作:幻獣物語2
・白野威(今回は擬人化してます) 原作:大神
・夜叉姫 原作:幻獣物語2
からお借りしました。