FAIRY TAIL 亡霊の銃撃士 作:コッコ
リセラは目を覚ますとギルドの医務室のベットだった。身体中に包帯が巻かれて痛々しい状態だったが痛みを堪えて起き上がる。
「私はあの時・・・」
リセラは頭を押さえて気絶した理由を思い出そうとする。記憶が曖昧で思い出せずにいると扉が開かれてミラが入ってきた。
「あら目が覚めた?」
「ミラさん・・・私はどうしてこんな大怪我で気絶したのでしょうか?」
「あなたは神鳴殿のラクリマを多く破壊して気絶したの。気絶した後に他の人達が見つけてあなたを運んだのよ」
「・・・そうですか」
リセラはミラの言葉を聞いて思い出したかの様に記憶が甦る。激痛を伴ってその後、気絶してしまったのだ。
「(情けない・・・)」
リセラは自分もまだまだ、だと認識してベットから降りようとした瞬間、体に激痛が走る。
「うッ・・・!?」
「こら!あなたは一様重症なんだからしばらく休んで。」
ミラに怒られてリセラはベットに寝かされる。
「そうえば他の皆は?」
「皆は無事よ。エルザもあなたと同じ位のダメージを負ってたけどピンピンしてるわ」
笑顔でエルザがピンピンしてると言うミラにリセラは本当に自分が情けなく感じた。リセラがベットで右向きになって見るとマカロフが座っていた。
「よぉ!やっと気づいたかの?」
「何時からいたの?」
「え?リセラがここに運ばれる前からだけど・・・気づいてなかった?」
ミラが笑顔で言う。リセラもまさかマカロフまで医務室で休んでるとは思ってはいなかったのでかなり驚いている。
「お主、体を張ってよく街を守ってくれた。礼を言うぞ」
「成行ですよ。ジュビアを助けられて次いでだからやったまでです・・・」
リセラがそっぽを向いて言う。マカロフは笑って言う。
「成行か。だが、お主も心の何処かで守りたいと思ったのではないのか?」
「ッ・・・そんな事は・・・・・・」
「よいよい誤魔化さんくても・・・それがお主の本当の本質であり求めていた力じゃ」
「本質が力?」
マカロフの言葉にリセラは首を傾げる。
「人を想う気持ち、仲間を想う気持ちは見せかけの力よりも強い物であり人を傷つけていく物より守る物方が強い力を発揮できるのじゃ」
「それが別の方法で手に入る力ですか?」
「そうじゃ・・・」
リセラは自分の手を見る。今まで多くの血で汚した手を見て自分にそんな想う気持ちを持って良いのか分からなかった。楽園の塔で最初に殺してからギルドを汚した者を誅殺し続けたこの手でと。
「マスター私は・・・」
リセラが言い掛けた瞬間、扉が開く。入ってきたのはラクサスだった。